2020.04.19
ファッション業界人がこぞって買っている“ペラペラ靴”とは何か?
目利きの間では春夏の定番となりつつある、ソールが薄くてペラペラの革靴たち。ローファーでありながらも、ルームシューズのようでもあるそれらは、スーツやジャケットスタイルに一点投入するだけで足元が新鮮に見えます。そんな薄くて軽くて柔らかい革靴の魅力に迫ります。
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写真/鈴木泰之(Studio Log) スタイリング/稲田一生 文/川瀬拓郎
室内履きのような外履き靴、ベルジャンシューズが熱い
その起源はNY五番街の高級百貨店ヘンリ・ベンデル(現在は閉業、アンリ・ベンデルとも表記されます)の創業者が、ベルギーの靴職人と一緒に作り上げた靴。“ベルジャンシューズ”と命名し、展開したブランド名が元になっているようです。
その特徴は、モカ縫いのトウ(つま先)、薄いソール、広い履き口、柔らかな素材、アンライニング仕上げなどが挙げられます。ざっくり言うと極端に華奢なローファーなのですが、素足で着用することを前提にデザインされているので、履き心地はとにかく軽くて楽チンです。
しかもボリュームがないため、足元が軽快に見えて、細身のパンツやくるぶし丈のイージーパンツとも好相性。
洒落者たちの間ではすでに定番となりつつありますが、今季はさまざまなブランドから発売されており、選択肢も豊富。今こそこのペラペラ靴=ベルジャンシューズを追加して、マンネリ気味になりがちな足元を一変させてみませんか?
◆ ボードイン アンド ランジ
ベルジャンシューズ人気を決定付けたブランド
こちらは薄くて柔らかなスエードを採用し、かかとを踏んでスリッパのようにも履けるデザインです。
◆ フェランテ ヴィアッジョ
極薄ソール&アッパーで包み込むような履き心地
◆ サントーニ
ドレス感のある面構えながらも軽く柔らかく
◆ ジャラン スリウァヤ
初心者からマニアまで納得の美しい仕上がり
トウ側のソールには滑り止めのラバーを採用し、随所のパイピングとタッセルも美しい仕上がりです。
◆ パラブーツ
汎用性を重視するならこんなローファーもあり
濡れた路面でも滑りにくく、屈曲率の高いラバーソールを採用し、かかとにはクッション材が入れ、長時間履いていても疲れにくい構造です。
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