トラッドな味わいにエレガントな要素をプラス
アパレル系インポート企業のエスディーアイに勤める内田 光さんも、こだわりを持つ洒落モノのひとり。今季はボートモカシンタイプのケーハク・シューズを軸に、軽やかな装いを楽しんでいると言います。
お洒落上手で評判の内田さんが今季選んだ一足は、イタリアはフェランテのボートモカシンタイプ。フェランテと言えばナポリの靴匠として、しなやかで上品なローファー等にて本誌でも高い人気を得ているブランドです。
今季はボートモカシンを巧みにアレンジしたモデルをリリースし、密かに話題となっているのです。
トラッドな意匠を持つボートモカシンタイプでありつつ、高級な本格仕立てを貫いており、ドレッシーなエレガンスを兼備するところが特徴。カッチリ見える要素としてアッパーはフルレザーを奢りつつ、本格革靴風のヒールリフトを備えています。
ゆえにカジュアルな装いを大人っぽく、そしてテイラードジャケットとも合わせられる一足となっているんです。
トラッドなクリケットセーターを軸とした装いは、非常に知的で今っぽい雰囲気。しかもスッキリとした洒落感が目を引きます。
もちろんこういった軽装を大人っぽく仕上げるために必須となる小物選びに関しても、流石はプロ。ブレスレットも時計も高級メゾンかつ装いのトーンと揃えたチョイスにはアタマが下がります。
細かく話すとパンツの裾幅も関係してくるのですが、通常よりも少しだけ短めに裾上げしています。くるぶしよりもやや上位置でしょうか。このくらいが軽快かつヌーディな雰囲気も引き立つように思っています。
また、実はシルエットにも少々こだわりがあり、ジャケットはタイトに近いジャストめなので、パンツは少しゆとりあるものを選んでいます。逆に、先ほどのクリケットセーターのコーディネートの場合は、ニットがやや緩めゆえに、ホワイトジーンズはタイトな細身をチョイスしています。
上下でメリハリを持たせること。そういった着こなし配分が、スッキリしつつ緩急あるスタイルへのカギだと内田さんは説明します。
● 内田 光 フローエンス トーキョー スタッフ
2019年、アパレル系インポート会社である株式会社エスディーアイに入社。同社が運営する公式オンラインストア「フローエンス トーキョー」のスタッフ。企画から製作、撮影などサイト運営に携わる。
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