
“霜降り礼賛”の時代を経て、最近は脂質と赤身のバランスがすぐれた牛肉に人気がシフト。赤身肉ブームの流れもあり、外国産の牛肉を使うレストランも増えています。なかでも、フレンチのシェフを中心に人気なのが、BSE問題以降、長きにわたり輸入が停止されていたフランス牛。
輸入の規制が緩和された2015年末には、パリでカリスマ的な人気を誇るレストラン併設型の精肉店が上陸し、大きな話題を呼びました。フランスの牛は豪州産や米国産とはまた違い、熟成させることでより肉の美味しさが増す赤身肉が主体。熟成させた赤身は火の入れ方はもちろん、料理人の技量が求められる部分が大きいので日本ではまだまだ提供している店が少ないのですが、フランスは欧州一の牛肉産出国としても知られているため、今後、ニーズが高まることは確実。今回は、そんなフランス牛の美味しさを堪能できる2軒をご紹介したいと思います。
パリで一番のステーキ店が日本上陸
◆ ル・セヴェロ

ここの看板肉は“フランスの神戸牛”と称されるバザス牛ですが、実は本店では最近までバザスの取り扱いはなかったのだとか。パリ本店のオーナー、ウィリアム・ベルネ氏が来日時にこのステーキを食べて感動したことから本店にもオンメニューしたというエピソードが。


◆ ル・セヴェロ
住所/東京都港区西麻布4-2-15
営業時間/12:00~15:00、18:00~23:30
定休日/日曜・祝
予約・お問い合わせ/☎03-6427-1384
●仏産ブランド牛“バザス”熟成ランプ
(200g)4900円
フランス最古の食肉牛は肉質柔らかくさっぱり味
◆ サクレフルール



◆ サクレフルール
住所/東京都新宿区神楽坂3-2 大宗第五ビル
営業時間/ランチ 11:30~14:30(火~金)、12:00~15:00(土・日・祝)、ディナー 17:00~23:30
定休日/月曜
予約・お問い合わせ/☎03-6228-1513
●フランス産シャロレー牛 肩ロース(300g)3600円