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2022.11.29

「パークハイアット京都」は京都ステイの最高峰でした。

ここ数年多くのラグジュアリーホテルが開業した京都。数ある京都の高級ホテルのなかでも、その最高峰のひとつ「パークハイアット京都」の宿泊体験記です。

CREDIT :

文・写真/秋山 都 

LEON.JP食いしん坊担当の秋山都です。

名前に「都」がついている私、京都は大好きな街で四季折々、年に数度は訪れます。ここ数年でたくさんオープンした外資系ラグジュアリーホテルから、独立系のライフスタイルホテル、日本旅館、ビジホまでさまざまな宿に泊まってきました。そのどれもが値段に見合うクオリティだったと感じています。

1万円以下の宿なら、清潔で機能的な客室であれば満足できるし、高級な宿なら日常の憂さや喧騒を忘れさせてくれる贅沢な環境と上質なサービスが欲しいところ。
「パークハイアット京都」パークスイートのリビングルーム。
▲ 「パークハイアット京都」パークスイートのリビングルーム。
さまざまな宿に宿泊してきた私が、京都のラグジュアリーステイならここがひとつの結論では、と思い至ったのが「パークハイアット京都」。なぜって? 実際にステイした一夜を追体験していただければ、その理由がおわかりになるかと。
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◆パークハイアット京都

まず、「パークハイアット」とは何か。世界で展開している「ハイアットホテル&リゾーツ」グループのなかでも最上位に位置するブランドであり、スタイリッシュな空間と富裕層に向けた上質なサービスが特徴とされています。

しばしば「グランドハイアット」と比較されますが、私の印象では「パークハイアット」がやや小規模で、こだわりの強いおしゃれな人向け。「グランドハイアット」はその名の通り“グランド”で、万人に向けたラグジュアリーを追究しているようなイメージです。
「パークハイアット京都」の落ち着いたロビーラウンジ。
▲ 「パークハイアット京都」の落ち着いたロビーラウンジ。
日本では1994年に「パークハイアット東京」がオープンしましたが、これが本当に衝撃的だった。ソフィア・コッポラが監督した米映画「ロスト・イン・トランスレーション」(2004年)の撮影場所としても使われましたが、一ホテルが時代の先端となったことを同時代で目撃できたのはラストのバブル世代として幸運なことでした。それほど「パークハイアット新宿」は私にとって特別な場所でしたが、その思い出話はまたいずれ。
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パークハイアット京都 庭園
▲ エントランスに設えられていた庭園には季節の草花が咲く。滞在時には木槿と桔梗が秋の訪れを感じさせていました。
さて、「パークハイアット京都」の開業は2019年。新宿以来、25年ぶり2軒目のパークハイアットとあって、その気合の入り方も推してしるべし。高台寺に隣接し、清水寺へと至る二寧坂のふもとという絶好のロケーションはVery Kyotoなのですが、一歩入るとその内部はVery Park Hyattという……和の象徴とも言える古都から洋の洗練された空間へと、シームレスに流れ、非日常へと没入していく作り方は流石というほかありません。
パークハイアット京都 シャンパーニュ
▲ ロビーで供されたウエルカムドリンクはシャンパーニュをチョイス。
チェックイン時にはウエルカムドリンクのサービスがありました。「コーヒーやお茶に加えてシャンパーニュもございます」と言われた時、シャンパーニュ以外をオーダーできる人っているんでしょうか? もしいたら尊敬しちゃう。この1杯で、ぐんと機嫌よくなっちゃうんだから、ほんと単純だな、私。
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歴史ある料亭の庭園を借景にする「パークスイート」に宿泊

パークハイアット京都 老舗料亭「山荘 京大和(きょうやまと)」のお庭の一角
▲ 眺望は、この「パークハイアット京都」が建つ老舗料亭「山荘 京大和(きょうやまと)」のお庭の一角。外のテラスに出られるのもポイント高し。
さて、今回のお部屋は東山の裾野に佇むパークスイート(68㎡)です。独立したリビングルームとベッドルームを配し、坪庭に面した空間はひとり旅にふさわしく静謐で贅沢な空間でした。どこへ行くにも原稿の〆切が追いかけてきてPCを手放せない私にはこの“振り分け”スタイルがONとOFFの気持ちを切り替えることができて快適です。
パークハイアット京都 アメニティ 「ちどりや」製のバスソルト
▲ アメニティのなかで特に気に入った「ちどりや」製のバスソルト。
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夜の京都を一望! 「八坂」での鉄板料理ディナー

京都へ出かけたらだいたい和食屋さんで夕食を摂ることが多いのですが、今回は「パークハイアット京都」のシグネチャーレストラン「八坂」での鉄板料理ディナーを楽しみにしていました。
久岡寛平料理長のスペシャリテでもある「八坂パンケーキ」は、ウニとエビにキャビアをあしらった贅沢な前菜
▲ 久岡寛平料理長のスペシャリテでもある「八坂パンケーキ」は、ウニとエビにキャビアをあしらった贅沢な前菜。
京都市街へ向けて大きく窓が開けているこの「八坂」は、眺望の良さもご馳走のひとつ。窓外の甍(いらか)や八坂の五重の塔などが日暮れとともにシルエットとなり、次第に闇に溶け込んでいく様はおそらく京都広しと言えど、ここでしか味わえない贅沢なシーンかと。
厳選された国産和牛はフィレかサーロイン
▲ 厳選された国産和牛はフィレかサーロインをチョイス。もうね、この年になるとフィレの一択ですよ。
フランスの星付きレストランで研鑽を重ね、2016年にパリの「LA TRUFFIERE」でシェフとしてミシュランの星を獲得した久岡寛平料理長による鉄板料理コースは、地元の食材を使いつつ、ところどころにイノベーティブな発想が光るクリエイティブな構成。ペアリングされたワインとともに堪能し、ほろ酔いました。
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「山荘 京大和」による特製の和朝食
▲ 「山荘 京大和」による特製の和朝食。*追加料金あり
ぐっすり眠り、おいしい朝食をいただいたら早やチェックアウトの時間です。気づいたら私、昨日のチェックイン以来、一歩も外に出ていませんでした。ホテルの中にいるにも関わらず京都の粋を感じさせる「パークハイアット京都」、やはりここは京都ステイの最高峰と言えるでしょう。
パークハイアット京都

● パークハイアット京都

住所/京都府京都市東山区高台寺桝屋町360
TEL/075-531-1234
HP/www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-kyoto

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