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2017.12.31

新型ギブリ登場! マセラティの2018年最新モデルのラインナップをチェック!

フェラーリやランボルギーニとは異なる、ラグジュアリーなイタリアンスポーツカーブランドとして独自の存在感を放つマセラティ。そのすべてのラインナップが、2018年の最新型に刷新されました。ここでは、進化を遂げた各モデルの詳細を、1台ずつひもときます。

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文/編集部

2018年モデルに進化したギブリ。向かって左が「グランスポーツ」、右が「グランルッソ」
2018年モデルに進化したギブリ。向かって左が「グランスポーツ」、右が「グランルッソ」

紛れもないスポーツカーであるという事実がマセラティ車の証

かつて、サーキットを舞台にフェラーリやアルファロメオなどとしのぎを削り、グランプリの歴史にその名を刻んできた名門、マセラティ。現在は、レースの世界で培われたクルマづくりのDNAを継承しつつ、イタリアを代表するラグジュアリーなスポーツカーブランドとして、独自のポジションを築いています。

とくに近年は、ミディアムサルーンの「ギブリ」、マセラティとしては初となるSUV「レヴァンテ」も登場。フラッグシップサルーンの「クワトロポルテ」、クーペの「グラントゥーリズモ」、そしてオープンモデルの「グランカブリオ」とともに、魅力的なラインナップを構成しています。
ディサイズはいずれの仕様も共通で全長4985×前幅1945×全高1485mm
ボディサイズはいずれの仕様も共通で全長4985×前幅1945×全高1485mm
何よりも重要なのは、クーペはおろかサルーンやSUVですら、エモーショナルかつエレガントなスタイリングまとい、極めて高いパフォーマンスを誇る、紛れもないスポーツカーであるという事実です。それこそが、マセラティ車の証なのです。

そのマセラティのすべてのラインナップが2018年モデルへとアップグレードされ、より魅力を増して登場しました。ここでは、モデルごとに進化の詳細をリポートしていきます。
ホイールベースは3000mm。写真は「グランルッソ」
ホイールベースは3000mm。写真は「グランルッソ」
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2種類のトリム・オプションを新たに導入─ギブリ

2013年のデビュー以来、全世界で7万台以上のセールスを記録し、昨今のマセラティ躍進の契機となったギブリ。今回発表された最新モデルの特徴として、2つのポイントがあげられます。

まず1つ目は、クワトロポルテではおなじみの、「グランルッソ」と「グランスポーツ」という2種類のトリム・オプションが、新たに導入されたことです。グランルッソはラグジュアリー性を、グランスポーツはスポーティなイメージを際立たせた仕様で、すべてのエンジン・モデルにラインナップされています。
「グランスポーツ」のフロントビュー
「グランスポーツ」のフロントビュー

エアロダイナミクス性能も強化

イタリア・トリノのマセラティデザインセンターでは、2つのトリム・オプション導入に際し、フロントやリアバンパーについてデザインの大幅な見直しを実施。より精悍でエレガントなスタイリングを実現するとともに、Cd値を0.31から0.29に改善するなど、エアロダイナミクス性能も強化されました。

「ギブリ グランルッソ」では、フロントグリルにクロームが配されているのに対し、「ギブリ グランスポーツ」ではブラックグリルが採用されるなど、それぞれの仕様に応じたデザインが施されています。
エグゾーストパイプまわりのデザイン処理がスポーティな「グランスポーツ」
エグゾーストパイプまわりのデザイン処理がスポーティな「グランスポーツ」
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「ギブリ グランルッソ」にはエルメネジルド・ゼニアによるインテリアを採用

エクステリアにおいては、マセラティでは初となるグレアフリーのマトリクスハイビーム技術を採用したアダプティブルLEDヘッドライトを、いずれの仕様にも装備。より印象的なフロントの表情を創出するとともに、優れた視認性も確保しています。
エルメネジルド・ゼニアによる「グランルッソ」のインテリア
エルメネジルド・ゼニアによる「グランルッソ」のインテリア
インテリアに目を向けても、どちらの仕様も特別感のある魅力的な演出が施されています。例えば「ギブリ グランルッソ」では、エルメネジルド・ゼニアによるシルクとレザーのコンビネーション・インテリアを採用。車内空間においてもラグジュアリーさが追求されています。一方「ギブリ グランスポーツ」では、ピアノブラックトリムやスポーツシートが与えられ、より精悍なイメージに仕上げられました。
レザーとシルクのコンビネーションがラグジュアリー
レザーとシルクのコンビネーションがラグジュアリー
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先進運転支援システムも大きく進化

新型ギブリの2つめの特徴は、安全装備面において大きな進化を遂げたことです。具体的には、オプションとして設定可能な最新の先進運転支援システム(ADAS)がレベル2に発展。アクティブクルーズコントロール、レーンデパーチャーワーニング、フォワードコリジョンワーニングといった既存の機能に加えて、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットアシスト、そして交通標識認識などのアクティブ機能が新たに装備されました。
「グランスポーツ」のインテリアはよりスポーティな雰囲気
「グランスポーツ」のインテリアはよりスポーティな雰囲気
ちなみに、レーンキープアシストの実装に伴い、マセラティとしては初となる電動パワーステアリング(EPS)が導入されました。走行安定性とドライビング・ダイナミクスを高次元で両立させる車輛統合制御システム(IVC)と相まって、マセラティならではのシャープなハンドリングと優れた操縦性を実現しています。
ブラックレザーに赤いステッチが精悍だ
ブラックレザーに赤いステッチが精悍だ
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パワーアップした3リッターV6ツインターボエンジン

導入されるエンジンは、「ギブリ ディーゼル」の3リッターV6ディーゼル、「ギブリ」の3リッターV6ツインターボ、さらに最高峰モデルである「ギブリ S」と「ギブリ S Q4」に搭載される3リッターV6ツインターボの3種類。「ギブリ S」と「ギブリ S Q4」用のユニットは、前年度モデルと比較して最高出力で20psアップの430ps、最大トルクで30Nm増の580Nmを実現。最高速度286km/h、0-100km/h加速4.7秒(ギブリ S Q4)というスーパースポーツ並みのパフォーマンスを誇っています。

価格は、「ギブリ」ベースモデルの953万円から、「ギブリ S Q4 グランルッソ」「同 グランスポーツ」の1300万円となっています。
レヴァンテ2018年モデルのエクステリア
レヴァンテ2018年モデルのエクステリア

マセラティ史上初のSUVにも2種類のトリム・オプションを設定─レヴァンテ

マセラティ史上初となるSUVとして、2016年にデビューした「レヴァンテ」。2018年モデルでは、「クワトロポルテ」や「ギブリ」と同様、「グランルッソ」と「グランスポーツ」という2種類のトリム・オプションが導入されました。
写真は「グランルッソ」
写真は「グランルッソ」
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「グランスポーツ」のフロントビュー
「グランスポーツ」のフロントビュー

「レヴァンテ グランルッソ」にもゼニアによるインテリアを採用

「グランルッソ」では、エクステリアにクロームのフロントグリルやメタリック仕上げのフロントアンダーカバーが採用されるなど、ラグジュアリーな雰囲気が演出されています。インテリアはギブリと同様にエルメネジルド・ゼニアによるシルクとレザーのコンビネーションタイプとなります。
ボディサイズは「グランルッソ」、「グランスポーツ」共通で、全長5000×全幅1985×全高1680mm
ボディサイズは「グランルッソ」、「グランスポーツ」共通で、全長5000×全幅1985×全高1680mm
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ブラックのフロントグリルが精悍な「レヴァンテ グランスポーツ」

一方「グランスポーツ」では、フロントグリルやフロントアンダーカバー、ブレーキキャリパーなどがブラックにペイントされるなど、よりスポーティな印象に仕上げられています。
「グランルッソ」のインテリアはギブリと同様、エルメネジルド・ゼニアによる
「グランルッソ」のインテリアはギブリと同様、エルメネジルド・ゼニアによる
リアシートもラグジュアリーな印象
リアシートもラグジュアリーな印象
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レヴァンテSには新たに右ハンドルモデルを設定

テクノロジーの面では、電動パワーステアリング(ESP)や、レベル2へと進化した先進運転支援システム(ADAS)が採用されたのも、ギブリと同様です。
「グランスポーツ」のインストルメントパネル
「グランスポーツ」のインストルメントパネル
従来まで左ハンドルのみの設定であったガソリンエンジンモデルに、新たに右ハンドル仕様が導入されたのは、2018年モデルにおける大きなトピックといえるでしょう(レヴァンテSのみ)。
「グランスポーツ」はリアシートもスポーティなイメージに仕上げられる
「グランスポーツ」はリアシートもスポーティなイメージに仕上げられる
価格は、「レヴァンテ」ベースモデルの986万7000円から、「レヴァンテ S グランルッソ」の1378万2000円までとなっています。
クワトロポルテ2018年モデル
クワトロポルテ2018年モデル
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数々の先進システムを新たに搭載─クワトロポルテ

マセラティのフラッグシップサルーン「クワトロポルテ」。ラグジュアリーかつエモーショナルなスタイリングや、スポーツカーそのものといえるパフォーマンスなどで、フルサイズサルーンのカテゴリーにおいて独自の地位を築く同モデルにも、数々の先進システムが搭載されました。
ホイールベース3170mmの伸びやかなサイドビューがクワトロポルテの特徴。写真は「グランルッソ」
ホイールベース3170mmの伸びやかなサイドビューがクワトロポルテの特徴。写真は「グランルッソ」
ボディサイズはいずれの仕様も同一で、全長5270×全幅1950×全高1470mm
ボディサイズはいずれの仕様も同一で、全長5270×全幅1950×全高1470mm
具体的にみていくと、車輛統合制御システム(IVC)、電動パワーステアリング(EPS)、そしてレーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットアシスト、交通標識認識などの機能を備え、レベル2へと進化した先進運転支援システム(ADAS)、アダプティブフルLEDヘッドライトなど、枚挙に暇がないほどです。
写真はクワトロポルテGTSの「グランスポーツ」
写真はクワトロポルテGTSの「グランスポーツ」
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最高速度288km/hを誇るクワトロポルテ S

「クワトロポルテ S」「クワトロポルテ S Q4」に搭載される3リッターV6ツインターボユニットは、ギブリと同様パワーアップが図られました。結果、最高出力は430ps、最大トルクは580Nmに達し、最高速度288km/h、0-100km/h加速4.8秒という、フルサイズサルーンとしては驚異的ともいえる性能を発揮します。
「グランルッソ」のドライバーズシートまわり
「グランルッソ」のドライバーズシートまわり
インストルメントパネルにカーボンが配された「グランスポーツ」のレーシーなインテリア
インストルメントパネルにカーボンが配された「グランスポーツ」のレーシーなインテリア
価格は、「クワトロポルテ」ベースモデルの1225万5500円から、「クワトロポルテ GTS グランルッソ」「同 グランスポーツ」の1970万円までです。
より立体的でシャープなフロントビューを手に入れたグラントゥーリズモとグランカブリオのエクステリア
より立体的でシャープなフロントビューを手に入れたグラントゥーリズモとグランカブリオのエクステリア
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デザインを大幅にアップデート─グラントゥーリズモ & グランカブリオ

サーキットで培われたマセラティの走りのDNAを最もストレートに体現した「グラントゥーリズモ」と「グランカブリオ」。2018年モデルでは、デザインが大幅にアップデートされました。

マセラティデザインセンターでは、オリジナルデザインを手がけたピニンファリーナに最大限の敬意を払いながら、フロントまわりを中心にスタイリングを刷新。同社創業100周年を記念するコンセプトカー「アルフィエーリ」をモチーフに、シャークノーズやヘキサゴングリルといった同モデルのデザインアイデンティティとなる要素をアップデートした結果、Cd値がグラントゥーリズモで0.33から0.32に、グランカブリオで0.35から0.33へ改善され、空力性能が向上しました。
インテリアでは8.4インチタッチスクリーンが新採用
インテリアでは8.4インチタッチスクリーンが新採用

8.4インチタッチスクリーンを新たに採用

ポルトローナ・フラウのレザーシートを持つ、洗練されたエルゴノミクス・デザインが印象的なインテリアには、新開発の8.4インチタッチスクリーンを設置。最先端のインフォテインメントシステムにはハーマン・カードン製プレミアムサウンドシステムが統合され、車内でのよりラグジュアリーな時間を約束します。

グラントゥーリズモ 、 グランカブリオともに、「スポーツ」と「MC(マセラティコルセ)」の2モデル構成となり、いずれにも最高出力460ps、最大トルク520Nmを発生する4.7リッターV8自然吸気ユニットが搭載されます。

価格は、「グラントゥーリズモ スポーツ」が1890万円、「同 MC」が2216万円、「グランカブリオ スポーツ」が2000万円、「同 MC」が2175万円となっています。
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