ブルゾン並みに軽い着心地。職人ワザが詰まった一枚仕立ての秘密とは?
当初はイタリアを代表するカミチェリア(シャツの仕立て工房)からスタートしたものの、王室に納品するシャツ作りで培った伝統的なテーラリング技術を発展させて、ジャケットやスーツなどを手掛けるようになりました。
数年前に始動した「レギュラーライン」は、職人の手作業を取り入れたフル毛芯仕立てでしたが、2018年の春夏にさらに一新し、「PROCIDA(プロチーダ)」という一枚仕立てのジャケットに進化を遂げました。このジャケットの特徴は、芯地を用いずに職人による縫いとアイロンワークだけで立体的に仕立てる技術が反映されていることです。
そのためジャケットとは思えないくらいの軽い着心地にして、胸周りのボリューム感やウエストのシェイプが利いているので、羽織るだけでサマになるという塩梅なのです。
まさにブルゾン感覚で気軽に羽織れて、しかもキチンと大人っぽく見せる服は、これ以上のものはないでしょう。こちらのハウススタイルのジャケットをぜひこの秋冬、お試しください。
◆ おすすめのジャケット 01 「ウインドウペーンの2パッチジャケット」
柄ジャケットでも控えめで、大人っぽいデザインをお探しの方に

ラペルやフロント、ポケットは職人によるハンドステッチで独特のクラフト感とほのかな色気が漂います。ナス型のパッチポケットはバランスがよく、カジュアルな感じに着られるのこのため。完成されたハウスデザインは、トレンドに左右されることなく、長く着用できるのも嬉しいポイントです。

◆ おすすめのジャケット 02 「千鳥格子のジャケット」
大人こそが似合う千鳥は、派手色でもシックな面持ち


◆ おすすめのジャケット 03 「キャメルカラーのダブルジャケット」
気張らずにサラリと着られるダブルジャケット

ラペルやフロント、ポケット、ボタンホールなどは手縫いで細かく仕上げられています。マシンにはない絶妙なステッチの揺れぐあいが、ひとの気持ちをむしろ引き寄せるのです。
そのベースとなるのは光沢感のあるリッチなキャメルカラー。見るからに高級感が溢れています。


ファクトリーが変わり、さらにジャケットが進化!
ルイジ・ボレッリは1957年にナポリのカミチェリア(シャツ業)として創業し、手仕事を多用したその着心地のよさと美しい仕立てで、世界中の洒落者たちに愛されてきました。最近はシャツだけではなく、ジャケットやボトムズ、ニットなどを揃えたトータルラグジュアリーブランドに成長を遂げています。東京・青山、銀座三越、イセタンサローネメンズにもショップがありますので、ぜひ足を運んでみてください。
■ ルイジ・ボレッリ トーキョー
TEL/03-6419-7330
URL/http://www.luigiborrelli.jp