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2020.06.09

キーワードは腸活! アジアを代表するイケメンシェフに聞く、夏に向けたモテる身体づくりのヒントとは?

withコロナ時代の「ニューノーマル」な生活が始まって、ステイホームでダブついたお腹周りが気になっている人も多いはず。ここは急激な運動より「腸活」で体の内側からダイエットをスタートさせるのがよろしいかと。アジアを代表するシェフのオススメは「コンブチャ」です。

CREDIT :

取材・文/仲山今日子

▲アジアを代表するイケメンシェフ、アンドレ・チャン氏と奥様。(C)Vipp + 森:CASA 
緊急事態宣言もようやく解除、まだ安心とはいきませんが、それでも少しずつ始まる「ニューノーマル」の生活に向けて、ステイホームでなまった身体を引き締めたいところではないでしょうか。

そんなアナタにおススメなのが「腸活ダイエット」。大人の男としては急激な運動で体に過度な負担をかけるより、まずは腸内環境を整え、腸を活性化させて自然に痩せる体づくりを目指すのがよろしいかと。

「それなら任せてください」と言うのが台湾出身の世界的名シェフ、「RAW」のアンドレ・チャン氏。
アンドレ氏はモデル経験もあるイケメンシェフ。188cmの長身、兄が俳優、奥様も元モデルで本人は著名なファッション誌のエディターだったという洒落者。

もちろんシェフとしてのキャリアも特筆モノ。15歳でフランスに渡り、三つ星の名店で責任あるポジションを歴任したのち、シンガポールにあった自身の店「レストランアンドレ」では、ミシュラン二つ星、アジアのベストレストランでも第2位に。

2014年に母国台湾に、台湾の食材を使い、地元の味をフランス料理の技法で緻密で華やかな料理に昇華した「RAW」を開店、ミシュラン二つ星、今年のアジアのベストレストラン50でも36位に選ばれています。
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欧米セレブの間でも人気が再燃しているコンブチャとは?

そんなアンドレ氏が提案するのは、免疫力アップの鍵として話題の「腸活」。「レストランアンドレ」時代から、料理に積極的に発酵を取り入れて来たアンドレ氏のイチ押しは、そう、「コンブチャ」!

コンブ…昆布…昆布茶……と考えたアナタ!  残念ながら違います。
ああ、紅茶キノコね!  まぁ、そうなんですけれど、脳内に浮かんだレトロなイメージはちょっとストップ! 今は、あの歌姫レディ・ガガがダイエットに取り入れるなど、欧米のセレブを中心にその人気が再燃して女性誌でも大注目なのです。

とはいえ、商品として購入しようとしても、日本では扱っている店が多くないし、正直言うと、ワインボトルサイズで1本数千円するなど、決して安くはない買い物になってしまうのも確か。
でも、自宅で作れば、初期投資は紅茶キノコで言うところの「キノコ」の部分である、菌の集まりで「スコビー」とも呼ばれるスターターのみ。あとは紅茶など好みの茶葉と砂糖、そしてガラス瓶と温度計があればできるという、実は財布にも優しいドリンクなのです。

家で簡単に作れて、腸内環境が整えられ、今だからこそ特に気になる免疫力アップやダイエット効果も期待できそうなコンブチャ。しかも、海外セレブをはじめ、女子ウケも抜群だから、完成した暁には、彼女と自家製コンブチャでヘルシーな朝のスタート、というのもいいかも。これぞ「おウチ時間」の完璧な活用法では……な〜んて。
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アンドレ流コンブチャの作り方を伝授

アンドレ流コンブチャの作り方
■材料
水2リットル
砂糖160g
紅茶や緑茶、中国茶などのティーバッグ6個
スコビー(スターター)1個
■作り方
1) 水と砂糖を大きい鍋に入れて沸騰させる。
2) 火を止めてティーバッグを入れ、10分浸す。
3) ティーバッグを捨てて、25度まで冷ます。
4) 清潔なガラス瓶に入れて、スコビーを優しく入れる。清潔な布(手ぬぐいのような薄いもの)で蓋をして、紐などで瓶に固定させる。
5) 20〜30度の、清潔で乾燥した、直射日光の当たらない場所に置き、好みの味になるまで、7〜30日間発酵させる。
「基本的に、今の日本の気候であれば、室温でOK。大切なのは、何度で、温度がどれだけ安定しているか。それによって、菌の活性度が異なり、発酵にかかる時間や味の質を変えて行くからね」と、アンドレ氏。

※甘みのあるものが好みの場合は早めに発酵を止め、酸味をしっかり感じたい場合は長めに発酵させてください。発酵を止めたい時点で冷蔵庫へ、この時点からは蓋をしても良い。スコビーは、取り出しておけばまたスターターとして使えます。
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ちなみに「レストランアンドレ」では、ワインなどのアルコールペアリングだけでなく、「Jus des Idees(理想のジュース)」として、ジュースペアリングを提供していました。

「料理の技法でもっとも美しいのは、『時間』という技法だと思う」というアンドレ氏。自然の素材を発酵させることで、甘すぎず、食事にも合うドリンクに仕上げていました。当時は、コンブチャをベースに、乳酸菌を加えるなど、異なる菌を加えた発酵でジュースを作っていたのですが、日本で手に入る食材で、簡単に作れるコンブチャドリンクの作り方を聞いてみました。
アンドレ流コンブチャドリンク「菊の花、野の花のはちみつ、海塩」の作り方
■材料
水250cc
乾燥した菊の花12g(ドライカモミールでも代用可能)
はちみつ8g
塩ひとつまみ
白茶(発酵の度合いが弱く、緑茶に近い色合いの中国茶。日本の緑茶でも代用可能)を使ったコンブチャ 1リットル
■作り方
1) 水を大きな鍋に入れ、85度まで温める。
2) 火を止めて、菊の花を浸す。
3) 室温になったら、コンブチャに注ぎ入れ、その他の材料も足して混ぜる。
4) 布を通して濾す。
本来なら、この後に再度発酵させ、さらに急速冷凍してクリアなジュースにするという過程が必要なのですが、家庭用にアレンジしたレシピとなっています。

「料理を考える際に大切にしているのは、味、ボディ、アロマの3点が美しいトライアングルを描くこと」というアンドレ氏が勧めるのは、ジュースと料理のペアリング。「料理の中に欠けている味があれば、それをジュースで補うといいですね」とのこと。

さっぱりとしたトマトのサラダや冷製パスタなど、これから夏に向けての料理とも相性が良さそうです。

「温度や湿度、置かれた条件によって、同じレシピでも少しずつ違ったキャラクターがあるのが発酵の面白さ」というアンドレ氏。繊細なケアが必要な発酵はまさに生き物、毎日温度やタイミングに気を配り、愛情をかけてじっくりと育む発酵の世界は、どこか恋愛にも似ていたりして。発酵上手は恋愛上手、夏に向けて、まずはコンブチャ作りで、あなたの恋愛偏差値を試してみては?

● 仲山今日子(なかやま・きょうこ)

テレビ山梨・テレビ神奈川アナウンサーなどを経て、World Restaurant Awards審査員。現在、食と旅をテーマに日本とシンガポールの雑誌に日本語・英語で執筆中。趣味は秘境旅行、キリマンジャロ登頂など、訪れた国は50カ国以上。ワインエキスパート、日本酒唎酒師の資格取得。IG:kyokonakayamatv

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