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2018.07.25

これだけ知っておきたい、モテる最旬スパークリングのネタ5

「とりあえずビール」より「とりあえず泡」のほうがモテそう。でも、「とりあえずシャンパン」「とりあえずフランチャコルタ」のほうがもっとモテそう。複雑でわかりにくいスパークリングの世界から、いまこれだけは知っておきたいネタをプロに聞きました。

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文/秋山 都 写真/松井康一郎

今日も暑い日本の夏。仕事終わりにワインバーにでも行ったと思し召せ。口切りにはノドをすっきりシュワシュワと潤したいから「とりあえず泡で」と注文する方が多いでしょう。でも、ひと言に「泡」といっても、シャンパン、スプマンテ、プロセッコ、フランチャコルタ、カヴァなどなど産地と製法によって種々あることはLEON.JP読者ならご存知かと。
また女性としてみれば「ほら、シャンパン頼んでおいたよ、かんぱ~い!」と差し出されたグラスに安価なスパークリングがなみなみと注がれていたときの落胆といったら。いまこの瞬間も日本のどこかで誰かがガッカリしているに違いありません。

では、男も女も老いも若きも、今これを知っていたらモテる泡のネタとはなんですか?
東急百貨店本店 和洋酒売り場「THE WINE」でソムリエを務めながら、ワインスクールで数々のセミナーも担当する藤巻暁さんに聞きました。
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【ペットナット】

ペットナット4種。左より、Yetti and the kokonut(オーストラリア)4400円、BK WINES Petillan Naturel(オーストラリア)3400円、Grape Republic Kindeli(日本)2800円、Johan Vineyards  Petillan Naturel(アメリカ)3700円/すべてThe Wine(東急百貨店本店) *価格はすべて税別
「暑くて身体が消耗している日にはそれほど発泡感が強くなくても喉ごしよくシュワシュワと感じるもの。スペイン・バスク地方のチャコリやポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデなどいくつか微発泡のタイプはありますが、いま流行の兆しを見せているのがペットナットです。

ペットナットとはPET-NATと書きます。まずPETとはペティアン、つまりアルコール発酵途中に瓶詰めを行い、発酵で生じる炭酸ガスをそのまま自然な形で含んだフレッシュな "にごり発泡ワイン"のこと。そしてNATとはナチュラルの意味でして、つまりペットナットとは自然派のペティアンという意味。

よくシャンパーニュがロレックスなら、ペットナットはスウォッチだ、なんていう喩えが使われるんですが、低アルコールでフレッシュな味わいは食事にも良くあいます。第一、『シャンパーニュ飲みたい』という女性に『今夜はいま旬のペットナット飲んでみない?』という返しはスマートでいいんじゃないですか? お財布にもだいぶ優しいですしね(笑)」
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【第三国のスパークリング】

ベンジャミン・ブリッジはいま注目を浴びるカナダ、ノヴァ・スコシア州の造り手。Benjamin Bridge NOVA7 3200円、Benjamin Bridge NV 4500円/ともにThe Wine(東急百貨店本店)
「伝統的なワインを造る国として知られているのはフランス、イタリア、スペイン、ドイツなど。ほかに大航海時代以降にワイン造りが伝えられたアルゼンチン、チリ、アメリカ、オーストラリアやニュージーランドはニューワールドのワインとして区別されることが多いですね。

でもいま、意外に注目されているのがイギリスやカナダ、オーストリア、南アフリカなどの産地。これらの産地は元来ワイン造りには少し寒すぎた。でも昨今の温暖化で気候が変動して、いまちょうどワイン造りに向いているようなんです。以前は自国での消費分だけ生産していたようですが、品質が上がるとともに海外へ輸出されるようになりました。

これらはニューワールドといえばニューワールドなんだけど、厳密にいえばちょっと違う。と、そんな話を前フリに乾杯していただければ盛り上がるんじゃないでしょうか」
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【スパークリングSAKE】

和洋酒売り場はワインのみならず日本酒の豊富なラインナップも評判。獺祭1550円、八海山1900円、咲460円、土佐鶴あわつる640円、一ノ蔵すず音741円/すべてThe Wine(東急百貨店本店)
「ニューワールドでも第三国でもない、ついでにワインでもない(笑)。こちらは日本酒です。日本酒の発泡タイプといえば獺祭スパークリングが有名ですね。でもほかにもスパークリングを製造し始める造り酒屋は増えており、製法もシャンパーニュのように瓶内二次発酵させるもの、炭酸ガスを注入するもの、またさきほどのペティアンのように発酵途中で瓶詰めする“活性にごり”タイプなどさまざま。

東急百貨店の売り場にもSparkling SAKEを探しにいらっしゃる外国人のお客様が増えていますが、かなり人気があるのですぐ売れてしまうことも……。裏ワザとしては『生酛のどぶ』(奈良県・久保本家酒造)などの濃いめのにごり酒をソーダで割って飲むこと。最近では『山陰東郷』などソーダ割専用の日本酒も登場しています」
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【シードル】

オーガニックで中辛口。シードル ヴァル・ド・フランス1360円/The Wine(東急百貨店 本店)
「ワインじゃないのをもうひとつ。こちらも最近流行中のシードルです。『これ、ジュースだろ』とおっしゃるお客様がまれにいらっしゃいますが、ボトルにCIDREと書いてあるのでサイダーと勘違いされているのですね。確かに英語ではサイダーと読みますが、あの“初恋の味”がするドリンクとは別物ですので念の為(笑)。

シードルはリンゴを発酵させてつくる酒でして、世界のさまざまな場所で古くから造られています。よく知られているのはフランスのブルターニュ地方とノルマンディ地方。これはカジュアルな酒ですから、グラスではなく、フランスではよくボウルのような素焼きの茶碗に入れて飲んでいますね。シードルを飲むならぜひ昼間に。テラスや庭、海辺など明るい陽光の下で飲むシーンに良く似合いますね」
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【アウトドアグッズ】

ワインを入れて持ち運び、出先ではそこに氷や水を入れることでクーラーとしても使えるワインク―ラーバッグ600円、組み立て式で簡単にワイングラスになるプラスチックグラス6脚セット800円/ともにThe Wine(東急百貨店 本店)
「では最後にアウトドアで楽しむ泡のお話を。最近はグランピングブームで野外でもスパークリングワインを楽しみたいという方が増えてきました。せっかく気合いを入れてワインを用意しても、それを冷やすのがバケツや洗面器ではさびしいですね。紙コップでワインを飲むのは論外。紙のザラザラとした口当たりや匂いがワインの繊細な味わいをだいなしにしてしまいます。

最近はワインをスマートに持ち運んで、野外でもおいしく味わうためのグッズが数多く誕生しています。うんちくや知識を語るのもいいけれど、実際にワインを飲む時にさっとアシストできるのが本当にモテる男なんじゃないでしょうか。ぼく? ええ、モテる自信ありますよ(笑)」

◆ 東急百貨店本店 和洋酒売り場「THE WINE」

住所/東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL/03-3477-3111(代表)
営業時間/10時~20時
定休/百貨店の休館日に準じる

● 藤巻 暁 / AKIRA FUJIMAKI

J.S.A.認定シニアソムリエ。東急百貨店本店和洋酒売場に勤務。大学在学中からワインに魅せられ、フランスを周遊。その後飲食店やワインバーでの勤務を経て現職。わかりやすい言葉で、顧客のニーズに答えるワインセレクトには定評がある。

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