“耳に優しい”大人のイヤホン！「Jabra Elite 5」を実機レビュー

エントリーモデルからハイエンドまで次々と新作が登場するワイヤレスイヤホン。音楽はもちろん通話やオンライン会議で使っている方も多いでしょう。

かく言う私もヘビーユーザーで、ジョギング、移動中、PC作業時と、気づけば一日中つけっぱなしのことも。そのため耳に負担がかかり、コロナ禍で2回ほど耳鼻科のお世話になりました……（笑）。

今回はそんな耳の弱い方に“耳寄り”なお話を。と言うのも私、「耳に優しいイヤホン」を見つけちゃったんです。それがこちらの「Jabra Elite 5」。今回は約2カ月使ってみた感想とともにお届けするので、ぜひお見逃し、否、お聞き逃しなく〜。

「Jabra Elite 5」を手にとって最初に感じるのはその“軽さ”。パッと見はコロンとしたフォルムですが、装着すると思ったよりも小さく、つけていて違和感を覚えません。

耳の負担を考えると「小さい」「軽い」は大正義。加えて本体はイヤーチップ側に重心があるため、グラグラせずに安定したつけ心地です。そもそもJabraは補聴器メーカー「GNグループ」の一員のため、耳への優しさは折り紙つき。つけ心地ひとつとってもユーザーフレンドリーなのが伝わってきます。

ちなみにケース自体も軽量コンパクト（約40g）なので、持ち運びもラクラクです。

続いて耳に負担をかけるのはその「音量」。騒音の中だとついついボリュームを上げがちですが、耳の健康的にそれはNG。最近では“イヤホン難聴”という言葉も広まり、世界的な問題になっています。

この「Jabra Elite 5」は、専用アプリ「Jabra Sound+」を使うことで「アクティブノイズキャンセリング（ANC）」と「ヒアスルー」が5段階で調整でき、自分にあったボリュームコントロールが可能に。音量を上げなくても音楽や動画音声をクリアに聴くことができるんです。

また、イコライザー設定も視覚的にわかりやすく、高音域や低音域など耳の刺激になる音域を好みで調整することができます。

個人的には「ベース」と「トレブル」を抑えることで耳への負担が軽減されるのを実感。もともとアタックが強い音だと耳の中がムズムズする感覚があったのですが、これによって改善しました。ちなみに設定を変えても音質が犠牲になることはなく、低音のビビりや耳障りなシャカシャカ音は一切なし。クリアなサウンドをキープします。コレ、音楽鑑賞用のイヤホンとしても優秀な印象です。

PC作業時や長距離移動時には「耳栓」代わりにイヤホンを使う方も多いでしょう。そんな時には専用アプリの「サウンドスケープ」がオススメです。「波の音」や「鳥のさえずり」など、自然の中にいるような環境音がプリセットで用意され、外音をシャットアウトしながら癒しの音に浸ることができます。

個人的には「洞窟」がお気に入りで、水の滴る神秘的な音が集中力をアップさせてくれます。ループ再生なので作業時にちょうどよく、実際にこの原稿も「洞窟」を再生しながら書いています（笑）。他にも「群衆」や「換気扇」「雨の日」など日常の雑音を再生することで、いつものリラックスした環境音に身を置くことができるんです。

音声アシスタントはSiri、Googleアシスタントのほか、Amazonアレクサにも対応。IP55準拠の防塵性と防水性で、多少の水濡れなら問題ありません。充電はUSB-Cのほか、Qi規格のワイヤレス充電に対応し、最大36時間（充電ケース併用）の音楽再生が可能というのもポイント。カラバリは「ゴールドベージュ」のほか、「黒」と「チタンブラック」の計3色を揃えます。

コンパクトサイズで十分な機能を備えるため、自分用のほか、女性への“ちょいプレ”にもピッタリ。イヤホン選びでお悩みの方はぜひチェックしてみてはいかがでしょう。