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2017.11.13

ランボルギーニ日本導入50周年イベントで、ステファノ・ドメニカリCEOにインタビュー

ランボルギーニが日本に輸入されて50周年となることを記念して開催された「ランボルギーニ・デイ2017」。同イベントに参加するため、イタリアはボローニャのランボルギーニ本社より来日したステファノ・ドメニカリCEOにインタビューしました。

文・写真/原アキラ
ランボルギーニが日本に輸入されて50周年となることを記念して開催された「ランボルギーニ・デイ2017」。同イベントに参加するため、イタリアはボローニャのランボルギーニ本社より来日したステファノ・ドメニカリCEOにインタビューしました。
イベントにはランボルギーニのキーパーソンが勢揃い。「アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン」のすぐ左隣がステファノ•ドメニカリCEO
イベントにはランボルギーニのキーパーソンが勢揃い。「アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン」のすぐ左隣がステファノ・ドメニカリCEO

4つ目のモデルは何だろうかを、真剣に考えています

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは10月20日、日本に初めてランボルギーニが輸入されて50周年となることを記念したイベント「ランボルギーニ・デイ2017」を東京プリンスホテルで開催しました。イベントでは、デビューしたばかりの新型「アヴェンタドールSロードスター」がアジアで初めて披露されたほか、新旧ランボルギーニによる「コンクール・デレガンスTOKYO2017」が行われました。このイベントに参加すべく来日したステファノ・ドメニカリCEOにインタビューし、ランボルギーニの将来や同氏の経営哲学などを伺いました。
「アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン」とステファノ•ドメニカリCEO
「アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン」とステファノ・ドメニカリCEO
発表会では、日本専用の特別仕様車「アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン」がサプライズ披露されました。

ベースとなるのは今年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアしたばかりのフラッグシップオープンスポーツ「アヴェンタドールSロードスター」で、シート後方に6.5リッターのV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力740psを発生。0-100km/h加速3.0秒、最高速度350km/hを公称するスーパーカーです。
5台限定のワンオフで製作された「50thアニバーサリージャパン」。すでに完売している
5台限定のワンオフで製作された「50thアニバーサリージャパン」。すでに完売している
日本でのランボルギーニ輸入50周年を記念し、5台限定のワンオフで製作したこの「50thアニバーサリージャパン」は、宇宙を構成する5つの要素である「五大」の思想を取り入れた「地(黄緑色)」「水(青)」「火(赤)」「風(銀)」「空(水色)」と命名されました。ただし、公開した「水」をはじめ5台ともすでに完売という人気ぶりです。

発表会を終えたばかりのステファノ・ドメニカリCEOに話を伺いました。

「こうしたイベントを通して、ランボルギーニのお客様が何を望んでいるのかを知るとともに、現在のトレンドを察知することができます。また、お客様とその瞬間、パッションを共有することができます。ランボルギーニは小さな会社なので、お客様一人ひとりとパーソナルな関係を築く場所でもあるのです」とドメニカリCEO。
ブルーのアクセントカラーが用いられたインテリア
ブルーのアクセントカラーが用いられたインテリア
「現代は、早く行動を起こさないといけない時代になっています。眠っている時間はないし、決断し、責任を逃れるため言い訳をしている時間ももちろんないのです。そして1日を終えた時、自分自身で鏡を見て、『あぁ、今日も良い1日だった。何かまた変えることができた』と思えるよう日々取り組んでいます」と、ランボルギーニのトップとしての経営哲学や姿勢を教えてくれました。

さらに、「私の義務は、前を見ること、先を見るということです。スーパーSUV(ウルスのこと)の発売が控えており、さらに次のフェーズはどうなるのか、ポートフォリオに加える4つ目のモデルは何だろうかを、真剣に考えています。」と将来についても熱く語ってくれました。
スクーデリアフェラーリF1チームの代表を務めたこともあるステファノ•ドメニカリCEO。2016年より現職
スクーデリアフェラーリF1チームの代表を務めたこともあるステファノ・ドメニカリCEO。2016年より現職
「もちろん世界の自動車業界のトレンドははっきりしていて、私たちも理解しているつもりです。それがGT2+2モデルになるのか、どのパワートレインにするのかを社内で検討中です。ただし、今は全く焦ってはいませんし、将来投入する商品がどういった形であれ、エクスクルーシブ性を保つという点は失ってはいけないと思っています。そこは絶対に譲れません」と固い決意を語ってくれました。
コンクールデレガンスの会場に集結したランボルギーの名車たち
コンクールデレガンスの会場に集結したランボルギーの名車たち
インタビューが終わると、コンクールデレガンスの会場に向かい、数多くの「カウンタック」や「ミウラ」、「ウラッコ」、「エスパーダ」、「350GT」などのランボルギーニオーナーと笑顔で会話したり握手したりするCEOの姿を見ることができ、インタビューの内容が間違いないことをこの目で確かめることができました。

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