2024.05.31
VOL.18 「電気自動車ってなんだ?」
BEVへと進化した、新型ポルシェ マカンと超レアな電動スポーツボートに試乗
2024年1月末にワールドプレミアされた2世代目ポルシェ マカン。タイカンに続くポルシェのBEV(電気自動車)第2弾となるモデルだ。
- CREDIT :
文/藤野太一 写真/Porsche AG 編集/Web LEON
カイエンに次ぐ、人気モデルのマカンがBEVにモデルチェンジ



ここでサプライズが用意されていた。オーストリアのラグジュアリーボートメーカー「フラウシャー(Frauscher Bootswerft)」社とポルシェが共同開発したスポーツボート「フラウシャー x ポルシェ 850 ファントムエアー(Frauscher ✕ Porsche 850 Fantom Air)」に試乗できるという。実はこれは新型マカンのパワートレインを使った電動ボードだ。


スポーツカーのようなコーナリングのスポーツボートにも試乗!
船によくある排ガス臭がまったくない。船酔いする人もこれならだいぶ軽減されるかもしれない。ボートはどんどん速度を上げていき、まるでスポーツカーのようなコーナリングを披露する。聞けばそこはクルマと同じで、電動化によって低重心かつモーターの推進力をラグタイムなく正確にコントロールできるため、従来のボートでは実現できなかった操縦感覚が得られるという。


▲ マカンターボのエクステリア。一般的なヘッドライトの位置にある特徴的な4本のLEDライトは、実はデイタイムランニングライト。メインのライトユニットはその真下にある四角いもので、ヘッドライトを2つのパーツに分けてデザインしている。
▲ 新型パナメーラからターボモデルには、従来のゴールドにかえてメタリックグレーの“ターボナイト”エンブレムの採用が始まっている。
▲ マカンターボのエクステリア。一般的なヘッドライトの位置にある特徴的な4本のLEDライトは、実はデイタイムランニングライト。メインのライトユニットはその真下にある四角いもので、ヘッドライトを2つのパーツに分けてデザインしている。
▲ 新型パナメーラからターボモデルには、従来のゴールドにかえてメタリックグレーの“ターボナイト”エンブレムの採用が始まっている。
やっぱりポルシェ、なインテリアの進化にも注目


翌日、ターボに乗った。昨日まではマカン4で十分と思っていたけれど、やはりターボはいい。アクセルペダルの操作に対して瞬時に反応する。まさに意のままといったところ。足回りは22インチタイヤ+エアサスの組み合わせだったが、乗り心地も洗練されていた。昨日と同様に山岳路での試乗だったが、さらにクルマとの一体感が味わえた。
