2021.10.16

【ブルネロ クチネリ メンズ アンバサダー 引野 実氏編】

達人が選ぶ秋の注目アイテム3選

装うことが楽しくなる秋のシーズン。新たなアイテムを取り入れファッションをランクアップさせたいものです。そこでお洒落達人たちに、この秋リアルに気になった新作を紹介していただきました。独自のセンスが光る選球眼とオリジナリティある着こなし提案はサスガのもの。これは絶対参考になります!!

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写真/大森 直(TABLE ROCK inc.) 構成・文/長谷川 剛(TRS) 

タイムレスなアイテムを探して

世界的な人気を誇るイタリアのラグジュアリーブランドであるブルネロ クチネリ。引野さんは、そんなトップブランドにおいて日本展開メンズアイテムのバイイング等を担当するアンバサダー。ブランドの歴史や背景をよく知るコアメンバーのひとりです。そんな目利きが大切にしているモットーは“タイムレス”なモノ選び。

「世界的なパンデミックが、ライフスタイル全般を見直すきっかけになりました。もちろんそれはワードローブにも及んでいます。クローゼットの中を改めて見回すなかで、本当に必要なアイテムとそうでないものが見えてきたのです。そういった整理を経て手元に残したいと思ったものは、どれもタイムレスな要素をもつものばかり。いわゆる定番的なアイテムですが、長い時間を経て磨かれた定番品は、やはり説得力が違います。それと同時に少しヴィンテージの要素を備えたアイテムも、自分には欠かせないものと感じています」

そんな気分から、今季目に留まったアイテムがブルネロ クチネリ&オリバーピープルズのアイウエア。実は引野さんは生粋のメガネ男子であり、若い時代から色々なメガネやサングラスを手にしていた目利きです。
▲ これまでに引野さんが愛用してきたアイウエア・コレクション。写真上はフランスで手に入れたヴィンテージのサーモント。写真中はレイバンのウェイファーラー。サングラスからメガネにコンバートしています。写真下はイタリアのペルソール。どれもトラッドマインドを感じさせる完成されたデザインです。
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クラシックの美観を盛り込んだ優しげウェリントン

▲ ブルネロ クチネリ初のアイウエアが今季デビュー。この一本は伝統的なウエリントン型でありながら、丸みを取り入れたフロントフォルムにより、掛けると柔和な表情になるデザインです。セル型もラインナップされていますが、引野さんのチョイスはリッチな天然ホーン製。20万2840円/ブルネロ クチネリ&オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
「眼鏡は視力補正のギアとして欠かせないもの。加えて人の印象を決定するアイテムでもあります。個人的にはなるべく自分らしさをスポイルしないデザインが理想と考えています。そのひとつとなるのがトラッドなフレーム。ウエリントンやボストン型はタイムレスであり、表情的にも自然な印象になるところが特徴です。そして長く愛用できる要素も僕にとっては実に大事。このブルネロ クチネリのアイウエアは、アメリカの名門、オリバーピープルズとのコラボレーションによるもの。両者の良いところがミックスされ、素材や作り、そしてカラーまで吟味された一本です」
▲ テンプルのエンドにはそれぞれのブランドマークがあしらわれており、さり気なくコラボレーションを主張します。
「クラシックの良さを詰め込みつつ、優しげな丸みをもつウエリントン型が大きなポイント。そして何より天然のホーン素材を使っていることが気に入りました。ナチュラルな肌触りは樹脂フレームにはない特別な味わいです」
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これぞタイムレス・アイテムの理想型

▲ ヴァシュロン・コンスタンタンが打ち出す薄型モデルの定番であるパトリモニー。これはその現行モデル。静謐な美をたたえた二針のラウンド型は、伝統美を詰め込んだドレス時計の完成型です。時計(18KWGケース、40㎜径、手巻き)237万6000円/ヴァシュロン・コンスタンタン(ヴァシュロン・コンスタンタン)
長年変わらず自信を持って愛用できるということで、特におすすめしたいとプッシュするのがヴァシュロン・コンスタンタンの二針時計。これこそタイムレス・アイテムの象徴だと引野さんは強調します。

「5年ほど前の独立記念の節目で手に入れました。1980年代製のヴィンテージですが、虚飾を削ぎ落としているだけでなく、秒針までも持たないモデルということで非常にミニマルな印象。本当の意味でトレンドに関係なく使い続けられる一本だと思っています」
「僕が選んだモデルはホワイトゴールドケースのバーインデックスタイプ。シンプルゆえに装いを選ばず付けられる一本です。イエローゴールドモデルも非常に魅力的ですが、個人的にはホワイトゴールドやプラチナなどシルバートーンのケースが使いやすいように感じます。

ヴァシュロン・コンスタンタンの時計の良い部分は、シンプルでありながら圧倒的な気品を備えているところ。デザイン要素をあまりに排除すると平板になりがちですが、創業260余年の歴史の重みでしょうか、豊かなオーラが感じられます。また薄さ加減もこれまた素晴らしい。ダイバーズなどとは異なる装用感の軽さは、手に付けているのを思わず忘れるほど(笑)。現行モデルもチェックしていますが、ヴィンテージとほぼ変わらないルックスを貫いているところも好ましいですね」
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ラグジュアリーかつ軽やかなルックス

▲ カシミア製ニットシェルを奢った新作のダウンブルゾン。優しいベージュカラーと相まって、エレガントな寛ぎ感を放ちます。もちろん保温性も抜群! ブルゾン59万4000円/ブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン)
涼しい風が時おり吹き出す昨今は、そろそろ防寒ウエアが気になるタイミング。保温性という機能を軸に考えると、やはりダウンウエアが真っ先に思い浮かびます。とは言え、通り一遍のダウンウエアでは納得しないのが引野さんです。

「あまりにエクストリームだったりスポーティなルックスのダウンだと、合わせる服装が限定されてしまいます。また、レザーやフラノ地をシェルにしたモデルは、少々ヘビーな印象です。そこで探していたのがニットシェルのダウン。まさにブルネロ クチネリの新作は、僕のイメージにぴたりとハマる仕上がりだったので、迷わずバイイングしてしまいました(笑)。しかもこのニットはしなやかでリッチなカシミア製。軽くソフトなタッチが味わえるのです」
「実を言うと、以前のシーズンでもブルネロ クチネリではニットダウンを扱っていました。しかしダウン的なステッチの入らないデザインだったのです。今季の新作は、ご覧のとおりステッチ入りゆえに、ラグジュアリーさとスポーティーさの配分が実に絶妙な仕上りになっていると感じます。そしてやや短めのレングスゆえに、内側にテーラードジャケットなどを着込むと裾が若干ハミ出ることに。そんなたたずまいも憎めない、非常にユニークで付き合いやすい一着だと感じています」

● 引野 実(ブルネロ クチネリ メンズブランド アンバサダー)

ブルネロ クチネリ ジャパン株式会社において、メンズ・コレクションの日本展開アイテムに関するバイイングをはじめ、メンズコレクションにおけるアンバサダーの役割を担う。

■ お問い合わせ

ルックスオティカジャパン カスタマーサービス 0120-990-307
ヴァシュロン・コンスタンタン  0120-63-1755
ブルネロ クチネリ ジャパン 03-5276-8300

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