でもそれが、これまで掛けてきた"クラシック"とどう違うのか今ひとつ把握しきれない、と。
きっと皆さんが欲しいのはクラシックではなく"レトロな感じ"だと思いますよ。
同じじゃない? と言うなかれ。これが似ているようで違うのです。
というわけで今回は、そのあたりの気分の核心を掘り下げつつ、いまどき感抜群のレトロなメガネをご紹介いたします。
"レトロ"な感じが"今っぽい"感じです
で、その両極を知っていて、どちらも楽しめるのがモテるオヤジというものですがそんな両極のスタイルに合わせるメガネはというと実は、両方とも"レトロな感じ"でいけるのです。というのもレトロとは単に昔のものではなく、かといって定番でもない、言わば"かつてのモダン"だから。
そこが普遍を意味するクラシックとは大いに違うところであり、だからこそモダンにも、クラシックにもいい塩梅でフィットするのです。しかもハイテクな装いには、何やらカルチャーの薫りをクラシコな装いには、キメッキメのなかに絶妙なヌケ感を添えられる。つまりは直球の合わせよりも断然新鮮に見えるのですね。でもってそういうちょっと意外で微かに毒気をはらんだニュアンスこそが、"今っぽい感じ"を生むのですよ。
T・v・r [ティーブイアール]
Style 01 ハイテクオヤジにも
Style 02 クラシコオヤジにも
「クリップオン」ならアク足しも不良足しも余裕
"アク足し"でレトロな感じを体現するなら、ダブルブリッジの意匠がちょっと不良そ、にも見せてくれるクリップオンが賢い選択。アクの強いメカニカルな構造はゴーグルを彷彿させるため、男クサさの演出にもひと役買ってくれるんです。
"レトロな感じ"の達人は「フラットレンズ」で横顔に隙あり
かつてイタリアオヤジを席巻した、目尻まで深くカーブしたレンズの怪しい感じは今ではちとトゥーマッチ。今はむしろ、ノーカーブのフラットレンズがもつ開放感を味方につけて彼女の妄想を刺激するオヤジの"隙"で、モテる武器をその横顔に。
誰の顔にもハマる"レトロな感じ"は「天地が深くてまあるい感じ」
レトロな感じがするうえに、リラックス感やヌケ感まで叶ってしまうのが、こちらに紹介する"デカ丸"。一見難しそうに思えますが、実はきちんと選べば日本人の幅広顔にもバッチリハマる、使えるレトロになるのです。
Material 01 プラスチックフレーム
ヘアメイク/YOBOON 文/竹内虎之介(シティライツ)、瀧川修平、布施大介
デカ丸のなかでもプラスチックフレームはレトロな感じを加速させる柔らかなイメージが魅力。どこまでもリラックスしたその表情はオヤジのオフの時間を極上にしてくれそうです。
Material 02 メタルフレーム
歳を重ねるほど、フォーマルシーンは増えます。そんな時にメタル素材のデカ丸を選べばレトロな感じを盛り込みつつ真っ当な感じも演出できるというわけです。