イタリアの定番オヤツといえばコレ!
突然ですが、郷土料理を作れればそれだけで食通を気取れると思うのです。ただでさえ物知りであることをほのめかせられますし、しかも、作れるとなれば上級者の風格を漂わせられるかと。そんなわけで、今回は「シャングリ・ラ ホテル 東京」のイタリアンレストラン「ピャチェーレ」で腕をふるうエグゼクティブシェフ、アンドレア・フェレーロさんにご指南いただき、ミラノ名物の揚げピッツァ「パンツェロッティ」を取り上げます。ミラノ市民にとって定番のファーストフードであるコチラは、もとは南イタリア発祥の郷土料理。日本でも専門店が少しずつ増えてきていますので、今後、ブレイクする可能性も。今のうちに押さえておけば自慢できますよ~。
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アンドレア・フェレーロさん
人懐こい笑顔が魅力の彼は、5ツ星ラグジュアリーホテル「シャングリ・ラ ホテル 東京」のエグゼクティブシェフ。フランス、スペイン、ドバイ、バリなどで経験を積み、セレブ御用達の「ブルガリホテル•ミラノ」でもエグゼクティブ シェフを務めた腕利き。今回はシェフにとって“マンマのおやつ”でもあるパンツェロッティの作り方を特別に教えていただきました。
なお、今回は本誌6月号の連載「モテるオヤジの簡単クッキング」で取り上げている「サーモンとキャビアのピッツァ」で使用した生地を応用した作り方をご紹介します。本誌と併せてご活用くださいまし。
<材料(2人前)>
A
・パン用の小麦粉 450g
・ぬるま湯 250ml
・エキストラバージンオリーブオイル ティースプーン1杯
・新鮮な酵母 25g
・塩 4g
・リコッタチーズ 適量
・ヌテラ(チョコレート風味の甘いスプレッド) 適量
・揚げ油 1ℓ
・砂糖 適量
Step 01 ピッツァ生地を円型にのばす
適量の生地を取り、厚さ5ミリくらいまで薄く平らに生地をのばします。綿棒がなくても、こんな風に両手で引っ張るようにすればOK。厚みにムラが出ても、それがかえって風合いになるので心配は無用です。
Step 02 2種のクリームを入れて半月型に包み込む
生地にリコッタチーズとヌテラを好きなだけトッピングし、半月型に包み込みます。
Step 03 高温の油で揚げる
Step 04 砂糖をまぶす
甘いのが好きな方は全体に砂糖をまぶすのもおすすめですよ。
Step 05 できあがり
外はサクサク、中はモチモチ! ちぎれば中に入っているクリームがとろ~り溶け出します。ぜひ、熱々のうちに召し上がれ~。
写真/長谷川 潤 文/甘利美緒
■ピャチェーレ
■ピャチェーレ
営業時間/ランチ11:30〜14:30(土日祝12:00〜)、ディナー18:00〜21:30(日祝〜21:00)
お問い合わせ/☎03-6739-7898