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2019.01.22

vol.85「BAR NAKAGAWA(バーナカガワ)」(代々木上原)

一瞬で非日常にトリップできる! オーセンティックな隠れ家バー

大人のオトコが羽を休める場所として、ぜひ知っておいていただきたいオーセンティックバーが、代々木上原の住宅街にあります。空間、音、カクテル。すべてにおいて“最高”を提供する「BAR NAKAGAWA」。ぜひ足をお運びください!

CREDIT :

写真/中川 司

本誌LEONでYULI*YULIとして16年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します!

オーナー・バーテンダー中川氏の
こだわりが詰まった異空間

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最近お気に入りの街、代々木上原。素敵なレストランやバーがないか、いつものようにリサーチをして歩いていたら、住宅街の一角に気になるお店を発見しました! 表側からは何のお店か分からなかったのだけど、実はオーセンティックなバーだったんです。
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店内に入ってみると、外からはまったく想像できないオレンジの光に包まれた空間が広がって……。そして、ゆったりと座れる長いカウンター席へと誘われます。

ここは、オーナー・バーテンダー中川氏のこだわりの結晶、「BAR NAKAGAWA(バーナカガワ)」。
モダンな北欧風インテリアは、ナツメ・トモミチ氏によるデザイン。北海道から運んできたという桜の木のカウンターと、北欧家具を代表するノルウェーのシクード・レッセルの椅子も、温かな雰囲気に貢献しています。ちなみに、アームの肌障りが優しい椅子も桜木でできており、床材も桜のツキ板というこだわりよう。
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この異空間を、さらに濃密なものへと昇華させているのはBGM。バング&オルフセンの音響機器から流れ出るクラシック音楽が、アール状にカーブを描いた天井に美しく反響します。静かなバッハの旋律が柔らかなオレンジの光と相まり、最高の音楽鑑賞をもお約束。
一般的にオーセンティックバーと言えば、銀座のイメージ。ところが中川氏は、あえて遊び上手な大人が集まる代々木上原の、しかもひっそりとした住宅街を選択。2004年のオープンから15年、いまでは毎晩、幾人ものお客さまが特別なひとときを求めて訪れる大人のための隠れ家バーとなりました。
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スタンダードカクテルも
最高の一杯を提供

そしてもちろん、カクテルにも強いこだわりが。苦味、えぐ味を抑えて、しっかりとした骨格と透明感が最大限に引き出された逸品ばかりです。
 
今回は、誰もが一度は飲んだことがある、いわゆるスタンダードカクテルを作っていただきました。
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「ジントニック」1500円
まずジントニックは、クラフトジン・ブームの火付け役となったドイツの「モンキー47」を使います。47種ものボタニカル由来の風味を壊さないよう、ライムは入れません。とてもピュアな味わいです。ジントニックってライムが入ると思っていたから余計に新鮮。
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「オールドダイキリ」1500円
オールドスタイルのダイキリには、ホワイトラムではなく、ダークラムを使います。甘味がしっかりとしたベネズエラのパンペロに、冬ならではのザクロを入れ、ライムジュースを少々プラス。ザクロは絞ってガーゼで漉し、ライムは種を除いて絞り、さらに茶こしで漉します。この丁寧な仕事こそ、中川氏ならではです。
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「グレンモーレンジィ 18年 水割り」1800円
そして中川氏の真骨頂を味わえるのは、“水割り”という名のカクテル、と言えましょう。これが素晴らしいのです。最高級バーボン樽でゆっくり熟成したモルト・ウイスキー、スコットランドを代表する「グレンモーレンジィ18年」を使う贅沢な水割りは、透き通った甘味がスーッと喉を通り抜ける最高の一杯。
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半個室のテーブル席もアリ

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ゆっくりと相手と話したい時や、大人数の時は半個室のテーブル席を利用すると良いでしょう。

中川氏が作り出すカクテルは、これまで飲んできたカクテルの概念をあっさりと覆してしまうものばかり。中川氏が手間隙惜しまず作る最高の一杯は、どこまでもピュアで美しい味となるのです。
※表示価格は税抜きです
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■ BAR NAKAGAWA

住所/東京都渋谷区西原 3-25-5 ファインビル1F
営業時間/19:00〜翌4:00 
不定休(月に2〜3回 休)

URL/https://www.facebook.com/pages/category/Bar/

お問い合わせ/☎︎ 03-5453-0650

●席料/700円

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● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2018年7月7日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が11周年を迎えた。

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