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2019.11.02

【注目】もう行った? 今行くべき東京モーターショー2019とは

東京ビッグサイトにて第46回目を迎える「東京モーターショー2019」。いま話題の「EV(電気自動車)」はもちろん、近未来を感じさせるクルマがずらり。ただ単にクルマだけでなく、テーマパークのノリで楽しめるモーターショーの全貌とは?

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取材・文/小川フミオ

従来とはひと味違うその内容とは?

斬新なのはスタイルだけでなく近未来の先進技術が盛り込まれた「レクサスLF-30 Electrified」
秋はクルマ関連のイベントが目白押し。そのひとつが「東京モーターショー2019」。最近クルマばなれしているなあと思った御仁は、たまには最新のクルマの世界をのぞいてみることをお勧めする。エンタメ要素もいろいろあって、彼女も楽しめる内容だ。

行く前に知っておいてほしいのは、第46回を数える2019年のショーでは、東京ビッグサイトにおける会場が大きく二つに分かれていること。電車だったら、りんかい線かゆりかもめの駅を使うので都心からのアクセスも悪くないけれど、「青海(あおみ)展示棟」と有明の「西・南展示棟」に分かれての展示なのだ。

でもって、ぜひ観ていただきたいのは、もちろん両方の展示棟でのクルマの展示(青海の乗用車メーカーは、トヨタ、ダイハツ、SUBARU、有明はLEXUS、マツダ、メルセデス・ベンツ、アルピナ、Honda、日産、ルノー、スズキ、三菱)。
全長5.3メートルの余裕あるサイズの高級バン「トヨタ・グランエース」は19年中に発売予定 写真=東京モーターショー事務局
同時に、青海のメガウェブを会場にしたフューチャーエクスポもコンテンツもりだくさんだ。メディアで目にする機会が増えたCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動)とはなにかを、電気メーカーなども参加しての展示で、具体的に観ることができる。

仕事のあと、ゴハン前に彼女を誘って行く場所として、欧米では美術館を使うひとは多いけれど、いまだけ(会期は2019年11月4日まで)スペシャルとして、「今日はちょっとクルマの世界をのぞいていこうよ」なんて誘い文句もおおいにアリではないかと思う。

ショーの目玉は「電気」。なかでも、Honda、マツダが2020年発売予定のEVを揃って発表したのが、大注目だ。先んじて欧州で予約を介した、航続距離200キロていどの通勤など街乗り中心の使用を想定した、ちょっとスポーティなスタイルのコンパクトモデルである。
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クーペライクなスタイルが魅力的な「マツダMX-30」
マツダが晴天のへきれきともいうべきタイミングで、いきなり発表した「MX-30」は、マツダ3とCX-30に連なるマツダいうところの「新世代商品群」第三弾。リアウィンドウをけっこうな角度で寝かせたクーペライクなボディに、フリーアクセスドアと名づけられた後席用の観音開きドアを備えている。

フロントマスクの造型も従来のマツダとひと味ちがっている。これまでのマツダ車は大きなフロントグリルとバンパーレス(内部にはあるけれど)のフロントマスクを特徴としてきたけれど、MX-30はエアダム一体型の大型バンパーが目をひく。

「親近感のあるたたずまいや、心が自由になる開放的な空間、がテーマでした」とは、主査の竹内都美子さんが言っていたこと。都会型のEVだけれど、たしかに物欲を刺激するモデルであることまちがいない。欧州では受注がスタートしているとのことで、日本でも早く!と言いたい。
欧州でも早くも人気というピュアEV「Honda e」
HondaのEVはその名も「Honda e」。2019年3月にジュネーブで開かれた自動車ショーで発表され、4月上旬にイタリアのミラノデザインウィークでは北欧家具とともに展示するというインスタレーションを行っていた。昔のN360を思わせるキュートなかたち。女性が乗ってもかわいいし、クルマ好きなら大いに食指が動きそう。

上記2社の展示は有明の会場で観ることが出来る。もうひとつ注目はLEXUS。「LF-30 Electrified」と名づけられた、ギョギョッとするぐらいぶっとんだスタイルのEVのコンセプトモデルなのだ。

車名のLはLEXUS、Fは(ひょっとしたら)フューチャー、そして30は、LEXUSとトヨタ自動車が掲げる「2030年までにEV・FCV合わせて100万台以上を目指す」という目標をイメージさせる。
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三菱のガスタービンによるEVの提案「MI-TECH」
LF-30 Electrifiedで観るべきは、インホイールモーターという技術を使っていること(実際に目で見ることは出来ないけれど)。各車輪に電気モーターが仕込んであり、モーターの駆動力を個別に制御することで、従来のクルマになかったダイレクトな運動性能を実現するというもの。

「EVになったらクルマはコモディティティ(家電)化するという意見もありますが、逆に、従来のクルマでは出来なかった技術で、さらに運動性能を高められる可能性もあります。そこに注目したコンセプトです」

そう語ってくれたのは、LEXUS INTERNATIONAL(これが正式社名)で技術開発を統括する立場にある佐藤恒治エグゼクティブバイスプレジデントだ。ショー会場で話をしたとき、「我われはクルマをあきらめていないということです」なんて頼もしいひとことを付け加えてくれた。
日産のEVのコンセプトモデル「アリア」と、その説明をするグローバルデザイン担当専務執行役員アルフィオンソ・アルバイサ氏 写真=日産自動車
メルセデス・ベンツ日本も、EQCに続くピュアEVはこれ、と噂される高級セダンを「Vision EQS」として展示。Cに対してSというネーミングからもおわかりのように、Sクラスと同等のサイズで、室内は広く、かつ未来的。各部に仕込まれたライトがまるでエレクトリックパレードのように美しく色を変えるのは、彼女をうっとりさせること間違いなし。

東京モーターショーではもうひとつ、フロントマスクが一新された「メルセデス・ベンツVクラス」も公開された。スポーティな見た目になっている。2.2リッター4気筒ツインステージターボエンジン搭載で、内装はエクスクルーシブシートパッケージの設定などで、より豪華に。
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「TOYOTA e-RACER」では専用のデジタルグラスを装着して好みの走行シーンを現実世界に重ね合わせられる
いっぽう、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動)が一般的になることを見据えて、さまざまな提案をしているのが、トヨタ自動車。アルファード/ヴェルファイア(これを称してアルヴェルといったりする)より大きな高級バン「グランエース」が話題を集めていた感もあるけれど、それはメインでないところに展示して、自分のとこでは、「未来」がテーマ。

パーソナルなモビリティ、ロボット、それに(あらゆるものが通信技術でつながった)コネクテッド社会の展望を、テーマパークのノリで楽しませてくれていた。体験プログラムが組まれているので、ここは多少時間に余裕を持って訪れてみるのもいいのでは。

● 小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト

慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。

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