2018.05.06

私的・NIKEスニーカー進化論

ナイキのテクノロジーが凝縮されたバスケットシューズ「レブロン 15」。マックスエアにズームエア、フライニット素材というその機能性はいかに?

CREDIT :

文/平井敦貴

こんにちは、LEON.JPの平井です。
ゴールデンウィークも今日で終了、みなさんリフレッシュできましたでしょうか?

さて今回は、この連休中に私物で購入したアイテムをご紹介いたします。このたび私が買ったのはこちら、バスケットシューズ「レブロン 15」です。
Lebron XV EP レブロン15
「Lebron XV EP」21,600円 (https://www.nike.com/jp/ja_jp/
ワオ! ド派手!

こちらは、NBAのスタープレイヤー「レブロン・ジェームズ」モデルの最新作。カラフルなアッパーが特徴的ですが、この「マルチカラー」は4月に発売されたばかりの新作です。

ちなみに、これまでにもナイキのバッシュは外履き用に何足か買っているのですが、今回は実際のプレイ用として購入しました。

そう、プレイ用です。この「レブロン 15」はこんな見た目ですが、ただのおしゃれスニーカーではなく、プロも愛用する正真正銘のバスケットボールシューズなんですね。

なお、参考までに自分が過去に買ったナイキのバッシュは以下の通り。過去の記事と合わせてご覧くださいませ。
air jordan V エアジョーダン 5
1990年に登場し、そのスタイリッシュなデザインで爆発的な人気を博した「エアジョーダン 5」の復刻モデル。「スラムダンク」の流川楓が履いていたことでも有名ですね。
(紹介記事はこちら→ https://www.leon.jp/editors/7708
air jordan VII エアジョーダン 7
1992年に登場した「エアジョーダン 7」の復刻モデル。バルセロナ五輪でマイケル・ジョーダンが着用したことでも有名なモデルです。
(紹介記事はこちら→ https://www.leon.jp/editors/7223
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レブロン15 Lebron XV EP
都内のシューズ店員に聞いたところ、本格的なプレイヤーが練習用に購入するため大きいサイズから売れている、とのこと。
さて、話を戻しましてこの「レブロン 15」の特徴を見ていきましょう。まずはアッパーに注目。
Lebron XV EP レブロン15 マルチカラー
カラフルなファイバーで編み上げられたマルチカラーのアッパー。
こちらは「フライニット」と呼ばれる素材で足全体をホールドしています。フライニットとは、高強度のファイバーで編み上げられた布素材のこと。丈夫ながらも軽量化に成功し、さらには伸縮性・通気性も高められています。

ちなみに、このマルチカラーのような混紡色が出せるのも、そんな繊維素材だからこそ。
Lebron XV EP レブロン15
靴下状の構造ながらも、伸縮性があり着脱はラクラク。
このフライニット素材が足首までしっかりサポートしているので、履き心地はまるで「靴下」のよう。履いた時のフィット感は吸い付くような感じですが、伸縮性が高いため、着脱はすっぽりとイケます。脱ぎ履きしやすいので、これなら街履きでも苦になりません。
Lebron XV EP レブロン15
内側には土踏まずのあたりにステッチが入る、一枚仕立てのアッパー。
こちらはシューズの内側面。土踏まずのあたりにステッチが入っていますが、アッパーはここを中心にぐるっと一枚で仕立てられています。また、幅広で土踏まずが低い足型ゆえ、日本人の足にもジャストフィットするつくりに。高いフィット感はこの素材の進化とデザインの力によって生み出されているんですね。

また、個人的にニット素材は冬用の素材だと思い込んでいましたが、通気性が高いため、むしろこれからの季節にピッタリな感じです。

派手な色味ですが、タイトフィットでフォルムもスッキリしているため、ファッション靴での使い方ならショートパンツや細身のパンツにも合わせられそうです。
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Lebron XV EP レブロン15
「マックスエア」と「ズームエア」を搭載。
さらに、もう一つ注目すべきはそのソール。ナイキの代名詞である「エア」テクノロジーをこれでもかとばかりに搭載しています。
Lebron XV EP レブロン15
ソールは4分割され、それぞれにエアを配置。
足の裏側を見てみると、ソールは4分割のパーツで構成されているのがわかります。
Lebron XV EP レブロン15
つま先側でも約2cm、ヒール側で約3cmの厚さが加わります。
再び横から見ると、4分割されたそれぞれのソールにエアクッションが配置されているのがわかります。このクッションがいわゆる「マックスエア」と呼ばれるもので、着地の衝撃を緩和する効果を持ちます。さらにそのエアの内側に見える支柱のような黒いモノ。こちらは「ズームエア」と呼ばれる別のクッショニングシステムです。

ウンチクになりますが、「マックスエア」とは見た目の通り透明のエアバッグに不活性ガスを注入することで耐衝撃性高めたエアシステムのことで、「ズームエア」とは圧縮した空気をファイバーと組み合わせることによって高い反発性を生み出したテクノロジーのことを示します。

そんな両方の「エア」を兼ね備えた「レブロン 15」は、抜群のクッション性能を持っているワケなんですね。実際に履いてみると、まずはソールの厚みに驚かされます。ソール厚が約2〜3cmほどのエアクッションは、例えるならゴム板の上を素足で歩いている感じ。ジャンプ時や着地時には、その耐衝撃性・反発性が足の裏にダイレクトに伝わってきます。

一言でいうなら「エア感がすごい!」です。
Lebron XV EP レブロン15
ソールのかかと部にはライオン顔のレリーフが。
またソールをよく見ると、かかと部分にライオン顔がレリーフされています。これは「キング・オブ・バスケットボール」と呼ばれるレブロン・ジェームズへのオマージュでしょうか。誰にも見られない場所ですが、なんとなく可愛いポイントで個人的には好みです。
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さて、これまで「レブロン 15」の特徴を書き記してきましたが、やはりそのテクノロジーの進化には驚かされます。28年前に登場した「エアジョーダン 5」でもエアシステムは搭載されていましたが、それはかかと部分にチラリと見えるものだけでした。
air jordan V エアジョーダン 5
「エアジョーダン 5」のエアシステム。
時を経て「エア」はソール全体に配置され、合皮が主流だったアッパーには一枚仕立ての「フライニット」が選ばれるようになりました。見た目も大きく変化し、スニーカーはそのデザインにおいて独自の進化を遂げているのです。
Lebron XV EP レブロン15
「レブロン 15」のエアシステム。
履き心地についても、最近のモデルはその進化が目覚ましいです。ホールド感やクッショニングはもちろんのこと、ソールのグリップ力、足首への負担、靴紐の調節範囲など、細かなところまで機能が高められ、足元全体をサポートします。

近年、スニーカーブームによって復刻モデルが続々と展開されていますが、機能面で見るとやはり最新モデルはその進化に驚くことばかりです。

中でもナイキは、「コルテッツ」に始まり、「エアフォース」「エアジョーダン」「エアマックス」「ズームフライト」と、テクノロジーとデザインの力で、時代をリードするスニーカーを常に打ち出し続けてきました。さらに言えば、「スポーツシューズ」だったスニーカーを、一つの「ファッションジャンル」にまで昇華させた意義はとてつもなく大きなことだと言えるでしょう。

テクノロジーがデザインを進化させ、その斬新なデザインが市場を広げ、拡大した市場のフィードバックをテクノロジーが吸収するーー。まさにそんな循環がスニーカー市場には起きており、それゆえに間断のない進化が今なお続いているんですね。

というわけで。

これから夏が始まり、運動に最適な季節がやってきます。バスケットだけでなく、ゴルフでもテニスでもランニングでも、パフォーマンスを求めるのであれば、やはり足元には最新のものだったり本格的なものがオススメです。

皆さまもぜひ、ベストなシューズ選びをお楽しみください。

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