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2019.02.24

【超高級】とんかつのファーストクラス、見つけました。デート、接待にも使える名店はココ!

「今日ロース食いたいなぁ」「いや、夜も忘年会だし、ヒレにしとくか」などという些末なお悩みは、ここ「銀座かつかみ」ではご無用。美味しいところをみつくろってほんのひと口ずつ、なんて贅沢な味わい方で、デートにも、ビジネスディナーにもイケる超高級とんかつ店をご紹介します。

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文/秋山 都 写真/菅野祐二

毎回、旬のレストランや話題の新店をご紹介していく連載「美食のネタ帖」。「なんか面白い店ないかなぁ」「最近どこか行った?」と聞かれることが多いLEON.JP食いしん坊担当がガチでおすすめなお店を紹介いたします。本連載ではお店を選ぶ際に、この3点をセレクトの条件としました。

高くて美味いは当たり前。たまには贅沢できる適度な価格帯であるべし。

予約がとれない名店は高嶺の花。会員制や紹介制ではなく、実際に電話が通じるお店であるべし。

大通りの洒落たハコばかりではなく、路地裏のひっそりとした名店を探すべし。縄のれんや赤ちょうちんを嫌う女子はこちらから願い下げるべし。

つまりは、高すぎなくてコスパよく、居心地よくて実のあるお店、というわけ。当方、かなりお酒を“たしなむ”タチですので、どうしても酒飲みに寄りがちな内容となりますが、その点はご容赦のほど。

さて、その第2回はこちらのお店。

とんかつをコース仕立てにした「銀座かつかみ」

サクッと切れたひれカツににじみ出る、肉のジュース。ここに旨味がギュッ。
昔、私がまだ番茶も出花だったころ、「どんな男が好きなの?」と聞かれたときは、「ロースかつをオーダーする男」と答えていました。肉は脂がおいしいのだ(と思い込んでた)し、ロースくらいの脂身で胃もたれするような虚弱な男子はお断りよ!てな、意気込みです。

そこからウン十年。かく言う私が、ヒレのおいしさに開眼し、また、そんじょそこらのとんかつ屋のロースかつでは少し重たく感じるようになりました。「ヒレかつを頼む男も悪くないな」なんて思い始めたときには、「どんな男が好き?」なんて、色気のある話題もとんと振られなくなっているという…人生の皮肉。まあ、それはおいといて。

さて、「銀座かつかみ」。ここではその「ロースにする? ヒレにする?」というお悩みは無用です。なぜなら、ヒレもロースも本当においしい一片を最高のタイミングで口にできるから。天ぷら屋や鮨屋のようなイメージ、といえば伝わりやすいかな。
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「とんかつの表面の肉汁をチュッと吸ってください」

夜のコースの最初に供されるトマトの出汁サラダ。
たとえば夜、5000円のコースは、こんなラインアップです。

・ トマトの出汁サラダ
・ ひれかつ
・ 本日の赤身のかつ(1)
・ 本日の赤身かつ(2)
・ メンチカツ
・ 口直し
・ 生車海老のエビフライ
・ ロースかつ
・ 肩ロースかつ
・ お食事

いわゆる普通のとんかつを一枚食べるとき、たとえばロースなら、左から2枚目がいちばんおいしい(あくまで私調べ)のですが、はじっこはどうしても脂が強いし、ヒレカツなら最後に残るひとかけはどうしても冷めています。

「銀座かつかみ」のとんかつは、その部位をブロックから切り出したら、叩いたり、潰したりして無理に柔らかくしようとせずに、ひと口単位で揚げ、最高のタイミングで目の前にサーブしてくれるというわけ。たとえばひれかつなら、
肉汁はすぐに乾いてしまうので、この撮影も少しタイミングを逃して乾き気味。本来はもっとジュースが浮いています。
こんな感じ。肉の表面に湛えられた肉汁を「まずはチュッと吸ってから召し上がってください」と言われるので、言われるがままに吸ってみますと…‥ほのかに甘いんですね、肉のジュースって。
「とんかつは、まずそのまま、肉の面を上にして召し上がってください」とのことで、「塩もつけずに食べるの?」と半信半疑ながら従ってみますと、これがまたおいしくて。思わず「味付けしてから揚げているんですよね?」と確認しましたが、ほんとに何もしていないんですって。また「肉の面を上にする」とは通常、揚げ衣が触れる口蓋と舌に、ダイレクトに肉そのものを感じる食べ方。普段と違うことをするだけでなんだかドキドキするものですね。

その後は、ほんの少量の塩(ヒマラヤの岩塩)をつけつついただきました。もちろん卓上にはバルサミコ酢を配合した特製ソース(ランチタイムにはこいくちとからくちの2種ソース)が用意されていますが、塩とんかつがおいしすぎて、なかなかソースが使えなくて。味わいだけではなく、香りや食感が部位によって異なるので、それを味わおうと思うとソースは不要なのですね。ちなみにディナー時の豚は旨味と甘みのバランスのすぐれた〈米澤豚一番育ち〉を使用しているとのこと。
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さて、とんかつの興奮さめやらぬうちに、早くも〆のお食事の時間です。白いごはんもこだわりぬいて、北海道の「ゆめぴりか」を減農薬で栽培している「貫(つらぬき)」を使用しているのだとか。それとお味噌汁で〆るのもよいのですが、今回はこちらを。
そう、カツカレー。「カツカレーきらい」という人がこの日本にいるものでしょうか。少なくとも私は会ったことがありません。この日はランプのカツを、少し甘口のカレーにたっぷりと乗せています。お腹いっぱいでもこれだけは残せません。
このとんかつコースをひとりで執りしきっているのは日向準一さん。ホテルやバンケットでの経験をベースに、高田馬場の有名とんかつ専門店(しかし、馬場にはとんかつの名店が多いですね)のオープニングに関わり、満を持して18年8月「銀座かつかみ」の料理長に就任したというお方です。ちょいコワモテ?とも思いましたが、お話すればやさしい、そしてとんかつへの想いが熱い、職人気質な方でした。
あ~、カツカレーまでいただいてすっかり満足、満腹。と思ったら、隣の方がすてきなデザートを食べているではありませんか。思わずパチリ。7000円コースにはデザートでかき氷がついてきます。フレーバーは選べるそうですが、こちらはカフェオレ。「銀座かつかみ」のとんかつは重くないので、口の中が脂でもたつくことはないのですが、それでも食後のかき氷とはうれしいな。

とんかつがコース仕立て、ということは、飲みながらゆっくり食べられるということでもあり「銀座かつかみ」にはソムリエがいるので、ワインとのペアリングも楽しめます。泡―ロゼー白―赤と4杯で3500円ということですので、もし5000円コースなら、飲んで食べて1万円いかないということに。これはかなりのコスパ良。

なぜ今までなかったんだろうという発想の転換により、デートにも、ビジネスディナーにもイケるとんかつ店。これは「美食のネタ帖」に加えておけば重宝しますよ。

■ 銀座かつかみ

住所/東京都中央区銀座5-6-10 ミヤコビル 5階
予約・お問い合わせ/03-6263-8720
営業時間/11:30~14:00(L.O)、夜は 18:00~、19:00〜、20:00~から選択
定休日/月曜(月曜日が祝祭日の場合は通常通り営業)

※ 9席のカウンターと4席のテーブル1卓。夜は要予約。ランチも予約が望ましい。

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