• TOP
  • ELECTRONICS
  • 電動キックボードよりオススメです! 新作「WONKEY」を試乗レポート

2024.03.31

電動キックボードよりオススメです! 新作「WONKEY」を試乗レポート

2023年に法整備が整い、新しいモビリティとして注目を浴びている「特定小型原動機付自転車」。なかでも注目の「WONKEY」に試乗してきたので、そのレポートをお届けします!

CREDIT :

動画・写真・文・編集/平井敦貴(Web LEON)

16歳以上なら誰でもOK! 「特定小型原動機付自転車」とは?

電動キックボードよりオススメです! 新作「WONKEY」を試乗レポート
街中をスイスイ走っている電動キックボード、皆さん一度は見たことがあるでしょう。「シェアライドで乗ったことあるよ」という方も多いはず。ちなみに私、昨年クラウドファンディングで1台買いました(笑)。今回はそんな新しいモビリティのお話です。

ガソリンではなく電気を動力とする「電動モビリティ」は現在、キックボードや自転車型、バイク型などさまざまなタイプが発売されています。というのも2023年7月に「特定小型原動機付自転車」の法整備が実施され、16歳以上なら免許不要の手軽な乗り物となったから。ちなみにEバイク(電動アシスト付き自転車)やEVバイクと何が違うのか、言葉が似通っていて紛らわしいので、ここで一旦整理しましょう。
PAGE 2

「Eバイク」とは?

「Eバイク」とは主に「電動アシスト付き自転車」の中でもスポーツタイプのものを指します。あくまで“アシスト”なので、ペダルを漕がないまま電動の力だけで進むことはできません。またアシスト範囲は法律によって以下のように定められています。

◼︎時速24km以上の場合、アシストはされないこと。
◼︎時速10km未満の場合、最大で1対2のアシスト比率。
◼︎時速10km以上24km未満の場合、速度が上がるにつれアシスト比率が減少。
PAGE 3

「EVバイク」とは?

「EVバイク」は一般的に、いわゆるオートバイのエンジンが電気モーターに置き換わったものを指します。排気量の代わりにモーターの定格出力(kW)によってその扱いが区分されます。

◼︎モーター出力0.6kW以下: 原付第一種(排気量50cc以下相当)
◼︎モーター出力0.6kW超~1.0kW以下: 原付第二種(排気量50cc超~125cc以下相当)
◼︎モーター出力10kW超~20kW以下: 普通二輪(排気量125cc超~400cc以下相当)
◼︎モーター出力20kW超: 大型二輪(排気量400cc超相当)
PAGE 4

「特定小型原動機付自転車」とは?

「特定小型原動機付自転車」は、電動キックボードに代表される、原付自転車の中でも小型で運転に高度な技能を要しない乗り物を指します。16歳以上なら免許不要で運転でき、ヘルメットは努力義務、高速道路の走行は不可で車体の規格は法律によって以下の基準が定められています。

◼︎車体の大きさは、長さ190cm以下、幅60cm以下。
◼︎モーターの定格出力が0.60kW以下。
◼︎20km/hを超える速度は不可。
◼︎走行中に最高速度の設定変更不可。
◼︎AT機構がとられていること。
◼︎道路運送車両の保安基準に規定する最高速度表示灯が備えられていること。

と、ざっくり説明しましたが違いは分かりましたでしょうか?

ということで今回は、そんな「特定小型原動機付自転車」の中でも最近試乗してお気に入りとなった「WONKEY(ウォンキー)」をご紹介いたしましょう!
PAGE 5

ポケットバイク風の電動モビリティ

今年1月、中目黒に旗艦店がオープンした電動モビリティブランド「WO(ダブルオー)」。その新作電動モビリティが「WONKEY」です。区分的には電動キックボードと同じ扱いになります。つまりアクセルレバーの操作だけでスイスイ進んでくれるのでペダルを漕ぐ必要がありません。というか、ペダルがありません。最高時速は20km/h、ヘルメットは努力義務、ナンバープレートと自賠責保険(共済)への加入は必須となります。
 「WONKEY」16万5000円/WO BIKES(ダイナー)
▲ 「WONKEY」16万5000円/WO(ダイナー)
某ポケットバイクを彷彿とさせるネーミングですが、こちらはオーストラリアに生息するウォンバットから着想を得たとのこと。確かに真っ黒ボディでむっくりした流線デザインはウォンバットみたいですね。
PAGE 6
小型サイズながらもファットタイヤで重厚感もあり、大人の遊び道具としてもいい感じ。チェーンレスのため服が汚れる心配もなくメンテナンスも楽々です。前後のタイヤにディスクブレーキを搭載しているので制動性が高いのも魅力。モーターは250Wの出力で、上限速度は法定の20km/hとなります。

早速、お店の方に先導していただき乗ってみました。
目黒川のほとりをぐるりと一周しましたが乗り味は本当に楽ちん。冒頭にも申しましたが、私、電動キックボードを昨年買ったばかり。ですが、そんな電動キックボードよりも「WONKEY」の方が優れている点を多々発見してしまいましたのでここでいくつかお伝えしましょう。あ~、こっち買えば良かった(笑)。
PAGE 7

◼︎ 電動キックボードより優れている点(1)

椅子があって座れる

 「WONKEY」16万5000円/WO BIKES(ダイナー)
「WONKEY」はバイク型なのでゆったり座れるシートがあります。それゆえ立ち乗りの電動キックボードに比べて楽ちんさは段違い。特にバックパックを背負っている時や数キロ移動する際にはこのシートがあるかないかで疲れ方が大きく変わってきます。また、電動キックボードの運転には慣れが必要ですが、自転車に近い「WONKEY」ならすぐに乗りこなせます。女性でも安心のサイズなのでシェア使いもOKです。
PAGE 8

◼︎ 電動キックボードより優れている点(2)

ファットタイヤで安定感がある

 「WONKEY」16万5000円/WO BIKES(ダイナー)
ホイールサイズ16インチ、太さ4.0インチのファットタイヤで安定感が抜群。運転していて疲れないのはもちろん、ちょっとの段差なら難なく越えていきます。電動キックボードはタイヤサイズが小さいため小石に乗り上げただけでもバランスを崩しそうになりますが、「WONKEY」ならその心配もなし。路面が少し荒れた道でもスイスイ進むことができるんです。
PAGE 9

◼︎ 電動キックボードより優れている点(3)

バッテリー単体で充電できる

 「WONKEY」16万5000円/WO BIKES(ダイナー)
電動キックボードはバッテリーが取り外しできないモデルが多々あり、私が乗っているのもそのタイプ。そのため充電にはいちいち車体をコンセントのある場所まで持っていかないといけません。これがマンション住みにとっては割と大変で、エレベーターに電動キックボードを毎回乗せるのが本当にネック。ですが「WONKEY」ならバッテリーが取り外しできるのでその心配もなし。ちなみに運転者の体重や道路状況によって変わりますが、走行可能な距離は20~50km。毎日3kmくらいの移動なら週1回くらいの充電で乗り切れそうです。
PAGE 10

春のデートにどうぞ♡

実際に街乗りをした感想は「スイスイ進んで楽ちん」のひと言でした。一点だけ、全長138cmでシート高は56cmのため、大柄な人だと少しサイズ的に小さく感じるかなと思った次第。とはいえ身長184cmの私が乗っても十分取り回しができたのでほとんどの人は大丈夫なはず。

普段の移動はもちろん、これからの季節には風を感じながらのツーリングデートにも使えそうです。気になる方は一度店舗に訪れてみてはいかが?
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

こちらの記事もオススメ!

PAGE 11

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        電動キックボードよりオススメです! 新作「WONKEY」を試乗レポート | エレクトロニクス | LEON レオン オフィシャルWebサイト