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2022.08.18

夏はおウチでカレー三昧! 絶品ホテルカレー5選

夏ってなぜかカレーが食べたくなりますよね。とはいえ外は暑過ぎ。ならばおウチで楽しみたい! そんな時はホテルカレーがオススメです。庶民的な料理代表のカレーもラグジュアリーホテルのシェフたちの手にかかればたちどころに美食カテゴリーに。これなら彼女も誘えます!

CREDIT :

文・写真/岩佐史絵 写真協力/帝国ホテル 東京、ホテルニューグランド、グランド ハイアット 東京、東武ホテル レバント東京、パレスホテル 東京

カレー三昧 LEON.JP ホテルカレー
スパイシーなものが食べたくなる夏はカレーの季節! とはいえ、こう暑いとキッチンに立つことはおろか外食に出るのさえもおっくうに……。そんな時でも汗ひとつ見せることなくさっと華麗に準備でき、かつ美食をも追求できるのがレトルト(※)のホテルカレーです。

庶民的な料理の代表格なカレーですが、ラグジュアリーホテルのシェフたちの手にかかればたちどころにひとつの美食カテゴリーに。そんなカレー自慢のホテルがご自宅用に、と開発したカレーの数々は、レトルトとて手抜きとは言わせない至高ぶり。

ずらりと並べて食べ比べるもよし、レストランさながらに演出してこだわりぶりを見せつけるもよし。おウチデートにバッチリとスパイスを効かせましょう。

※レトルトのほか、冷凍食品や長期保存パック商品を含みます
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◆ 帝国ホテル 東京

あとからじんわりスパイシーな香りが広がってきます!

帝国ホテル 東京 カレー
▲ 誰が言ったか、「カレーは飲み物」が納得のスムースなカレー。やさしい甘みのあとにじりじりとスパイスが効いてくる。トマトが強めなのか明るい色が特徴的。
日本の迎賓館としての役割を担って誕生した「帝国ホテル 東京」でもカレーは人気メニュー。現在、「帝国ホテル 東京」のカジュアルレストラン『パークサイドダイナー』でも提供されているカレーは第8代料理長の石渡文治郎氏がヨーロッパ修業から持ち帰ってきたレシピによるもの。メニューに登場したのは昭和6年(1931年)ごろのことで、今も変わらぬ味を提供し続けています。

石渡氏が師事したのは、なんとあの“近代フランス料理の父"とも呼ばれるオーギュスト・エスコフィエ氏。パリの「ホテル リッツ」での修業時代に直接指導を受けたというので、このカレーもフレンチの流れをくんでいるといえるでしょう。その帝国ホテル伝統の味が缶詰になって、ホテルショップなどで購入可能です。
帝国ホテル 東京 カレー
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玉ねぎやニンジンといった素材をバターでじっくり炒めているためか、口に入れた瞬間「ん? 甘い?」と感じます。やはり万人ウケするように作るのがホテルカレー……と思いきや、食べ進めるにつれじわじわとスパイシーな香りが口中にひろがってくる“あとから系”。

煮込んだ野菜を裏ごしせずつぶつぶ感を残しているといい、具を感じつつも口の中で溶けてしまうほどやわらかいのでのどごしが楽しい! 暑くて食欲がない時も、これならぐいぐい飲めちゃいそう。元気を出したい時にこそ、いただきたいカレーです。

こちらが伝統的な帝国ホテルの缶カレー。缶タイプは賞味期限が長いので、非常用に常備しておくのもおすすめ。ビーフカレー 缶タイプ1080円(200g・税込)

■ 帝国ホテル 東京

販売店舗/帝国ホテルプラザ 東京1階 ホテルショップ『ガルガンチュワ』
オンラインショップ/https://shop.imperialhotel.co.jp/
ガルガンチュワ/https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/hotelshop/index.html
HP/https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/index.html

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◆ ホテルニューグランド

秘伝のスパイス香る複雑にして印象的味わいのカレー

ホテル ニュー グランド カレー
▲ お肉がごろごろいっぱい入っている♪ ルーが少しダークなところが、スパイシーさを物語っているよう。ホテルニューグランドのカレーを可能な限り再現。
横浜港に面した「ホテルニューグランド」は、古くから多くの外国人客を受け容れてきた歴史あるクラシックホテル。初代総料理長サリー・ワイル氏によるさまざまなメニューの考案により、日本の洋食文化の礎を築くのに大きく貢献したことでもよく知られています。

1927年の開業当時からカレーはメニューにあり、現在においてもワイル氏が完成したレシピどおりのカレーをいただくことができます。

レトルトが作られたのは2009年、横浜港開港150周年のタイミング。レトルトにすることで起こる問題──賞味期限が長いため、保存期間中に微妙に味が変わってしまうことを考え、当時の総料理長自ら立ち合い、試行錯誤して生まれた至高の逸品です。
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ホテル ニュー グランド カレー
▲ ホテルニューグランド内『ザ・カフェ』ではぜひこのカレーのオリジナルにトライして。レストランではビーフとチキン、海老の3種類展開で、それぞれ共通のルーにソテーした素材が入る。
英国のクロス&ブラックウェル社(※現在はネスレ傘下)のカレー粉を用いて作られており、玉ねぎを「こげ茶色よりさらに黒に近い色になるまで」じっくり時間をかけて炒めるなど、かなり手が込んでいます。

スパイシーでありながら、りんごやマンゴーチャツネ、ココナッツミルクも加えてありフルーティさも感じられる複雑な味わい。初めて食べるカレーがこれならば、おそらく巷のカレーをそれと認識しなくなるのでは、というほど印象深いカレーです。肉のごろごろ感もあり食べでがあるので、がっつりいきたい日にはこちらをチョイスするのが最適解かと。

このカレーはもちろんホテル内でいただけるものがオリジナル。レトルトとはまた違う、伝統の味わいが楽しめるので、「涼しくなったら横浜へカレーを食べに行こうね」とさり気なく横浜デートにこぎつけましょう。

レトルトシリーズはパッケージのデザイン性の高さにもご注目。カレーを作る寸胴をイメージしてあり、プレゼントにしても喜ばれそうなおしゃれ感がよき。ビーフ、チキンともに864円(200g・税込)。

■ ホテルニュー グランド

オンラインショップ/https://www.hotel-newgrand-shop.com/
HP/https://www.hotel-newgrand.co.jp/

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◆ グランド ハイアット 東京

あの高級牛肉のカレーをおウチで! まろやかテイストが魅力

グランド ハイアット 東京 カレー
▲ 独自飼育の自前牛肉なだけあって、高級部位を惜しげもなく使用。肉の専門店が作ったカレーを自宅で気軽にいただけるうれしい時代が到来。
「グランド ハイアット 東京」の鉄板焼きレストラン「けやき坂」に、かつてこっそり裏メニューとしてカレーがあったのをご存知でしょうか。コロナ禍でレストランに行くことができなくなった常連さんたちから、「カレーだけでも食べたい」というアツい要望を受けて、料理長自ら開発に着手して誕生したのがレトルトの「けやき坂 BEEF CURRY」。ホテル内でのみの販売です。

東京唯一のブランド牛「秋川牛」の牧場で、ホテル専用に育てている黒毛和牛にキヌアやブルーベリーといったスーパーフードなどを与えて丁寧に独自飼育しているオリジナル黒毛和牛「けやき坂ビーフ」。
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グランド ハイアット 東京 カレー
▲ ライスをバターライスにすればコクが増して赤ワインとの相性抜群に。また、オムライスやグリル野菜のソースにするものおすすめだそう。自宅でいただくからこそ、いろいろなアレンジができて楽しい。
カレーにはその高級部位であるテンダーロインやサーロインをふんだんに用いていることはもちろん、海老のビスクを加えることで濃厚でコクのある仕上がりに。スパイスをやさしく包み込みまろやかな味わいで、クリーミーな印象もあります。

ごろごろ入った大き目の肉も柔らかく、レトルトとはにわかに信じられないほど。「キミのために三日三晩夜なべして煮込んだカレーだyo!」と言ってもバレないかも? まろやかながらもスパイスもちゃんと主張があり、なによりもけやき坂ビーフの存在感を存分に堪能できるのが大きな魅力。やさしくて刺激的、かつ骨太な存在感だなんて……そんなアナタに彼女も惚れ直す!?

『けやき坂』での会食後などにお土産として買っていく人も多いという人気商品「けやき坂 BEEF CURRY」1944円(180g・税込)。

■ グランド ハイアット 東京

販売店舗/4階「けやき坂」(ランチ、ディナー営業時間内)
1階「フィオレンティーナ ペストリーブティック」
HP/www.tokyo.grand.hyatt.co.jp/restaurants/

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◆ 東武ホテルレバント東京

幻の名店の味を再現 ワインが欲しくなる逸品

東武ホテル レバント東京 カレー
▲ スプーンで触っただけでほろりと崩れるほど柔らかく煮込まれた牛ほほ肉。マッシュルームなど野菜も入っているのもうれしい。
知る人ぞ知る“カレー処”が錦糸町にある「東武ホテルレバント東京」。かつて本所吾妻橋にあった隠れ家的フレンチの名店「トライアール(TriR・閉店)」の隠れメニューだったカレーを、柴谷邦彦シェフが再現したもので、現在は「東武ホテルレバント東京」最上階にある「スカイツリー®ビューレストラン簾」の平日限定ランチでいただくことができます。

もとは「トライアール」のシェフであった柴谷シェフ、常連客であった東武ホテルマネジメント副社長に熱望されて東武ホテルに入社したという経緯があり、その腕をレバント東京でもふるっていたところ、コロナ禍に突入。フレンチレストランのランチ営業を開始することになり、“あのカレー”が復活したのでした。
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東武ホテル レバント東京 カレー
▲ 冷凍カレーは解凍など手間がかかるものの、実際のものとの再現率が非常に高く、まさに本格フレンチシェフの作るカレーをご自宅で、の体験ができる。
今や幻となった名店のカレーとはなんと、牛ほほ肉の煮込みをカレーにアレンジしたという、とんでもなく贅沢なもの。野菜と丸鶏をじっくり煮込んだブイヨンのうまみ、そしてリンゴやマンゴーチャツネといったフルーツの甘味が溶け込んだルーはじんわり染み入る深みのある味わい。さすがメインディッシュらしくほほ肉は大振りのものがたっぷり入っています。

スプーンでも抵抗なく切れるほど柔らかく、口に含むと肉のうまみがじゅわりと染み出てきて、気が付くととっておきのバローロを開けて飲んでしまっていた、なんていう事態に陥るほどの逸品。「“あのカレー”、また食べに来ない?」と誘えば、次のデートの約束もあっさり簡単にゲットできることは請け合いです。
東武ホテル レバント東京

冷凍なので一度解凍してから温める。最後にもう一度火を入れる(温め直す)ことまで想定してスパイスを調合しているそう。国産牛ほほ肉の特製カレー。1700円(200g・税込)

■ 東武ホテルレバント東京

オンラインショップ/https://levanttokyo.com/
HP/https://www.tobuhotel.co.jp/levant/

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◆ パレスホテル 東京

肉の大きさにびっくり! 王道のビーフカレー

パレスホテル 東京 カレー
▲ 2人前450グラムのうち、肉の量は120グラムというから、肉が占める割合が多いことがわかる。
かつて「パレスホテル 東京」の地下2階にあったブリティッシュパブ「IVY House(アイビーハウス)」。ホテルがリニューアルするまで30年以上もの長きにわたり愛されてきたパブで、昼間はカレーハウスとして営業しており、丸の内ワーカーたちが列をなして食べにくるほどの人気を博していたそう。

フレンチの流れをくむやさしい味わいが多いホテルカレーの中でも異色のスパイシーさが評判で、ホテル建て替え後も「あの味を、もう一度」と望む声がとても多かったといいます。

しかし、「IVY House」の当時のシェフ秘伝のレシピゆえ、再現するにも再開発が必要。肉の大きさや味わいをオリジナルに近づけるべく、数年の時をかけてレシピを研究してできあがったのがペストリーショップ「スイーツ&デリ」限定販売の「和牛ビーフカレー」。若干まろやかにアレンジしたものの、かなり「IVY House」のカレーに近いものとなっているそう。
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パレスホテル 東京 カレー
▲ 肉を一緒に煮込んでいるため、ビーフやポークなどそれぞれ味わいが異なる。ちなみに、オールデイダイニング『グランド キッチン』でいただけるカレーはまた別のテイストのホテルオリジナルカレーだそう。
このカレーを食すに当たり、お皿に盛った瞬間「肉、でかっ」と叫ぶことは通過儀礼。しかも、噛まずとも飲みこめてしまうほどに煮込まれているゆえ、「肉、柔らかっ」といちいち感激してしまうこと必至。野菜の食感が少し残るように炒めてあるため、具沢山なところもごちそう感があります。

しかもこれ、1つのパックに2人前(450グラム)入っているので、仲良しなふたりで分け合いながらいただくためのカレーなのです。120グラムも入っているお肉を「大きいほう、キミにあげる」「やだ、やさしい♡」なんて会話をしつついただくカレー。スパイシーながらスウィートな時間を楽しみましょう。
パレスホテル 東京 カレー

パッケージにも『IVY House(アイビーハウス)』を思わせるアイビー(蔦の葉)の柄が入っている。和牛ビーフカレー(2700円)のほかに黒豚ポーク(2380円)と地鶏チキン(2380円・すべて税込)があり、1個から購入可能。

■ パレスホテル 東京

オンラインショップ/https://www.palacehoteltokyo.com/shop/
HP/https://www.palacehoteltokyo.com/

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