料理もスタイリング次第、なのですよ
そのままでも申し分ない装いながら、そこに小物などをちょい足しすることでスタイリングの幅が広がる、なんてことはよくありますよね? そうした引き出しを持っているかどうかがお洒落か否かの分かれ目にもなるわけですが、これと似たようなことが料理についても言えます。つまり、ひとつのレシピをさらにアレンジできるかどうか。「アレンジ」と言っても、そんなに難しいプロセスを踏む必要はありません。ちょっとしたものを足すだけで、プレゼンテーションが激変するのです……と、抽象的な話ばかりしているのもなんですので、LEON5月号で取り上げた「焼肉芝浦」の“芝浦ごはん”を用いたアレンジレシピをご紹介していきましょ。ほんのひと手間で新たな美味の誕生、ですよ!
今回の料理人はこちら
藤枝裕太さん
「生きた命を余すことなく大切にいただく」をテーマに、一頭買いにこだわり、「焼肉芝浦 赤坂別邸」など都内に4つの焼肉店を経営。そして、話題の新生「東急プラザ銀座」(2016年3月31日開業)に入っている尾崎牛限定のレストラン「ひむか」のプロデュース、そのほか牛肉などの部位をわかりやすく解説した『焼肉美味手帖』の監修なども務めています。肉ラバーの皆様、ご注目くださいまし。
Step 01 お茶漬けのだしを作る
ひとかけの牛脂と昆布を水から炊いてだしを作りましょう。10分ほど沸かして、塩で味を調えればOK。もっと手間を省きたければ、ラーメンのスープのもとをだしがわりにするのもアリですよ。ちなみに牛脂はスーパーなどで手に入ります。無料で提供してくれる店も多く、多めにもらっておくとチャーハンなどに利用できて便利です。
Step 02 芝浦ごはんにだしを注いだら完成です
“芝浦ごはん”に前述のだしを注ぎましょう。注ぐ際は、茶碗のへりにそって回しかけるのをおすすめします。こうすると熱が徐々に肉やイクラ、ウニに入っていくので、味わいの変化を楽しむことができるんですね。あとは、ふうふうしながらかきこむだけ。牛脂が効いて、それはそれはまろやかです。病みつきになるのは確実かと!
「焼肉芝浦 赤坂別邸」でいただける"芝浦ごはん"の作り方については、現在発売中の『LEON』5月号 P.334をご参照ください。
写真/長谷川 潤 文/甘利美緒
焼肉店の激戦区・赤坂に“肉の目利き”が進出
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住所/東京都港区赤坂3-12-13 RIFA2ビル 2F
営業/11:30〜14:00、17:00〜23:00 L.O(※土曜は夜のみ) 日曜休