Tシャツに飽きたらコレ！ 大人のサマーニット５選

夏がそろそろ本格化する今こそ、大人のサマースタイルを見直すべきタイミング。涼しさを求めるばかりに毎日Tシャツ姿では、大人としてはいただけませんね。

確かに「シャツイチ」は軽快で風通しも抜群ですが、どこか貧相なルックスになってしまう懸念も。そこで持っておきたいのが、大人専用のサマーニットです。

リネンや細糸のコットンを涼感溢れる編み方で仕立てたセーターは、Ｔシャツの上に重ねてもサラッと快適な着心地。さらに、Tシャツにはない豊かな素材感によって、大人のエレガンスを簡単に演出できます。

いつもの着こなしを即、リゾートテイストを格上げでき、肩に掛けても腰に巻いてもサマになるとあらば、活用しない手はありませんよね！

大人のサマーニットスタイルにおいて留意すべきは、“上品なリラックス感”。そう、南国リゾートにて寛ぐジェットセッターを思い浮かべていただければOKです。

ポイントは、ゆったり感と清潔な色使い。タイトすぎるサイズやビビッドカラーの装いは、どうしても暑苦しく見えがちに。エレガントなドレープを描くサイジングと、穏やかなベージュやアースカラーの選びが品よく見せるコツです。

さらに、足元を上質なレザーサンダルで整えることで、洒脱た夏スタイルの完成度が高まります。

日本の新進ニットブランドとして業界人からも注目を浴びる「スローン」。その新作セーターは、厳選の細糸コットンを使用した薄手のボーダーニット。

緻密ながら通気性も考慮した編み地を採用し、優雅なドレープ感を描きつつも涼しく装える仕上がりに。優しげなベージュのボーダーデザインが、リッチな余裕感をさり気なく演出します。

コットンの宝石と謳われる"シーアイランドコットン"を用い、傑作ニットを作り続けている英国の「ジョン スメドレー」。

今回紹介する一着は、さらにその上を行く"インペリアル カシミア"を使用しているところがポイントです。しなやかさを誇る超長綿85％にカシミアを15％ブレンドしたこの生地は、シーアイランドコットンよりも若干軽やかで柔らかみを備えているのが特徴。

ハイゲージゆえにコンパクトに畳めるため、旅行･出張用としても最適です。

ハイセンスなジャージージャケットなどで一世を風靡したイタリアの「チルコロ 1901」。今季はスポーティなセーターを打ち出し、注目を集めています。

素材には吸湿放湿性に優れたリネンコットンを採用。一般的な平編みではなく、立体感ある独自の凸凹編みのため、汗かくようなシーンでもサラッと着こなせる一着です。

胸元の“前V”仕立てや短めのリブなど、スウェット風のスポーティさを取り入れたデザインも魅力。

古きよき時代のエレガンスを、現代的にアレンジすることに長けた英国ブランド「マックローレン」。新作のサマーニットはイエローをベースに３つの杢糸（もくいと）をメランジ風に編み上げています。

コットンにあえてポリアミド（ナイロンの一種）をブレンドすることで、ヨレにくくシャリ感ある風合いを実現。深味不足に陥りがちな夏の薄着に、洒脱た味わいを添えてくれる一枚です。

「エネーレ」は、スポーティな機能美とイタリアンモダンなデザインを得意とする実力派ブランド。定番的なホワイトセーターからも、卓越したミックスセンスが見て取れます。

一番の特徴は、身体の動きを考慮して複数の編み地を切り替えていること。部位によって通気性とストレッチ性をコントロールした、まさに機能美が光る一着です。