2019.03.13
ほんまはナイショにしたい! 京都情緒満点の喫茶店・甘味処をお教えしまひょ
京都観光の最大の見せ場と言えば、やはり春です。カフェブームが過熱している春の京都で、ちょっとお茶でも。そんなとき、どのガイドブックで有名なお店に行って、若いコたちと一緒に行列するなんておよしなさいって。ここはひとつ京都生まれのライターが、京都情緒満点で、知る人ぞ知る喫茶店、甘味処をこっそりお教えいたします。
- CREDIT :
写真/中村光明・トライアウト(喫茶 梅、ワンダア カフエ) 文/川田剛史
「京都のカフェブームって、実は古ぅに源流があるんでっせ」
そやけど、正直言うたら、人さんが行列してはるからと言うて、ええお店かどうかはわからん。
やっぱり行くなら観光客ばっかりやのうて、京都の人に愛されて地元に根ェを下ろしたお店がよろし。今回は京情緒が楽しめる、ほんまは内緒にしときたい喫茶・甘味の名店を特別にお教えしまひょ。
◆ 紅葉庵
「約80年続く、京女たちが愛した甘味処」


ほんの5分、10分前まで、騒々しいところにいたのに、こんなに静かな落ち着いた場所があったやなんて! そう言うてお連れの女性もきっと喜んでくれはるやろ。
なんせ、130年ほど前に大物の別邸として建てられたおうちやから、引き戸やら戸棚の細工の見事なこと。お店の中には京都らしい和小物が手ごろな値段で置いてあるし、お土産にきっと喜ばれるんやないかしらん。
これほど京情緒が味わえる甘味処は、そうはないやろうなあ。行かはったら、内緒にしたいと書いた理由がきっと分かってもらえますやろ。
ぜんざい650円(税込み)。おいしいちりめん山椒も付いてるんやから、お得。ちりめん山椒のお味が気に入ったら、買うて帰ることもできる。
うす茶(あずき付)750円(税込み)。迷うたお人は、これにしといたら間違いない。
なんせ、130年ほど前に大物の別邸として建てられたおうちやから、引き戸やら戸棚の細工の見事なこと。お店の中には京都らしい和小物が手ごろな値段で置いてあるし、お土産にきっと喜ばれるんやないかしらん。
これほど京情緒が味わえる甘味処は、そうはないやろうなあ。行かはったら、内緒にしたいと書いた理由がきっと分かってもらえますやろ。
ぜんざい650円(税込み)。おいしいちりめん山椒も付いてるんやから、お得。ちりめん山椒のお味が気に入ったら、買うて帰ることもできる。
うす茶(あずき付)750円(税込み)。迷うたお人は、これにしといたら間違いない。
◆ 紅葉庵
住所/京都府京都市東山区円山町626(長楽寺参道入り口)
営業時間/11:00~17:00(12月31日は23時~翌日の1時30分は営業)
定休日/木曜(不定休あり。1月と2月は水曜と木曜が定休。ただし、1月1日~5日の水曜と木曜は営業)
お問い合わせ/075-551-0420
URL/http://kyo-momijian.sakura.ne.jp/
◆ 喫茶 梅
「ほんまもんの京ことばが聞ける、うれしい喫茶店」



芸妓さん、舞妓さんもときどき、来はるそうやし、運がよかったら会えるかもしれん。ほんまもんの京都が味わえる喫茶 梅やったら、きっとお連れさんに、ええ思い出を作ってあげられるはずや。
コーヒーは400円(税込み)。プラス50円(税込み)でトーストも付いてくるやなんてありがたい(10時30分までのモーニング)。
肝心のコーヒーについても説明しときまひょ。女将さんは注文の都度、豆を挽いてネルドリップでコーヒーを二度濾しで淹れてくれはる。これが、まァおいしい。ふんわりしたあぶくが、おいしい印なんやて。
丁寧にコーヒーの準備をする女将さん。お店はモダンやけど建て替え前からの昔の水屋がうまいこと使うてあって、京都らしい雰囲気が出てる。
落ち着ける店内は、朝7時30分に開店したら常連さんがすぐに「おはようさん」というて入ってきはるんやと。
店内はギャラリーも兼ねていて、しょっちゅう写真展やらアート作品の展示をしたはる。お邪魔したときは京都在住のイラストレーター、ナカガワ暢(のん)さんの作品を展示中やった。
コーヒーは400円(税込み)。プラス50円(税込み)でトーストも付いてくるやなんてありがたい(10時30分までのモーニング)。
肝心のコーヒーについても説明しときまひょ。女将さんは注文の都度、豆を挽いてネルドリップでコーヒーを二度濾しで淹れてくれはる。これが、まァおいしい。ふんわりしたあぶくが、おいしい印なんやて。
丁寧にコーヒーの準備をする女将さん。お店はモダンやけど建て替え前からの昔の水屋がうまいこと使うてあって、京都らしい雰囲気が出てる。
落ち着ける店内は、朝7時30分に開店したら常連さんがすぐに「おはようさん」というて入ってきはるんやと。
店内はギャラリーも兼ねていて、しょっちゅう写真展やらアート作品の展示をしたはる。お邪魔したときは京都在住のイラストレーター、ナカガワ暢(のん)さんの作品を展示中やった。
◆ 喫茶 梅
住所/京都府京都市上京区真盛町696
営業時間/7:30~16:00
定休日/日曜
※女将さんはお耳が聞こえづらいので、電話でのお問い合わせは極力ご遠慮ください。
お問い合わせ/075-463-3070
URL/http://www.takumikai.net/shop/shop1.html
◆ ワンダア カフエ
「何もかもみな懐かしい。レトログッズ満載のカフェ」


開業したころのお写真を見せてもろうたら、まぁビックリ。最初は今とは似ても似つかんスッキリしたお店やった。それが「我慢できなくなって」と数年経ったら、お店は懐かしいもんでいっぱいになってしもた。
店ばっかりこだわって、お出しするもんがいい加減ではいかんと、コーヒーの味やら料理やらにも力を入れたはる。
山本さんは京都観光の案内にも力を入れてなさるから、お店の中に京都にまつわる本がぎょうさん置いてある。気さくな人やし、観光スポットの相談にも乗ってくれはるやろう。
外見だけでも驚きやのに、店を入ったらなおビックリ。右手にベスパが置いてあるのが、わかりますやろうか。
「あんた、どないしてたんえ」とでも言いとうなる、お懐かしいキャラクターやら、怪獣がそこかしこに、おいやす(いらっしゃる)。
コーヒーは400円(税込み)。コーヒーは玉屋珈琲店の3種類の豆を自家ブレンドやし、シュークリームは山本さんの奥様の手焼き。コーヒーとシュークリーム(抹茶クリーム+アイスクリーム)のセット(写真)は950円(税込み)。このボリュームを見とうみ。シュークリームは二人でシェアするのもOKどっせ。
2階にはギャラリーと呼ばれる小部屋がある。このマッサージチェア、現役やて。旅の疲れを癒してもろうたら、どない。
こちらは2階。古めかしい狭い階段を上って2階に上がるのも楽しい。
馴染みのお客さんが置いていかはった印鑑のショーケースをリサイクルしたランプ。よう見たら印鑑証明ならぬ、印鑑照明やて。ここ、笑うとこどっせ。
2階一番奥の2名席はカップルに人気の席なんやと。
暖簾をめくり、はばかりへ。こちらもレトログッズでいっぱいや。自動で電気が付く仕掛けというのもおもしろい。
こんだけレトロなお店やのに、なんと店内にはWi-Fiと電源が完備してある。充電ケーブルも各種貸してくれはる。
外見だけでも驚きやのに、店を入ったらなおビックリ。右手にベスパが置いてあるのが、わかりますやろうか。
「あんた、どないしてたんえ」とでも言いとうなる、お懐かしいキャラクターやら、怪獣がそこかしこに、おいやす(いらっしゃる)。
コーヒーは400円(税込み)。コーヒーは玉屋珈琲店の3種類の豆を自家ブレンドやし、シュークリームは山本さんの奥様の手焼き。コーヒーとシュークリーム(抹茶クリーム+アイスクリーム)のセット(写真)は950円(税込み)。このボリュームを見とうみ。シュークリームは二人でシェアするのもOKどっせ。
2階にはギャラリーと呼ばれる小部屋がある。このマッサージチェア、現役やて。旅の疲れを癒してもろうたら、どない。
こちらは2階。古めかしい狭い階段を上って2階に上がるのも楽しい。
馴染みのお客さんが置いていかはった印鑑のショーケースをリサイクルしたランプ。よう見たら印鑑証明ならぬ、印鑑照明やて。ここ、笑うとこどっせ。
2階一番奥の2名席はカップルに人気の席なんやと。
暖簾をめくり、はばかりへ。こちらもレトログッズでいっぱいや。自動で電気が付く仕掛けというのもおもしろい。
こんだけレトロなお店やのに、なんと店内にはWi-Fiと電源が完備してある。充電ケーブルも各種貸してくれはる。
◆ ワンダア カフエ
住所/京都府京都市右京区龍安寺西ノ川町3-31
営業時間/11:00~22:00(L.O. フード20:30、ドリンク21:15)
定休日/火曜
お問い合わせ/075-465-2468
URL/https://www.instagram.com/wonder.cafe.kyoto/