2020.05.19

2020年上期、乗って気になったクルマ

自粛続きでおうち時間ばかり。クルマ時間、ドライブ時間よ早く来い! ということで、ちょっと気が早いですが今年の前半、実際に乗ってみて楽しかったクルマをプレイバック!

CREDIT :

文/近藤高史(LEON)

海外試乗会はもちろんのこと、国内で広報車を借りることすらままならない新しい過ごし方にまだ慣れていないLEONのクルマ担当、近藤です。
まだ5月も半ばでちょっと気が早いですが、2020年上半期、乗って気になったクルマを備忘録的に振り返ってみたいと思います。
まずは「マクラーレンGT」。その名のとおりスーパースポーツカーを数多く輩出している英国きってのブランドから出されたグランツーリズモ、ドライブも楽しめる1台です。トランクにはゴルフバッグも積める、いわばゴルフにも行けるスーパーカー、といったところ。それでいてドアの開閉はマクラーレンおなじみのディへドラルドアですから、否が応でも目立ちました! 

思いのほか視界も良く、ハンドルも効いて小回りができ、運転がとてもしやすくストレスがないのが特長。4.0リッターV8ツインターボエンジンが、それはもうコンフォートモードですらワクワクしちゃいます。

マクラーレン GT

HP(マクラーレン・オートモーティブ)/jp.cars.mclaren.com

全長×全幅×全高:4683×2045×1213㎜
車重:1530kg
エンジン:4.0リッターV型8気筒ツインターボ・エンジン
最高出力=456kW(620ps)/7500rpm
最大トルク=630Nm(64.3kgm)/5500~6500rpm

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お次は打って変わってしずか~に走るメルセデス初の完全電気自動車EQC。電気自動車というと他ブランドの場合、バッテリー積載量を増やすためにホイールベースの妙に長い、それゆえちょい間延びしたデザインになりがちなところを、このクルマの見た目は完全にメルセデスクオリティ。が、ひとたびコクピットに入ると、それはまるで大きな高級家電に包まれているような感想をもちました。

でも、新しい家電を使いこなせないであたふたするようなことは、このクルマにおいては皆無。シンプルで使い勝手が実によく、乗ってすぐに乗りこなせて快適なドライブが楽しめました。コレ、重要なポイントかと。そして走りも、バッテリー積載による重さを感じさせることなく実にスムース。むしろそのバッテリーが車体下部に積まれていることにより、SUV特有の横揺れをあまり感じず、安定していたのが心地よく。

メルセデス・ベンツ EQC 400 4MATIC

TEL(メルセデスコール)/0120-190-610

全長x全幅x全高:4770×1925x1625㎜
車重:2500kg
システム最高出力:408PS(300kW)
システム最大トルク:765Nm(78.0kgf・m)

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最後はアウディのRS Q3とそのスポーツバック。Q3というボディサイズながら2.5リッター直列5気筒のクワトロエンジンは実にトルクフル。そして“エンジン オブ ザ イヤー”にも輝いたその独特なサウンドも心地よく。個人的にも、取り回ししやすいボディサイズにオーバースペック気味とも言えるエンジンを積んだクルマはわりと好きなので、コレはたまらない一台でして。試乗したのは2月のスウェーデン。零下10℃以下、雪と氷に閉ざされた厳しい環境下でもその走破性は衰え知らず。

タイヤの性能をいかんなく発揮させるサスペンションと路面状況等々に瞬時に前後重量配分を合わせてくれるクワトロシステムにより快適かつ大胆な走行が可能に。運転が上手になったと錯覚すらさせてくれるような、一度味わってしまうと他のクルマに乗るのが怖くなってしまうほどの安心かつ安全なクルマだった。

という3台を2020年に乗った暫定ベストカーに選出させていただきたく。

アウディ RS Q3(スポーツバック)

TEL(アウディ コミュニケーションセンター)/0120-598-106

全長×全幅×全高:4506(4507)×1851×1602(1557)㎜
エンジン:2.5リッター直列5気筒 フルタイム4WD
最高出力:294(400ps)
最大トルク:480Nm

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オマケ

そしてもう一台、みなさまにお届けしたいのがこちら。新しくなったLEON RACINGのメルセデス AMG GT3。
スーパーGT300クラスにエントリー、強豪チームのひとつに数えられる我らがLEONレーシングのマシンです。年間8戦しかないものの、猛スピードでストップ&ゴーを繰り返すレース車両は、1年も使えばミリ単位でのゆがみが生じることもあるそう。そこで、ゆがみなどとは無縁なニューマシンを投入することに。

数字的なスペック自体は、先代とほぼ変わらないものの、フロントマスクがより力強くデザインされ、マットブラックのカラーと相まって実に早そうで強そうな印象に生まれ変わりました! こんなマシンがバックミラーに映ったら……、煽られているわけでなくともすぐに道を譲りたくなってしまいます(笑)。
あぁ! 1日も早くこのコロナウイルスが終息に向かいクルマに乗ってどこかへお出かけしたいなぁ。

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