2017.10.30
街に学ぶ、ネイビー&グレージャケットのこなし方
ネイビーやグレーのジャケットといえばベーシックアイテムの極みですが、そんなジャケットをいまどきに着こなすヒントを街のファッションスナップから解説します。
文/池田保行(04)
協力/トライアウト、丸ビル 三菱地所、森ビル
ネイビージャケットがお洒落に見える素材とは?
その着こなしにも見習いたいポイントが多々あります。パンツは細身の黒スラで、シャツも同じく黒。ジャケットも濃紺で全身をワントーンでダークにまとめつつ、大柄千鳥のジレを差すことでコントラストをつけていて、とてもメリハリ上手。
レザーのブリーフに白を選ばれているあたりも、ジレとのカラーコーデが計算されているようですが、じつはロマンスグレーのヘアとも呼応していて、バランスがいいのです。ご自身のパーソナリティを見事に熟知した、素敵なコーディネートです。

知的なオトナはセルフレームが似合います。ほんのりブラウンの笹柄でしょうか、肌色が明るく見える色選びをされていて、フレームのワンポイントもリッチな印象を薫らせます。
シャツのボタンを2つ開けてもいやらしく見えないのは、ジレを合わせてきちんと抑えていればこそ。ジャケット、ジレ、シャツと素材を変えるのも洒脱に見せる常套です。
腕時計はパネライのルミノールマリーナ。黒フェイスに黒レザーベルトも、今日のコーデにぴったりです。
小指のリング、重ね付けしたブレスレットはともにリンクス・オブ・ロンドン。リングはロンドンの顔でもあるビッグベンをモチーフにした「タイムレスコレクション」です。
ピンキーリングにしているのはグッチの「ノットリング」。左右でテイストの違うアクセサリーを使うあたりも、なんとも洒落ています。
足元はフェランテのスエードサイドゴア。ここであえてのネイビーを選んで、ジャケットと呼応させていらっしゃるとは!
ブリーフケースは白レザー。ヘア、ジレ、バッグと白の配分が絶妙なんです。
知的なオトナはセルフレームが似合います。ほんのりブラウンの笹柄でしょうか、肌色が明るく見える色選びをされていて、フレームのワンポイントもリッチな印象を薫らせます。
シャツのボタンを2つ開けてもいやらしく見えないのは、ジレを合わせてきちんと抑えていればこそ。ジャケット、ジレ、シャツと素材を変えるのも洒脱に見せる常套です。
腕時計はパネライのルミノールマリーナ。黒フェイスに黒レザーベルトも、今日のコーデにぴったりです。
小指のリング、重ね付けしたブレスレットはともにリンクス・オブ・ロンドン。リングはロンドンの顔でもあるビッグベンをモチーフにした「タイムレスコレクション」です。
ピンキーリングにしているのはグッチの「ノットリング」。左右でテイストの違うアクセサリーを使うあたりも、なんとも洒落ています。
足元はフェランテのスエードサイドゴア。ここであえてのネイビーを選んで、ジャケットと呼応させていらっしゃるとは!
ブリーフケースは白レザー。ヘア、ジレ、バッグと白の配分が絶妙なんです。
定番のグレージャケットも製品染めで華やぎます
洗いの掛かったラペルエッジの色落ち感や、ほんのりフロストが浮き上がったような素材感で中に着たバルバのシャンブレーシャツの濃いブルーが引立ちます。色だけでなく、素材感のコントラストも相まって、じつにこなれた印象なのです。
ボトムスはPT-01のデニスラ。色落ちの少ないインディゴブルーは、シャツのブルーと合わせたカラーリング。グッチのビットモカシンを素足履きするのもリッチな大人の定番の足元コーデと言えるでしょう。
イタリアの優良ブランドばかりですが、どれもシンプルなものをセレクトして、さらりとまとめているのが好感度大。普段から着こなれている雰囲気が伝わります。

じっさいにお顔が小さく、八頭身なサラサラのミディアムヘアに髭の具合いも小顔効果が絶妙です。
コットンベルベットを製品染め加工することで、ラペルエッジのステッチ部分の色落ち具合いがお分かりいただけるかと。まるで長年着込んだヴィンテージのような味出しです。
足元はグッチのビッドモカシンを素足履き。この日はお天気がイマイチでしたので、グリップの良いラバーソールを選ばれていらっしゃいます。
じっさいにお顔が小さく、八頭身なサラサラのミディアムヘアに髭の具合いも小顔効果が絶妙です。
コットンベルベットを製品染め加工することで、ラペルエッジのステッチ部分の色落ち具合いがお分かりいただけるかと。まるで長年着込んだヴィンテージのような味出しです。
足元はグッチのビッドモカシンを素足履き。この日はお天気がイマイチでしたので、グリップの良いラバーソールを選ばれていらっしゃいます。
いまどきのニット素材なら、ドレスな雰囲気に
ジョルジオ・アルマーニのニットジャケットは小襟のショールカラーで、カーディガン感覚。ジャストフィットで着られるのもニットならでは。しかもボタンの掛け方は、真ん中2つ掛け。ここがこなれて見えるポイントです。
シンプルなスタイリングですので、アクセサリーで艶っぽさを足している点も見逃せません。リングは両手に、ネックレスもギラリとさせるのが、リッチな大人のやり口というわけです。足元はジョッパーブーツ。スニーカーでもスエードでもなく、表革のブーツを合わせて艶足ししたそのテクニックもさすがです。

キャラ立ちするフレーム選びは、味のあるオトナならでは。スタイリングによって、いくつも掛けかえられているのでしょうね。
リラックスカジュアルにレザーのブリーフという上品な合わせ方。アクセサリーや革モノで要所でキリリと締めるアイデアは、ぜひとも真似したいテクニックです。
タグホイヤーのプロフェッショナル。14Kゴールドとシルバーステンレスのコンビネーションは味のあるアクセサリー風の腕時計です。
足元のジョッパーブーツは、よくお手入れされていることがわかるコンディションです。
キャラ立ちするフレーム選びは、味のあるオトナならでは。スタイリングによって、いくつも掛けかえられているのでしょうね。
リラックスカジュアルにレザーのブリーフという上品な合わせ方。アクセサリーや革モノで要所でキリリと締めるアイデアは、ぜひとも真似したいテクニックです。
タグホイヤーのプロフェッショナル。14Kゴールドとシルバーステンレスのコンビネーションは味のあるアクセサリー風の腕時計です。
足元のジョッパーブーツは、よくお手入れされていることがわかるコンディションです。
グレーのツイードジャケットをいまどきに着こなすには
パンツはネイビーのグレンチェック、あえてダブルにせずシングルのジャストレングスで履かれているところもポイント。足元はワインレッドのモンクストラップで、まるでスニーカーのように効かせ色になっている点にフレッシュな印象を感じさせます。
テーラードのジャケットにきっちりタイドアップした休日の装い。いやはや、これで高校生とはおみそれいたしました。

メガネはリムレスのツーポイント。フレームが主張しない分、若々しく知的な印象を引き立ててくれます。
タイドアップも小剣ズラして見せているあたり、じつに巧みです。ジャケットとのマッチングもお見事。
腕時計はオメガのシーマスター アクアテラ。タイガーアイのブレスレットと重ね付けしても、個性を演出されています。
バッグはヒンのレザーブリーフ。こちらお父様とお揃いであります。
リチャード ジェームスのモンクストラップ。ノーザンプトンのファクトリー製と思われる本格靴を、バックルをはずしてラフにはくという、文字通りの“ハズし”テクがキラリ。
メガネはリムレスのツーポイント。フレームが主張しない分、若々しく知的な印象を引き立ててくれます。
タイドアップも小剣ズラして見せているあたり、じつに巧みです。ジャケットとのマッチングもお見事。
腕時計はオメガのシーマスター アクアテラ。タイガーアイのブレスレットと重ね付けしても、個性を演出されています。
バッグはヒンのレザーブリーフ。こちらお父様とお揃いであります。
リチャード ジェームスのモンクストラップ。ノーザンプトンのファクトリー製と思われる本格靴を、バックルをはずしてラフにはくという、文字通りの“ハズし”テクがキラリ。
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