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2019.06.13

夏の定番靴といえばコレ! でもエスパドリーユって何を買えばいいの?

ヨーロッパの伊達オヤジたちが夏のリゾートで履いていたエスパドリーユ。日本でも夏靴の定番ですが、正直どれも似通っていて……。そんな諸兄に推薦したいのが、間違いない名品を作るこの3ブランドです。

CREDIT :

写真/栗原大輔(Roaster) スタイリング/笠島康平 文/石井 良

エスパドリーユ

丁寧に作られた伝統ある1足は履き心地も軽やかです

このジュード(麻)のロープを編んだ伝統的なソールを使った履き物は、フランスとスペインにまたがるバスク地方で誕生したことはよく知られています。ただ、一口にエスパドリーユと言っても、土産物のような安価なものから、高級ブランドが作るものまで実に様々。
 
もとは農民の作業靴でしたが、ファッションとして昇華されたことでデザインのバリエーションも増え、着こなしに取り入れやすくなりました。そんな中でも心地良い履き心地とさりげない上品さを望むなら、名品と呼ぶに相応しいエスパドリーユを作り続ける、この3ブランドを選んでおけば間違いありませんよ!
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◆ カスタニエール 

エスパドリーユを世に知らしめた老舗中の老舗

左:1万6000円、右:1万8000円/カスタニエール(ハイブリッジ ショーケース 六本木店)
左:1万6000円、右:1万8000円/カスタニエール(ハイブリッジ ショーケース 六本木店)
歴史は1776年から。エスパドリーユの黎明期から何代にも渡って作り続けてきた家系で、カスタニエールは1927年に創業。エスパドリーユをファッションアイテムへと昇華させたブランドとしても知られています。

そのきっかけは、1960年代にイザベル・カスタニエールがイブ・サンローランのためにウェッジヒール(くさび形になっている女性用のヒール)のエスパドリーユを制作したこと。以来、ファッション業界でも知られた存在となり、今でも多くの人達を魅了しています。

品のあるデザインとコンフォータブルな履き心地が魅力で、定番は「パブロ」シリーズ。アッパーは写真のスエードの他にキャンバスもあり、好みに応じて選べます。ヒールにプルストラップが付けられているなど、細部へのこだわりも感じさせます。

ストレスなく履けそうな進化形が真骨頂

左:2万円、右:1万9000円/カスタニエール(ハイブリッジ ショーケース 六本木店)
左:2万円、右:1万9000円/カスタニエール(ハイブリッジ ショーケース 六本木店)
クラシックなモデルはもちろんですが、現代的な要素を取り入れて履きやすく仕上げた「ジョエル」も人気です。見た目はスリッポンですがジュードソールの本格派。脱ぎ履きがより簡単になっていて、エスパドリーユに馴れていない人でも違和感なく履けるはず。
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◆ ガイモ 

よく見ると柄違いなのが洒落てます

各1万1000円/ガイモ(エスメラルダ)
各1万1000円/ガイモ(エスメラルダ)
1978年と比較的最近に創業したガイモですが、伝統的な技術を使い、一足一足を丁寧にハンドメイドしていることで多くのファッションメーカーからも信頼を得ています。スペインでも有数のエスパドリーユの産地であり、熟練の職人がいるラリオハ地方のブランドであることも理由のひとつ。
 
伝統を重んじながらも柔軟な発想でデザインされるガイモのエスパドリーユは、シンプルになりがちな夏の足下に新しい風を吹き込んでくれるはずです。ネイビーとホワイトが爽やかなこちらの2足は、履き口に細めのパイピングを施した大人っぽいデザイン。細かい織柄が入ったアッパーを使っており、温かみのある質感も魅力です。

麻のジャケットと合わせたい上品顔

左:1万1000円、右:1万4000円/ガイモ(エスメラルダ)
左:1万1000円、右:1万4000円/ガイモ(エスメラルダ)
ガイモらしい柔軟な発想から生まれたのが、ビット付きのローファーテイストな1足と、ヒールストラップ式の涼しげな1足。どちらを選んでも、さりげなく他人との違いをアピールできる洒脱な足下を演出できます。
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◆ ドンキショース 

ピカソも履いた、国宝級のエスパドリーユ

1万200円/ドンキショース(バーニッシュ)
1万200円/ドンキショース(バーニッシュ)
バスク地方にあるエスパドリーユ発祥の地、モレオンで誕生。フランス政府が優れた手工業を認定するEPV(Entreprise du patrimoine vivant)に登録されている、数少ない企業のひとつでもあります。このEPVとは「現存する遺産企業」のことで、日本で言う人間国宝の企業版のようなもの。それだけでも十分に説得力がありますが、あのピカソも愛用しており、これまでには名だたるラグジュアリーブランドとも協業してきたというから、語りどころには事欠きません。

ソールには自社で製造する天然ゴムを使っているなど、全て天然素材で作られているのが特徴で、それを象徴するのがこの「ION」というモデル。スエードのアッパーを採用したクラシックなスタイルは、どんな着こなしにも馴染むスタンダードなもの。一度は履いてみるべき1足です。

こんな変形エスパなら足元がぐっと個性的に

1万200円/ドンキショース(バーニッシュ)
各1万2000円/ドンキショース(バーニッシュ)
エスパドリーユというと履き口が広いサンダルライクなものが主流ですが、スニーカーっぽく履ける「TOKIA」なら、レースアップでホールド力も抜群。柔らかいスエードに包み込まれるような履き心地はたまりません。
※掲載商品は原則税抜です

■ お問い合わせ

エスメラルダ 03-3875-3338
ハイブリッジ ショーケース 六本木店 03-3408-8682
バーニッシュ 03-3468-0152

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