自分史上最高の「360度カメラ」！ ああ、旅行が楽しい……

これからの季節は旅行のベストシーズン。森に、海に、温泉に──今から計画を立てている方も多いでしょう。本特集「旅するガジェット」では、そんな旅行に使えるアイテムをピックアップ！ 高機能なガジェットを活用すれば、ふたりの旅行がさらに盛り上がること間違いなしですよ！

「360度カメラ」の存在は知っていても実際に使ったことがなかったり、どんな映像が撮れるのかをご存知ない方は多いでしょう。それ、本当にもったいないです！

特に旅先のシーンではすべてが貴重な一瞬。急なハプニングや彼女の驚いた表情は記憶にも記録にも残しておきたいもの。そう、そんなショットを撮り逃さず“丸ごと”記録してくれるのが「360度カメラ」なんです。

そのなかでも今回は、ライカ製のレンズに1インチセンサーを搭載したモンスター級の360度カメラ「Insta360 ONE RS 1-Inch 360」をご紹介。実際にお借りして1カ月間フルで使ってみたので、レビューとともにお届けいたします！

まずは動画をご覧ください。こちらは360度で撮った動画と写真をまとめたもの。ちなみに難しい撮影は一切しておりません。撮った後の編集にひと手間かけるだけで、こんな今まで見たことのない映像がいとも簡単に作り出せるんです。

例えばこちら。ただ道を歩くだけの映像も純正アプリ（無料）でグリグリっと画角を変えればこの通り。

周囲の様子までバッチリ映り込ませることができます。

また、鍾乳洞のような狭い空間からスポッとカメラを抜き出せば、こんな摩訶不思議な映像を残すことだってできちゃいます。

スマホのカメラじゃ撮れない動画はSNS映えも間違いなし！ 360度カメラが一台あるだけで、撮るだけじゃなくさまざまな画角で見返したりSNSにアップしたりと2倍3倍にも楽しめちゃうんです。

続いてはこちら、屋外イベントでオウムとイグアナを連れていた御一行に遭遇した時のもの。まさにハプニングな一瞬でしたが、バッチリ収めることができました。

こういった急なシーンでは、いざ撮ろうとすると突然の動きに対応できず上手く撮影できないことが多々。でも360度カメラなら「とりあえず」撮っておけば、後からいくらでも被写体を切り出すことができます。

動画だけじゃなく、写真も撮った後でさまざまな画角にすることができます。それも超広角で切り出せるので、ワイドな風景を記録するのにもピッタリです。

こちらは銀座4丁目交差点の夜景。「Insta360 ONE RS 1-Inch 360」は高級コンデジに使われる1インチサイズのセンサーに加え、HDRモードを搭載するため、夜でもノイズが少なくクリアな描写！

こちらは東京タワーを見上げた図。こんなにダイナミックな構図で撮れるのも360度カメラならではです。

ご存知、渋谷駅に展示されている岡本太郎氏の壁画「明日の神話」。通常、これだけ巨大な作品を一枚写真で収めるのは至難の技ですが、360度カメラならご覧の通り。

ちなみに「明日の神話」を画像検索してみましたが、このように一枚絵で写せている画像はほとんどありませんでした。これ、おそらく360度カメラじゃないと撮れません。いや〜凄すぎです。

こちらは表参道の歩道橋からパシャリ。レンズの特性上、左右に行くほど画像に「伸び」が出てしまいますが、魚眼レンズともまた違った不思議な遠近感が楽しめます。

最後はこちら、ロケ撮影で訪れた「澁谷藝術」でのワンショット。店内の様子を丸ごと構図に入れつつ、女性スタッフさんも綺麗に写すことができました。上手く撮影すれば一風変わったポートレートにも使えそうですね。

本体はレンズ部分とディスプレイ部分が分割できるスティック型。持ちやすいのが特長です。ポケットに入れるにはギリギリなサイズ感ですが、それでも1インチセンサーのコンデジだと考えればかなりコンパクトな部類でしょう。底面には一般的なカメラと同じ1/4インチのネジ穴が空き、市販のロッドや三脚にも対応。USB Type-C経由での充電やPC接続もできるので使い勝手も万全です。

実際に使ってみると楽しくてどこにでも持ち運びたくなりますし、録画ボタンを押すだけですぐに撮影開始となる手軽さも便利！ スマホ撮影に物足りなさを感じている方や動画を趣味にしたい方には特にオススメですので、気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょう？