おじさんに見えない最新スニーカーは、意外な定番色

爽やかで軽やか。そんなスニーカーに求める魅力を突き詰めていくと、自然と定番のホワイトスニーカーに辿り着きますよね。しかしながら、その軽快さゆえに時として少しカジュアルすぎて見えてしまうといこともあるでしょう。

そこで今回オススメするのが、黒のスニーカーです。フォーマルなシーンでも多用される黒は、そもそも昔からドレッシーな色味とされてきました。そんなブラックという色がもつ大人っぽい印象をスポーティなスニーカーの形に載せると……。いまの時代のムードにマッチする軽やかさはそのままに、俄然シックな雰囲気すらもプラスされるというわけです。

さらに、長きに渡ってラグジュアリーなプロダクトを手がけてきたメゾン製のソレとなれば、その効果を最大限享受できてしまうのです。なぜなら彼らは、卓越したモノづくりの技術を生かしながらも、そこにオリジナリティや遊びゴコロを加えるのに長けているから、なんですね。

そんなメゾンの黒スニは、そのモノトーンな配色ゆえに、どんなコーディネートにもマッチします。シックなダークトーンも春らしい色彩豊かな装いすらもカバーしてくれる万能な一足で、心地よい風が駆け抜ける街に繰り出していただければ、と。

ミッドカット＆ボリューム感のあるソールの採用によりコンテンポラリーなムードの一足。実は非常に軽量なソールを採用しているので、見た目に反して軽さも実現しているのです。アッパーの一部には、ナッパレザーの糸を伝統的な手法で丁寧に織り上げた独自開発の素材「ペッレ テスータ」が使用されます。

ブラックスエードとTPU素材のコンビネーションアッパーを採用。TPU素材の一部には、同社のアイコンであるガンチーニモチーフがあしらわれます。ソールは軽量なEVAとTPUとの組み合せ。大振りのトレッドパターンもいまどき。

2018年6月に始動した『トッズ ノーコード』は、従来のコレクションスケジュールやファッションの枠組みに囚われずに、才能あるクリエイターとコラボして革新的な商品を生み出すプロジェクト。軽量レザー×ニット製アッパーの本作も、同プロジェクトから生まれたもの。

デザインはオーセンティックなランシュー型。ですが、アイコンロゴや素材使いの妙によって、ラグジュアリー感も十分。4月18日から日本国内5ヶ所で行われるポップアップイベントにて展開される稀少なアイテムですよ。

しなやかなラムレザーを用いたこちらは、同社のアーカイブを復刻したモデル。「1974 ヴィタ パルクール」と呼ばれるカーレースから着想を得たオリジナル同様に、黒×白のチェッカーフラッグ柄が抜群の存在感を醸し出します。