2019.02.19

国産ワイナリーが極少量醸す貴重酒を味わう!

このラベルと佇まい、どう見たってワインでしょ!って思うのですが、じつは長野県にある小布施ワイナリーがワインを熟成している期間に醸造している出自も見た目も一風変わった日本酒なのです。

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文/芦川明代(LEON)

こんにちは、LEON編集部の芦川です。

まだまだ朝晩は冷え込みますが、立春を過ぎて暦の上ではすでに春。ということで、この時期にしか嗜めない早春の限定酒をご紹介いたします。それがこちらの日本酒です。
「ソガ ペール エ フィス サケ エロティック 2018 ヌメロシス ドメイヌイケダ」750ml 1500円(税抜)
初見ワインのように見えますが、歴とした日本酒で長野県にある小布施ワイナリーで造られています。ここは自社栽培の葡萄100%で醸造し、有機栽培国産ワインにこだわった世界的にも評価の高いワインを醸造しているワイナリーです。
じゃあ、なんでそんなワイナリーが日本酒を造っているの?ってなるのですが、その理由は長野は冬が厳しいので、ワイン畑での仕事ができない数週間だけワイン造りから離れ、技術向上と趣味をかねて!? 極少量の日本酒を造っている、ということなのです!
さらにさらにこの日本酒の稀少性を語ると、日本酒を造るのに適した酵母は日本醸造協会が番号をつけて培養管理しているのですが、これを協会酵母といって、今まで古い酵母の1号~5号くらいまでは、ほとんど使われていませんでした。
でも、小布施ワイナリーではなんと独自で管理していた1号~5号の酵母を使って酒造りをするチャレンジをおこない、そこにブルゴーニュワイン的な思想がミックスされて、この貴重な日本酒が完成したのです。

そして今年も冬となり、ぼちぼち小布施の日本酒が発売され始めました。この日本酒は6号酵母を使い池田農園産の美山錦という酒米で造られていて、日本酒でいうところの純米酒になるようです。
で、いざ実飲!なのですが、なんと栓がコルク栓! 日本酒でコルク栓というのはかなり珍しく、よりワイン感が漂いますよね。
口に含むと白ワインのごとき上品な酸味が感じられ、爽やかな味わいが口いっぱいに広がります。例えるなら辛口の白ワインのような味わいかもしれません。それにワイナリー発だけに何年か寝かせることにより、深みのある味に成長しそうな期待感もあります。日本酒には珍しい熟成を考慮した造りなのかもしれません。

世界にも通用する一流ワイナリーが醸造した妥協なき日本酒は、協会酵母や生酛造り、完全無添加、純米生原酒、という通にはたまらないフルスペックなので、語るべきウンチクが尽きることはないでしょう。
3月いっぱいまでは正規特約店などの店頭で販売されているようなので(なくなり次第終了)、ゲットしたあかつきには、この季節でしか味わえない稀少な日本酒をじっくり堪能してください!

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