2018.02.21
接近戦必須! おでんデートでふたりの仲をアッツアツに
もっと彼女に近づきたい? ならば計算いらずに堂々と密着できるのは、まだ寒い季節のおでんやさん。屋台仕立てから老舗まで美味しいおでんやさんをご案内~。
- CREDIT :
写真/野頭 尚子 文/中島 由貴
ひとりで気軽に楽しめるのもおでんの魅力のひとつですが、それだけじゃない! 実はデートへ連れ出す“いいダシ”になるんです。まず、人気の具材といえば、大根、こんにゃく、厚揚げに、牛すじなど、低カロリーで栄養満点のものばかり。さらにたっぷりと出汁を含んでいるので少量でも満足度が高く、女性にとってまさに理想の美容食。
そのうえ、ふんわり湯気をくゆらす鍋を前に、充分に旨味を吸った種をフーフー、アチチッ!とひとたび頬張れば、ふたりの顔も仲もぐんぐん接近していくという算段です。
まずは自然な流れで接近戦へ持ち込める、秘密の1軒へお連れします。
室内なのに屋台!? な仕掛けがユニーク
◆ 屋台おでん屋 四谷

オヤジ心をくすぐる(若い方はインスタ映えウケする)ノスタルジックな世界観にひたっている暇もなく、すぐに鼻と胃袋を刺激する出汁の立ち込めるいい香りがしてきましたよ?



お酒好きな諸兄には、ここでひとつ裏メニューを。具材の旨みが染み出たおでんだしと、目の前であたためられた日本酒とで割る「だし割り」は、常連客なら必ずと言っていいほど注文する一杯なんだそう。
これをクイッといきながら、おでんをハフハフ……なかなか味わえない幸せです。



◆ 屋台おでん屋 四谷
住所/東京都新宿区四谷1-4-2
お問い合わせ/03-3226-0797
営業時間/月~土 16:00~23:00
定休日/日曜
風情あふれる店内でほっこり
本物を供する老舗店をおさらい
さらに大正時代には、東京の料理人によって関西に伝わり、みそだれのおでん(田楽)と区別して「関東煮(かんとだき)」と呼ばれるようになったんだとか。当時の関東煮の味を今に継いているのが大正12年に銀座で創業し、後に移転した「日本橋 お多幸本店」なんです。
掘りごたつでほっこり♡
独創的な老舗おでんに舌鼓
そして、こちらといえば、銅製のひょうたん型大鍋が名物です。年季の入った鍋の中、鯖節、鰹節、昆布、干し椎茸の石突からとる25年かけて築き上げたという関西風の出汁に、ずらりと並ぶ具材を見ているだけでヨダレが止まりません(笑)。やはりデートでなら、掘りごたつカウンターの、鍋の目の前となる中央が特等席です。
しかも、混む時期は隣同士肩が触れ合うほどぎゅうぎゅうになることも。これなら「やっぱり混んでるね〜」なんて言いながら、堂々と密着できちゃいますね。
どこか懐かしくほっと落ち着く老舗店らしい雰囲気と、守られ続ける老舗の味をいただく夢のような時間。まだまだ終わらぬ冬を楽しみ尽くすなら、こんなおでん屋さんを大切な人と巡ってほっこりしませんか?
◆ こなから 本店
住所/東京都文京区湯島1-9-6
お問い合わせ/03-3816-0997
営業時間/月~土 18:00~22:30(L.O. 22:00)
定休日/日、祝