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2017.07.11

夏が旬の生ウニ、あえての土鍋ごはんで食べたら驚きの美味しさ!/中目黒「夕月」

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文/柏木智帆
生ウニがおいしい季節です。でも、生で食べておいしいウニを、あえてお米と一緒に炊き込んだ贅沢な土鍋ごはんが楽しめるお店があるのです。それが東京・中目黒の「夕月」。せっかくの生ウニに火を通すなんて…と思われるかもしれませんが、炊いたまま食べておいしいお米と、生のまま食べておいしいウニのマリアージュは、誰もがうっとりする味わい! 日頃から舌の肥えた彼女だって、ひと口食べたら思わず笑みがこぼれること間違いなしです。
中目黒駅から徒歩5分。窓がない全面珪藻土の壁に小さな入口が一つだけというシンプルな佇まい。一見、和食店とは思えない外観です。中へ入ると、どっしりと風格があるオールドチークのカウンター8席と、同じ材を使ったテーブル席が3卓。カウンターには天井まで届きそうな草花がダイナミックに生けられ、落ち着いた店内の色調に爽やかな彩りを添えています。和食店独特の張りつめたような緊張感がなく、気軽でありながら洗練された雰囲気です。
オーダーから待つこと40分。運ばれたウニ土鍋ごはんの蓋を開けると、目に飛びこんでくるのは、ぷりっとしたオレンジ色のウニ。思わず「わ!」と声をあげてしまいます。立ち上るウニの香りにうっとりと浸る間もなく、すぐにスタッフがごはんをしゃもじで手際よく混ぜてから、蓋を閉じて約1分間蒸らします。再び蓋を開けると、今度はオレンジ色のウニをまといながらツヤツヤきらきらと輝くごはんがお目見え。これには二度目の歓声をあげてしまいそう。
「ごはんは硬めに炊いています。米粒の輪郭がしっかりとして、噛んだときに旨みを感じられますよ」と話すのは、店主の西根和義さん。その言葉通り、一粒一粒にしっかりとした張りがあります。「炊くと水のように溶けてしまうウニもありますが、うちではウニの細かな粒がちゃんと残るものを仕入れています」。たしかに、ごはんがまとっているのは、ほぐれたウニのつぶつぶ。口に入れると、甘いウニが舌の上でとろけながらも、ごはんにしっかりとした食感があるという絶妙なコンビネーションです。ごはんの量は1.3合と2人でしっかりと食べられる量ですが、食べきれない場合は包んでもらえるため安心してオーダーできます。
実はこちらのお店、ウニ以外にもタケノコ、アサリ、貝づくし、松茸、銀杏、ノドグロ、天然鮎…と、季節に合わせて炊き込む具材のバリエーションを変えて、今では常時3、4種類をそろえています。中でも、ウニの土鍋炊きごはんは一番人気のため、季節によって産地リレーしながら、禁漁期や市場価格の急騰時以外は、なるべく通年提供しているそうです。
 
土鍋炊きごはんは、トッピングの具材だけでなく、ベースとなるお米も厳選。試行錯誤の末、最近になってたどり着いたのが、新潟県十日町産「魚沼コシヒカリ」だそう。最高においしい状態で味わってもらうために常に精米したてを炊きあげています。「白いごはんのまま食べておいしいお米です」。そう絶賛する西根さんは、お米のあまりのおいしさに、まかないで食べるごはんが一膳増えたほどだそうです。
 
お米やウニをはじめ、より良い食材を西根さんが追求するようになったのは、2015年からミシュランのビブグルマンに2年連続掲載されたことがきっかけ。別の掲載店で1つ星獲得の和食店へ食事に行ったところ、そのレベルの高さに愕然。夕月の食材の仕入れも大幅に見直したそうです。「最高の食材をご用意してお客様にわくわくしていただきたい。飲食店ってそういう場だと思うのです」と西根さん。おかみが手書きしている日替わりのメニューには、旬の食材がずらり。喜ばせたい人と一緒に季節を楽しみに行きたいお店です。

■夕月

住所/東京都目黒区上目黒2-44-3
営業時間/18:00〜L.O.22:00(土鍋炊きごはんはL.O.21:00)
定休日/月曜日
予約・問い合わせ/☎03-3791-5671

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