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2026.06.24

ランボルギーニ・カウンタックがほぼ新車で乗れる!? 夢のサービスとは?

ランボルギーニの旧車を、ほとんど新車の状態にまでクルマを修復してくれるサービス「ポロ・ストリコ」世界の富裕層が憧れる夢のようなサービスです。今回は、そこで1988年、ランボルギーニ創立25周年記念で製作された、限定650台の「クンタッチ(カウンタック)25thアニバーサリーエディション」のレストアモデルにあのイモラサーキットで試乗! 夢のような時間をリポートします。

BY :

文/小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
CREDIT :

写真/Automobili Lamborghini 編集/高橋 大(atelier vie)

「(レストアは)愛の行為」とするポロ・ストリコとは?

ガンディーニが手がけたオリジナルデザインをさらにマッシブにした外観。

▲ ガンディーニが手がけたオリジナルデザインをさらにマッシブにした外観。

かつて憧れていたクルマに乗りたい。そう願うクルマ好きオヤジさんには、世界中で出会えます。その夢を叶えてくれそうなのが、ランボルギーニの「ポロ・ストリコ」なのです。


イタリア車好き、あるいはランボルギーニ好きのオヤジさんにぜひ注目していただきたいポロ・ストリコ。やや強引に訳すと、ヒストリックカー好きのためのハブ、となります。


憧れのランボルギーニの筆頭ともいえる「クンタッチ(カウンタック)」をいつか手に入れてやろう、なんて考えているオヤジさんもいらっしゃるでしょう。


ポロ・ストリコは、ほとんど新車の状態にまでクルマを修復してくれるサービス。

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26年の「ランボルギーニ・アレーナ」会場でもポロ・ストリコは注目されていた。

▲ 26年の「ランボルギーニ・アレーナ」会場でもポロ・ストリコは注目されていた。

ご自身が見つけたクンタッチのレストアを依頼するのもよし。ココンチが手がけたクンタッチと、いつかクラシックカー市場で出合えるのも期待するのもよし、であります。


「(レストアは)愛の行為」とするポロ・ストリコ。いいですねえ。さすが、イタリアのブランドです。レストアにも情熱を感じるではないですか。


私は、さきに記事でも紹介した26年5月にイタリアで開催の「ランボルギーニ・アレーナ2026」で、彼らプロフェッショナルのお仕事を体験させてもらいました。


それが「クンタッチ25thアニバーサリーエディション」。1988年に、ランボルギーニ創立25周年記念で製作された、限定650台のモデルです。

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455馬力といまでもすごい25thアニバーサリーモデルの12気筒エンジン。

▲ 455馬力といまでもすごい25thアニバーサリーモデルの12気筒エンジン。

かつてスーパーカー少年だったオヤジさんなら先刻ご承知でしょうが、85年の「LP5000クワトロバルボレ」をベースにリスタイリングしたモデルです。


キャビン背後に、455馬力の5.2ℓ12気筒エンジン搭載で、最高速は295.6kphと発表されていました。カーブレター(キャブレター)仕様で、ギアボックスは5段マニュアル。


私はこのクルマでイモラサーキットを走りました。いまの正式名称は「Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari」っていうんですけど、交通標識を含めて呼称は現在も「イモラ」。


アイルトン・セナの事故で世界的に名が知られたサーキットで、2006年まではF1グランプリが開催されていました。

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格納式ヘッドランプがまたカッコいい。

▲ 格納式ヘッドランプがまたカッコいい。

イモラサーキットで対面したクンタッチ25thアニバーサリーエディションは、まるで新車のようでありました。


「豊富な内部資料と熟練職人の腕でもって、どんなランボルギーニでも、初期の性能を取り戻せます」(ポロ・ストリコ)


外観、サウンド、それに当時の気分を、そのまま再現するのが仕事と、おなじプレスリリース内で紹介されています。


久しぶりに接したクンタッチであります。ハサミのように前を支点に開くためシザードアと呼ばれた、発表当時は誰もが驚いたドアを跳ね上げ、乗り込みます。


サイドシルが広いため、パンツのふくらはぎあたりが汚れますが、そこは目をつぶるしかありません。


いちどシートにからだを落ち着けると、広々感があって、リラックスすら出来ます。さすがグランツーリスモです。

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実際にクンタッチを走らせる!

オーバーフェンダーのデザインもパワー感をうまく強調。

▲ オーバーフェンダーのデザインもパワー感をうまく強調。

こうだったかと、あらためて印象深かったのは、クラッチペダルの重さ。油圧式ですが、床まで踏み込むと脚がつりそうです。


もうひとつ、これがクンタッチかと軽く驚かされたのは、熱です。背後に小さなガラスのウインドウがはまってますが、そのあたりからエンジンルームの熱気がコクピットにがんがん入ってきます。


ギアボックスのパターンはやや変則的。2速から5速までがH字を構成していて(通常は1速から4速でH字ですよね)、1速は、左側に座っている自分のほうに軽く寄せ、手前に引きます。

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造型は意外なほどシンプルで広々感があるインテリア。

▲ 造型は意外なほどシンプルで広々感があるインテリア。

1速は基本的に発進用で、2速と3速が直線になっていたほうが、通常のドライブでは使い勝手がいいっていう、実用的な設計なのでしょう。


走り出すとトルクのかたまり。501Nmの最大トルクは5200rpmで発生という、どちらかというと高回転型のエンジンですが、1500rpmも回せば1速で40kphを超えていきます。


どうしよう、とゆううつな気分にさせられた重いクラッチペダルですが、じっさいはクラッチングポイントが上のほうに設定されています。


ぽんっと軽く踏めばクラッチが切れるんです。ポルシェもそうでした。あまり奥にクラッチングポイントを設定すると、いわゆる半クラを誘発することになりかねず、クラッチが傷んでしまうんですね。


発進は、アクセルペダルを踏み込む必要はありません。ギアを入れて、クラッチをすっとつないでやれば、力強く発進します。

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太いトルクと正確な操舵で夢のようなドライブができる。

▲ 太いトルクと正確な操舵で夢のようなドライブができる。

自分のクルマではないので、扱いは出来るだけ丁寧にしようと、そのさき、あまり高回転までエンジンは回さず、回転計の針をレッドゾーンちかくまで持っていたのは数回だけ。


3000rpmあたりをシフトアップポイントにしました。かりに1500rpmでシフトしても、問題なく走れそうです。ヒール・アンド・トーのシフトダウンもやりやすい設定なのです。


ステアリングホイールの操舵力は重めですが、流すような速度では、まったく違和感がありません。


高めの速度でタイトコーナーに入っていくような時は気をつけないとアンダーステアになりがちです。今回は、ほかにも走行しているランボルギーニ車もあり、流れにしたがって、マイルドな運転に終始したしだいです。


ちょっと暑いけれど熱い。いやだじゃれでなく、熱いとは、最高に楽しいってこと。クンタッチ25thアニバーサリーエディションの総じての感想です。

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いまのランボルギーニ車のデザインにつながる宇宙船感がある。

▲ いまのランボルギーニ車のデザインにつながる宇宙船感がある。

これを読んでくださって、クラシック・ランボルギーニに”本気”になったオヤジさんがいたら、賢い買い方は、はたしてなにか。


ランボルギーニの広報ご担当に尋ねたところ、いくつか”道”がありますとのことでした。


ひとつはオーナーから買い取ること。そのばあい、クルマの素性とか気になりますから、人を知り、そしてクルマを知るっていうのがいいでしょう。


そのためにはランボルギーニのオフィシャル・オーナーズクラブに入るのはひとつの手なんです。

このノーズまわりのデザインこそクンタッチ。

▲ このノーズまわりのデザインこそクンタッチ。

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オーナーはよく「手ばなす時は次に乗ってくれる人がどんな人かが、すごく気になる」なんて言っているとか。


オヤジさん、あなたの人となりを、しっかり見てもらってください。必要なのは、ランボルギーニの知識より愛なのです。


もうひとつは、イベントの活用です。たとえば、ランボルギーニジャパンが主催するオフィシャルのイベント「ランボルギーニ・デイ」があります。


ここには、オフィシャルディーラーのVIPが集結します。クラシックカーパレードも開催され、クラシック・ランボルギーニがたくさん集まります。


買う側にとっては、いまのオーナーがどんな方か、わかるのに越したことはありません。


世界各地で開催されているランボルギーニ・デイに招待されるのは、いわば”きちんとした素性のオーナー”。


「そこで興味あるクルマを見つけたら、そのオーナーと話しをしてみてください」とは、先のランボルギーニ・ジャパンの広報。そしてオヤジさんは、楽しいランボルギーニ・ライフをどうぞ。

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Lamborghini Countach 25th Anniversary Edition

全長×全幅×全高/4140×2000×1070mm

ホイールベース/2500mm

車重/1490kg

5167cc V12 ミドシップ後輪駆動

最高出力/455bhp

最大トルク/501Nm

乗車定員/2名

最高速/295kph

0-100kph加速/5.0秒


■ お問い合わせ

ランボルギーニ・ジャパン

HP/https://www.lamborghini.com/jp-en

小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

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