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2025.09.29

1年の半分が夏となった日本。蓼科でワーケーションを本気で考えてみた

日本の暑すぎる夏対策として涼しい土地でのリモートワークは理想的な選択肢。ではどこに行く? 東京からそう遠くなくて、涼しくて、仕事がしやすい環境が整って……そこで候補のひとつに挙げたいのが長野の蓼科なんです。

CREDIT :

文/森本 泉(Web LEON)

蓼科 TENOHA蓼科 長野 WebLEON  ワ―ケーション

涼しいリゾート地でワーケーションを満喫したい

ここ数年の日本の異常な暑さには誰もが閉口でしょう。気温25度以上を「夏日」と言うわけですが、東京では5月から10月まで夏日が続く、つまり1年の半分は夏なのですね。9月までは連日30度、35度以上(真夏日・猛暑日)が続きますし、昭和世代は出歩くだけで体力消耗、職場に着いた段階でヘトヘトです。

これじゃ生産性の高い仕事なんて出来ない! せっかくコロナ期を経てリモートワークも浸透したことだし、夏の間だけでもどこか涼しいリゾート地に移り住んで、ワーケーションを満喫したい、と思ってもバチは当たらないでしょう。実際、多少余裕のあるオヤジ世代ではそんな人々も増えているようなのです。
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▲ 「東急リゾートタウン蓼科」に昨年オープンした「TENOHA蓼科」。
今回はその理想の候補地のひとつ、長野県蓼科にある「東急リゾートタウン蓼科」を訪れたのでご報告いたしましょう。

蓼科は長野県茅野市にある標高1300mにも達する高原地帯。古くから湯治場として親しまれ、大正から昭和初期にかけては小津安二郎をはじめ多くの文化人や知識人が別荘を構えるようになり、今に続く人気リゾートとなっています。
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▲ 芝生が広がりゆったり座れる場所がそこかしこに。心も体もゆったりと静養できそう。
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東急のリゾートタウンが開業したのは1978年。東京ドーム約140個分の広大な敷地に、別荘、リゾートマンション、ホテル、ゴルフ場、スキー場などを備え、東京からは中央線特急で約2時間の茅野駅からクルマで30分ほどの位置にあります。
長野の避暑地と言えばまずは軽井沢が思い浮かびますが、あちらは今や新幹線で東京と直結した一大観光地。多くの商業施設を抱え、常に人で溢れかえっているのに対して、蓼科はあくまで静養地。遊び場というよりゆっくり過ごすための場所という印象でしょうか。そして、軽井沢は実はかなり暑いことでも有名ですが、蓼科は標高が高い分、だいぶ涼しいのも魅力です。
蓼科 TENOHA蓼科 長野 WebLEON  ワ―ケーション
蓼科東急ホテルのメゾネットタイプの新客室。窓の外に緑が広がるこんな部屋なら仕事もはかどりそう。
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今回のテーマはあくまでワーケーション。となるとあまり観光化した場所よりは、誘惑(特に夜の)が多すぎない場所の方がよいわけで。とはいえタウン内にはゴルフ場やプール、温泉&スパにテニスコート、アスレチックもあり、高原ならではの美しい星空も楽しめるなど、家族とともに行っても退屈させることはなさそう。東急不動産HDグループが管理するリゾートタウンですから生活インフラはもちろん、治安にも不安はありません。
蓼科 TENOHA蓼科 長野 WebLEON  ワ―ケーション
東急ハーヴェストクラブ蓼科の部屋から見た蓼科の山並み。緑・緑・緑が広がります。
そしてこちらは別荘地と言っても、蓼科東急ホテルや東急ハーヴェストクラブ蓼科(会員制)をはじめホテルも複数あるし、貸別荘タイプの施設(クラスベッソ蓼科)も揃っているなど、宿泊場所についても選択肢は多く、それぞれの事情に合わせた宿が選べるのもポイント。
また、昨年タウン内にオープンした「TENOHA蓼科」周辺エリアが、今年リニューアルし、快適なワーキングスペースが整備された他、食と日用品を扱うショップ&カフェがオープンするなど、ワーケーション利用には非常に便利になったことも見逃せません。
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TENOHAとは「手のひら」と「葉」を掛け合わせた造語で、企業や地域のパートナーと連携を図り、地域の資産・資源である施設を利活用して、「人・モノ・サービスが育つ」場所を生み出すことを目指すプロジェクトだそう。代官山や松前(北海道)をはじめ全国6か所で展開され、蓼科はその最新の地なのです。
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一時期だけブームのように栄えては寂れていく日本のリゾート地が多いなか、持続可能な地域共生はどこでも大きな課題です。東急リゾートタウン蓼科では森林の樹木密生を抑制するために木を間引く保全間伐を実施し、そこで出たカラマツの間伐材を建材や家具、オリジナル商品、バイオマス燃料としてタウン内で活用するなど、循環型の地産地消を実現しています。
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TENOHA蓼科内でもカラマツの間伐材で作られた家具が使用され、関連商品が並び、プロジェクトの趣旨を説明する展示がされています。訪問客の問題意識を喚起するこれらの試みは、長年蓼科とかかわってきた東急不動産HDグループの強い思いを感じさせます。ただの観光客ではなく働く場所としてこのタウンを訪れるオヤジさんであればこそ、そのメッセージは良き刺激にもなるのではないでしょうか。

いずれにしろ、1年の半分を占める日本の夏をうまくやり過ごすワーケーションにふさわしい場所として、こちら、かなりポイントが高いのではないかと思った次第。人気の場所ゆえに来年の夏(5月以降です)の計画は早めに立てることをおすすめします。

■ 東急リゾートタウン蓼科
公式HP

■ TENOHA蓼科
公式HP

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