イタリアオヤジの定番「ヴァルスター」がお洒落に進化中！

ミラノで創業し、100年以上の歴史をもつ老舗・ヴァルスター。あまり知られていませんが、実は英国にルーツをもつブランドで、当初はトレンチコートのファクトリーでした。そして世界的な躍進のきっかけとなったのが、米国のフライトジャケットをヒントに生み出した「ヴァルスターブルゾン」。これが「ヴァルスタリーノ」へと進化し、現在にいたります。同作は言わば、リッチなオヤジ向け革ジャンの元祖。しなやかで軽く、ハードな軍モノとは一線を画す着心地は唯一無二の魅力といえます。

ロングコートブームの際は一時的に息を潜めていたものの、近年の短丈アウターブームで最前線に復帰。このクラシック感がいままた新鮮！なのです。買えるLEONではこの機を逃さずバイイングを実行。シルエットや仕立てのバリエーションも揃え、多様化するニーズにも対応しました。名品再探訪を試みるならいまですよ。

やや短丈でコンパクトなシルエットにデザインされた『スリムフィット』。ライニングを備えており、細身ながら着脱はスムーズです。レザーはヴァルスターの定番である毛足の短いゴートスエードで、しっとりしたリッチな手触り。

ひと昔前ならヴァルスタリーノにはポロシャツにグレスラ、チャッカブーツなどを合わせるのが定石でしたが、いまはスポーツミックスでこなしたいところ。マッテオさんに倣ってキャップを合わせつつ、足元はボリュームソールのハイテクスニーカーでアップデイトしています。コーディネートも進化させましょ。

レギュラーフィットのゆとり感を活かし、前ボタンを開けてサラリと羽織ったマッテオさん。ネックレスやボストンバッグなど小物使いも効いてます。

上のスリムフィットと同じ、ゴートスエード製のヴァルスタリーノですが、コチラはゆとりをもたせた『レギュラーフィット』。さらにライニングを省いた一枚仕立てを採用しています。より軽く、柔らかな着心地を楽しみたいならコチラをどうぞ。

ボギーよろしく襟を立てて渋さを演出しつつ、前ボタンを留めずにベルトを結んで着流し。無造作感を大切にしていますね。

ココンチの原点なトレンチコートは、英国の伝統的な意匠を受け継いだクラシック顔が魅力。『ボガートトレンチ』というモデル名にあやかり、ヨレヨレになるまで着込んで味を出したいですな。ひざ丈のシルエットも使い勝手よし。