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2023.02.20

【簡単プロレシピ】この手があった!? モテる「おもてなし♡鍋」とは?

おウチというリラックス空間に、彼女や友人、仕事関係者を招いてみると、いつもと違った一面が見られて、関係性がグッと深まるもの! な特集の第1弾、鍋レシピ。ご自身もお招き上手な料理研究家・スヌ子さんに、オシャレな鍋を教えていただきました。

CREDIT :

写真/牧田健太郎 レシピ&調理/スヌ子 文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(LEON.JP)

ホムパが盛り上がる!? 「おもてなし鍋」のレシピを料理研究家のスヌ子さんが解説

冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡
冬のホームパーティーにオススメなのは、やっぱり鍋です! くつくつと音を立て湯気が立ち上る鍋を囲めば気分も和み、自然と皆が笑顔に。調理の手順が少なく失敗知らず、ゲストと会話を楽しみながらできる鍋は、ホストにとってもうれしい限り。

せっかくのホムパ、鍋とはいえ気の利いたメニューを披露して、ゲストを沸かせたいところ。そこで、おもてなし料理やワインとのマリアージュを学べる料理教室を主宰する料理研究家のスヌ子さんに提案いただいたのが、簡単なのに手が込んで見えるとっておきの鍋レシピ!

美味しくてセクシーな「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」こと“失楽園鍋”

スヌ子 ご紹介するのは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」。別名「失楽園鍋」です!

── え!? 90年代にブームを巻き起こした、あのドラマ『失楽園』(※)ですか?
※ 渡辺淳一の小説を映画化。大ヒットしたことから1997年に日本テレビがドラマ化し、平均視聴率20%と大人気に。
スヌ子 (笑)。主人公のふたりが最後の晩餐に選んだ「鴨とクレソンの鍋」とシャトー・マルゴーからインスパイアされたレシピです。心中を遂げた男女を司法解剖してみたら、胃に残っていたのが鴨とクレソンとシャトー・マルゴーだなんて、オシャレすぎますよね。とっても美味しくて色っぽい鍋なんですよ。

── 最後の晩餐……、気になります! 具材がすごくシンプルですね。
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冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡

材料(作りやすい量・2人分)

〈鍋ベース〉
水 900ml
赤ワイン 200ml
ナンプラー 大さじ3
〈具材〉
鴨肉(薄切り) 300gくらい
クレソン 3把
(紫)玉ねぎ 1個
マッシュルーム 1パック
〈薬味〉
塩、黒胡椒、柚子胡椒、ディジョンマスタードなど
〈シメ〉
バゲット、チーズ

鍋は具材を絞ったほうが味もボケず、見た目もオシャレになります

スヌ子 アレもコレもと欲張らず具材を絞ったほうが味がボケないし、見た目も大人っぽくてオシャレです。

── 鴨肉ってどこで買えるのでしょうか?

スヌ子 鴨は、デパ地下や鶏肉専門の精肉店だと手に入りやすいかな。最近では食肉専門の通販サイトも多く、ネットでも手軽に購入できますよ。実はこれ、「肉のハナマサ」で買った冷凍の合鴨モモ肉。いろいろ試してみたけれど、価格もリーズナブルで美味しいんです。

── ヘルシーな鴨肉は、女性ウケもよさそう。

スヌ子 鍋のベースは、水に赤ワインとナンプラーを入れるだけ。今日はピノ・ノワールを合わせていただきたいので、ここで使うワインもピノ・ノワールに。しっかり沸騰させて、アルコールを飛ばしましょう。
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冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡
▲ ナンプラーは火にかける前の水の状態から合わせると、特有の臭みがせず旨みだけが残ります。

水・お酒・ナンプラーの鍋ベースは、魚介とハーブでも楽しめます

── 味付けはナンプラーだけ!?

スヌ子 簡単でしょ? 鴨やマッシュルームからどんどん出汁が出て、美味しくなります。市販の鍋つゆも便利だけど、食べていくうちにだんだん美味しくなるのが鍋の醍醐味ですから。

── 鍋を育てる感覚ですね。

スヌ子 そうそう。水・お酒・ナンプラーの鍋ベースは、具材を変えても楽しめますよ。ワインを白に変えて白身魚や魚介を煮込み、ハーブをどっさり入れれば、また違った味わいに。
冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡
▲ すき焼き用など浅めの鍋で作ると、具材がよく見えてゲストが取りやすいそう。
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スヌ子 さあ、煮立たせたら、火が通りにくい玉ねぎから、マッシュルーム、鴨肉、クレソンと入れていきます。鴨は硬くなってしまうので、あまり煮すぎないで。クレソンも苦味が出やすいので、早めに引き上げてどんどん食べてくださいね。
冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡
▲ マッシュルームは味が濃厚なブラウンを。
スヌ子 塩、柚子胡椒や生胡椒、ディジョンマスタードなど、お好みの薬味を添えてめしあがれ。オリーブオイルをちょっと垂らしてもいいですよ。
冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡
▲ 盛り付けはスープ皿にして、見た目フレンチ風に。
── うーん、美味しいっ! ジューシーな鴨とシャキシャキのクレソンが相性バツグン。スープもコクがあるけどしつこくなくて全部いただいちゃいました。ルビー色の見た目もオシャレです。

スヌ子 煮詰まってくると、塩辛くなりがちなので、適宜、水とワインを足してくださいね。具材はほかにも三つ葉やパクチー、セロリ、ごぼう、長ねぎなど、風味の強い野菜がオススメです。キノコもなんでも合いますが、舞茸はスープが黒くなるので入れないほうがいいかな。
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透明感があって華やかな香りのピノ・ノワールを合わせて

冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡
▲ あえて王道のフランスではなく、南アフリカで注目の産地エルギン地区の造り手、ポール・クルーバーのピノ・ノワールをチョイス。
スヌ子 鴨はそもそもワインと相性がいい食材。でもこの鍋には、鴨と合わせがちな重厚クラシックな赤ワインでなく透明感のあるピノ・ノワールを。抜栓した瞬間から華やか、それなのに土の香りもするような意外性があって、誰もが美味しいと声を上げるセクシーで素敵なワインなんです。

── はい! 美味しくてワインも止まりません。シメもバゲットとチーズだなんて、ますますワインが進みそう♡

スヌ子 (笑)。シメはスライスしたバゲットにモッツァレラやミモレットなど、お好みのチーズを乗せて浮かべます。蓋をしてしばし待ち、チーズがとろっとしたらどうぞ。
冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡
▲ バゲットはやや太めで、スープを吸いやすいふかふかしたタイプがベター。
── チーズを乗せてぷかぷか浮かぶバゲットが、ボートみたいで面白いです。たっぷりスープを吸ったバゲットにチーズが絡んで、オニオングラタンスープのような濃厚な味わい。これもまた最高です! 

スヌ子 バゲット以外にパスタやうどんも合いますよ。

── それも捨てがたい! おかわりお願いしまっす!!
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冬のホムパは「鴨とクレソンの赤ワイン鍋」でおもてなし♡

作り方

【1】 鴨肉は好みの厚さに切る。クレソンは洗って水を切り、玉ねぎは薄いくし切り、マッシュルームは縦半分に切る。
【2】 鍋にベースの材料をすべて入れてから火にかける。煮立ったら、硬い野菜から煮て、鴨肉に火を通しすぎないようにして引き上げる。薬味を添えてどうぞ。
【3】 シメは残った煮汁を沸かし、厚めに切ったバゲットの上にチーズを乗せてふたをする。チーズがとろけたら食べ頃。

スヌ子(酔いどれ料理研究家)

● スヌ子(酔いどれ料理研究家)

東京日本橋「ギャラリーキッチンKIWI」で料理レッスンを主宰。昨年よりレシピ付きレストランもスタート。お酒とおしゃべり、スヌーピーが大好きな酔いどれマダム。
https://kiwi-lab.com

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