2017.10.29

ダンヒルで実践! 定番アイテムを今っぽく着こなすコツ

定番アイテムの魅力は、そのスタンダードなデザインを活かしてトラディショナルに着こなすこともできる一方、組み合わせ次第で今っぽくも着こなせるところ。つまりその着こなしの幅にあるんです。この冬注目のアイテムを英国の名門・ダンヒルを例にLEON.jp編集長前田が実践しました。

写真/福本和洋(MAETTICO)
スタイリスト/稲田一生
ヘアメイク/北村達彦
文/持田慎司
「今っぽい着こなしをしたいけれども、デザイン過剰なアイテムを取り入れるのは苦手」という方は案外多いのではないでしょうか。かくいう当サイトの編集長を務める前田もその一人。ファッションの業界で30年近いキャリアを積みながら、実は「モードファッションは好きだけれども、自分はうまく着こなせない」のが悩みだそう。「だからワードローブは9割の定番に、1割のモダン(色、柄、デザインなど)がベストバランス」という本人。実はこのバランスには意味があるそうなのですが……。

メンズファッションの王道にして、絶妙なモダナイズで常に時代とフィットし続けるブランド、ダンヒルのアイテムを例に、定番と呼ばれるアイテムのアップデイトした着こなしを考えます。

1. キーアイテム「ファー付きのロングダウン」

定番のダウン×定番ニットの組み合わせが、実は新鮮

防寒性に加えファッション性も向上させたロングダウンを主軸にして。インナーに合わせた発色の美しい赤のニットが、重苦しくなりがちな秋冬の着こなしに彩りを添えます。コート23万円、ニット8万1000円、デニム4万5000円、サングラス4万3000円、靴21万円(限定店舗展開)/すべてダンヒル
「ひと昔前までは防寒性のみのアイテムという印象が否めなかったけど、ここ最近ではファッション性の高いモデルが増えてきた」

と前田もいうロングダウンですが、存在感が大きいゆえに、個性を生かした着こなしとなるとなかなかハードルが高いもの。そこで前田が実践するのは「普段はあまり着ない」という派手色のニットでのコーディネート。

「本当の主人公はロングダウンなんだけど、一枚強い色を挟むと、全体に“意図的”な感じが出るんじゃないかな」

とは本人の弁。ここで着用しているダンヒルのロングダウンの新作は、テーラードジャケットの上からも羽織れるエレガントさと、カジュアルユースでもリッチ感が漂う一着。すっきりとしたシルエットなのにストレスなく着られるフィット感も魅力です。そんな一着に合わせた赤いニットも、シルエットは至ってベーシックなのですが、その発色の良さが素晴らしい。

「ビビッドなのに品良く見えるのは、上質なカシミアを使っているところにあるはず」

と前田。普段、色を多用しない前田が積極的にトライできるのは、それぞれのスタンダードアイテムが上質で時代感を反映しているからなのです。

◆ 着こなしのポイントはコチラ

2. キーアイテム「紺ブレ」

王道の紺ブレをさらりと都会的にするグレーのクルーネック

英国仕立ての構築的なフォルムのネイビーブレザーに、あえてブラックのパンツやシューズ、そしてチャコールグレーのクルーネックニットを合わせることで、都会的なヌケ感を演出。ジャケット19万5000円、ニット9万7000円、デニム4万5000円、靴21万円(限定店舗展開)/すべてダンヒル、メガネ、チーフは私物
「こういう誰でもできるベーシックなコーディネートはひとつひとつのアイテムのシルエットやクオリティが高くないと格好がつかない」

という前田。

「この紺ブレは、肩が少し張っていて、ウエストのくびれがはっきりあり、かつ着丈も少し長い、まさに最旬のシルエット。だから、白いシャツにグレースラックスでタイドアップしてもいいだろうし、黒いパンツで今っぽくも着られる」。

ただしインナーに選んだクルーネックのニットは“あえて”だそうで。

「いつもなら黒のタートルネックを合わせちゃうけど、これはチャコールグレーの色みとケーブル編みの表情で、Vゾーンに立体感をもたせられるな、と思って」。

確かに全体としてはとても今っぽい雰囲気なのですが、一点一点のアイテムは驚くほどにベーシックですよね。

「ベーシックなアイテムだからいつまでも使える、というのは嘘ではないけど、買ってから5年を経過したものはシルエットが古くなっている可能性もあるから見直した方がいいかも」

と前田。ちなみに今回着用したアイテムの中で一番のお気に入りがこの紺ブレだったそう。みなさまにもオススメのようです。

◆ 着こなしのポイントはコチラ

PAGE 1/2

LEON.jpの最新ニュースをお届けします。