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2020.08.13

【敏腕スタイリストに聞いた】街でも着られる、お洒落な釣りスタイルを教えてください!

さまざまなファッション誌や広告で活躍している、スタイリストの坂井辰翁さん。サーフィン、スノーボード、ゴルフ、クッキング、熱帯魚と幅広い趣味を持つ同氏が、ここ数年来ハマっているのが海釣りなのだそう。愛用のギア&ウェアを披露していただきながら、その魅力についてお聞きしました。

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写真/鈴木泰之(Studio log)  取材・文/川瀬拓郎

好きこそものの上手なれとはよく言われますが、いい大人になるとなかなかそうもいかないもの。日々の仕事に追われていると、どうしても趣味からは遠ざかりがち。そこで、ファッション業界内で屈指の多趣味人間として知られ、忙しい中でもさまざまなアクティビティに興じる坂井さんが、海釣りに入れ込むようになったきっかけを伺いました。

とにかく形から入るので、道具にはこだわります(笑)

坂井辰翁さん(以下、坂井) 「本当に広く浅くという感じですが、一度好きになるとハマってしまう性格なんです。海釣りにハマったのは3年前くらいから。きっかけは、サーフィンに行って波がないとき、何かすることはないかなと思い立ち、それなら釣りでもしてみようと。大人になってしばらくは遠ざかっていたのですが、小学校から中学生まで地元の池や川で鯉やブラックバスを釣っていた経験もあったので、案外スムーズにできましたね。YouTubeを参考にしながら、見様見真似でしたけど(笑)」

一度興味が湧いたら、まずは我流でやってみるという坂井さん。釣りを再開することにあたり、初心者用の竿とリールを購入するや否や、根っからの道具好きが高じて、次々とハイスペックなギアを買い揃えていったそう。そのリサーチ力、審美眼はさすがスタイリストならでは。

坂井 「仕事柄ということもありますが、とにかく形から入るので、道具にはこだわりますね(笑)。釣具にもたくさんのブランドがありますが、やっぱりダイワとシマノの2強に絞られます。個人的な印象ですが、ダイワは洗練されたデザインで、シマノは男っぽい。愛用している竿はシマノとスミスで、リールはシマノ製です」

「カルカッタコンクエストというリールは、バスフィッシングにも海釣りにも使えるものですが、性能はもちろん、道具としての美しさも気に入っています。狙う魚に合わせて、強度や長さの異なる竿を組み合わせて楽しんでいますね」

「海水・淡水両用のアンタレスは、主に船舶免許の要らないボートシーバスフィンシング用。スピニングリールのヴァンキッシュは、重い仕掛けやルアーでのジギング(深く潜っている魚を狙う漁法)に使用します」
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▲ 坂井氏が特に気に入っているリールがこちら。 奥:バスフィッシング愛好家の間で名品とされる“カルカッタ コンクエスト”。鍛造素材から削り出されたフレームによる高い剛性と耐久性、コンパクトながらも力強い巻き上げが特徴。 中央:シマノのスピニングリールのフラッグシップモデルの中でも、特に軽さを追求した“ヴァンキッシュ”。 手前:大型魚と真っ向勝負できる怪力を誇るベイトリールの“アンタレス”。自らを“ハマり症”という坂井さんだけに、どれも本格派です。全て私物。

海釣り用のウェアは海外サイトでチェック

一口に釣りと言っても、狙う魚によって道具も異なり、海釣りも堤防や磯からアプローチするのと船釣りでも大きく異なるといいます。それでは、海釣りにどんなウェアを選んでいるのでしょうか?

坂井 「最近はファッション業界人も、釣り好きが増えていますよね。でもブラックバスやフライフィッシュング用のウェアは、ファッション性が高いものがたくさんありますけど、海釣り用ってほとんどないんです。だから海外のサイトを見ながら、あれこれ買っています。愛用しているウェアはコロンビア PFG(Performance Fishing Gear)。釣りに特化した機能とディテールを備えつつ、街着としても使えるデザインが気に入ってます」

トップスのみならず、今日合わせているショーツも、ペンチが入るポケットが付いていたり、吸水速乾性に優れた素材だったり。パッと見は街着と変わらないけれど、ちょっとした便利さを備えたものを、さりげなく取り入れるのが、坂井流釣りルックのようです。
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▲ 街着とそれほど変わらない坂井さんの釣りルック。ちなみにキャップは、ハワイのフォーシーズンズのショップで買ったもので「ブランド名はわかりません」。サングラスは、オリバーピープルズにTALEXの偏光レンズを入れています。全て私物。

とにかく海は癒される。無心にもなれるし思索もできる

そんな坂井さんが、最近特に気に入っているというのが、乗合船を利用した海釣り。いったん海に出かけてしまうと、余程のことがない限り港に戻れないという、かなり玄人好みのスタイルです。

坂井 「特に冬の海釣りは過酷で、ウェアやギアの機能がそのまま釣果に直結しますから、そういう時は、ガチな本格装備でいきますよ(笑)」

何気なく気になって始めたら、とことんハマった釣り。そんな愛すべき趣味のおかげで、ときに人が喜んでくれることもあるといいます。

坂井 「正月前に釣り上げた鯛を実家に持って行ったときは、家族に本当に喜ばれました。ただ、自分はまだまだ釣りの腕が上達したという実感はありませんし、単に下手の横好きなのかも知れません。興味があることには次から次へと手を出してしまう性分なんですよ(笑)」
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▲  「コロンビア PFG」のパーカのフードにはキャップのツバに収納できるポケットが付いているので、動いてもしっかり視界をキープしてくれます。袖口には濡れてもいいインナースリーブが付いていたり、ウエスト部分にライフジャケットを巻きつけても小物にアクセスできるように胸にポケットがあったりと、釣りで役立つディテールを備えています。「船に上にずっといるので、UVプロテクト機能も備えているのが嬉しいポイントです」 全て私物。
最後に自称、ハマり症の坂井さんに、海釣りを続ける理由を聞いてみました。

坂井 「海釣りにおいて重要なのが、朝マズメと夕マズメと呼ばれる日の出・日の入りの時間帯なんです。僕は早朝に出かけて午前中で釣りを終わらせるので、午後は仕事ができます。1日のプランが立てやすいのも、長続きしている理由なのかも知れませんね」

「海のない岐阜県出身ということもあって、海への憧れがあったことが関係しているのかも知れませんが、とにかく海は癒されるんです。余計なことを考えず無心になれるし、その反対にじっくりと考える事もできるのがいちばんの魅力ですかね」
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● 坂井辰翁

スタイリスト。1976年生まれ、岐阜県出身。2002年、スタイリスト・ファッションディレクター小沢宏氏に師事し、2004年に独立。以後フリーランスのスタイリストとして、さまざまなメンズファッション誌、広告などの分野で活動中。スーツをはじめとするドレススタイルを得意とする一方で、カジュアルやモードにも精通するオールラウンダーでもある。

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