楽パン勝負2025！ 週3ではきたくなるのは、どっち？

世は楽パン戦国時代。あらゆるブランドが注力しているだけに、いま、何を選ぶべきか……少々迷子の感を禁じ得ないオヤジさんも少なくないのでは。そんな諸兄に、LEONが改めて選択のキモをお示ししましょう。

その第一は、とにかく気を遣わない楽さ。歩いても座っても、姫の前に跪いても、深酒の勢い余ってハッチャケてしまっても安心な、堅牢にしてイージーな一本。それでいて、はけば即座に装いがキマる洒落感とリッチさも備えたものが理想的……そんなのあるの？と思いきや、今季の「ボッテガ・ヴェネタ」にあったんです。ハリのあるナイロンコットンのパンツは、まさに前述の条件をすべて満たす一本。楽パンの真打ちとして太鼓判を押せますよ。

ウエストと裾をゴムシャーリング仕立てにし、全体的に適度なゆとりをもたせたスポーティな楽チンパンツ。コットンナイロン素材はほのかな艶とヌメりを備え、ギア系とは一線を画すリッチ感を醸し出します。それでいて、型崩れを気にせず気楽〜にはけるのが魅力。毎日でも手が伸びてしまいそうな一着です。

ベーシックな黒無地の素材ゆえ、コーディネートも不問。カットソーやニットとシンプルに合わせてもOKですし、このようにちょいトラッドなキルティングアウターを羽織ってもサマになります。旅先の一本としても重宝するはず。

楽パン選びのキモ・其の二は、どこまでもリラックスできる解放感。しかしコンビニにしか行けないようなパンツははき心地こそ楽なれど、オヤジの行動範囲を縛ってしまいます。それって結局、窮屈ですよね。てわけで、楽とラフをいかに反比例させるかが勝負ドコロとなります。

例えば写真下のコチラ。一見コーデュロイの上品パンツですが、はくと驚き。スウェットのように伸びるんです。その理由は、コットンではなくポリエステル＆ポリウレタンを使ってフリース状に仕上げた素材を使っているから。これなら、解放感を存分に享受しつつレストランのディナーも余裕。オヤジのあらゆるシーンをカバーしてくれるのです。

「ムルト」と名づけられたストレッチコーデュロイパンツは、裏面も起毛感あり。ソフト＆ウォームなはき心地が寒がりなオヤジさんにもぴったりです。で、シルエットはダボつかないナチュラルテーパード。美脚効果もしっかり発揮して、オヤジに不可欠なエレガンスも担保してくれる頼れる相棒です。

ブラウン系のカシミアニットとラムスエードのシャツジャケを合わせて、リッチなリラックススタイルに。全体をラテ色系でまとめてノーブルさも演出。

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