2020.02.28
【おじさん必見】東京のリアル女子を知るサブテキストになる!? 蜷川実花監督のNetflixオリジナルシリーズ『FOLLOWERS』とは?
第91回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ROME/ローマ』や社会現象にもなった『ストレンジャー・シングス 未知の世界』、次回シリーズが決定した『全裸監督』など、オリジナル作品で定評のあるNetflix。その最新作が蜷川実花監督のオリジナルシリーズ『FOLLOWERS(フォロワーズ)』。2月27日から全9話世界190ヶ国で配信中。今どきの東京の女性を知るきっかけにもなりそうです。
- CREDIT :
文/堀川博之(LEON.JP)
LEON.JPの堀川です。
どんなに時代が変わろうとも表現方法が変わっても、多くの場合、男性は女性が気になるし、女性は男性が気になるもの。これは不可避です。
その生態は時代とエリアに応じて変化していますが、今どきの東京の女性がどんなことに悩み、どんなことに喜びを感じているかを知りたいなら、世界配信となったばかりの蜷川実花監督のオリジナルシリーズ『FOLLOWERS(フォロワーズ)』が参考になるかもしれません。オープニング前のローンチパーティもなかなか盛大なものでした。
パーテイはロケ先でもある表参道GYRE.FOODにて
当初は200名ほどの予定が400名以上の参加となり、熱気ムンムン、賑々しく会はスタートしたのでした。
”東京”を舞台にした映画を撮るのが長年の夢だった
劇中でも東京タワーをはじめ、都心の街並みが、パリのようなお洒落な目線で撮られているのが印象的。とりわけ演者が着用する衣装はグッチをはじめ様々なメゾンや東京ブランドのものばかりで、「こんなファッションで撮影できることは二度とない!」と監督に言わしめるほど。監督をはじめスタッフの皆さんの心意気が伝わります。
そんな劇中で、印象的なシーンが、社長エリコ役の夏木マリさんが、女優志望のなつめ役を演じる池田エライザへの一言。
「ブランド物を着ていい化粧を使っているからいい女なんじゃない。一流の人たちが作った本物を飼いならせるからいい女なの」「目いっぱい背伸びして、服をまとえる女になりなさい」
含羞のあるお言葉です。
また豪華な俳優陣やミュージシャンがそのまま本人役で出演している点も見もの。第一話のラストはちょっと驚きました。
20年後の今の東京、とりわけこの作品にも同じような空気感があるのかなと。ただし当時のイケイケというより、劇中での桜に象徴されるような繊細さが加味されているのが日本的と言うか蜷川実花監督ならでは。
今どきの東京の女性の生態を知りたいのでしたら、こんなシリーズを仕事帰りに観るのがいいのではないでしょうか。個人的にはコーネリアスが劇中に使われているのが世代的にも懐かしくテンションが上がりました笑。