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2021.03.01

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「ブルガリ」の『オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン』

超複雑機構!! 時を奏でるトゥールビヨンを知っていますか?

超薄型時計で有名な「ブルガリ」は、時計愛好家の間では“鳴り物の名手”としても知られています。新作『オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン』では、その伝統と革新を巧みに融合させました。世界で15人だけが所有を許されるその音色を、動画でぜひ味わって下さい。

CREDIT :

文/鈴木裕之

“時を耳で聞く”という新たな体験を

▲ 「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」手巻き、ブラックDLCコーティングのTiケース(44mm)、アリゲーターストラップ。世界限定15本。2813万円(予価)/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
イタリア・ローマのハイジュエラーという出自を持ちながら、今やスイスを代表する超複雑時計の作り手へと成長を遂げた「ブルガリ」。近年のアイコンはオクト フィニッシモに代表される超薄型時計ですが、同社は業界屈指の“鳴り物の名手”でもあります。そんなブルガリから、美しき音色を奏でるオクト ローマ カリヨン トゥールビヨンが登場します。
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闇夜に時間を知るために生まれたチャイミングウォッチ

現在ある超複雑機構の多くは、セレブリティたちが集ったサロンから始まっています。照明に乏しかった19世紀の夜、きっと音で時間が分かったら素敵だと考えたセレブたちがいたのでしょう。ミニッツリピーターなどに代表される時打機構(チャイミングウォッチ)は、こうして生まれてきました。
▲ 左●カーボンの軽量かつ堅牢で音をよく響かせるという特性を活かした「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター カーボン」。2018年に世界限定50本で発売。 右●ジェラルド・ジェンタのグランドソヌリ発表25周年を記念し、2020年に発表された「オクト グランソヌリ カンティエム パーペチュアル/パーペチュアルカレンダー」。
数ある超複雑機構の中でも、最も難しいとされるチャイミングウォッチ。鐘を打つ音で時間を知らせる機構をもつ時計を一括してそう呼びますが、その内容はいくつかに分類できます。

まず毎正時のみを打つ機構が、プチソヌリ。さらに毎正時とクォーター(15分ごと)を打つ機構が、グランソヌリ。オンデマンドの操作で分単位まで時間を知らせる機構が、ミニッツリピーターとなります。これらは単体ならば、後者になるほど複雑になり、一般的にソヌリと言った場合、この3機能を融合させたグランソヌリ・プチソヌリ・ミニッツリピーターを指すことが多いです。
また、チャイミングウォッチは鐘の数でも分類でき、一般的なミニッツリピーター(またはソヌリ)は、2ゴング2ハンマーによる2音階。つまり高音と低音です。時の数を低音で打ち、さらにクォーターで高低、分を高音で打ちます。

これを3ハンマー3ゴングとしたものがカリヨンで、クォーターを3音階で打ちます。新作オクト ローマ カリヨン トゥールビヨンでは、時打ちをド、クォーターをミレドの連続音、分打ちをミで打つようになっています。
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ブルガリの十八番がさらに魅力的に進化

イタリアンハイジュエラーであった「ブルガリ」が、本格的に高級時計製造に着手するのは1990年代末からですが、鳴り物との関係はすでにこの時から始まっています。

現在の「ブルガリ」が超複雑機構の拠点を置くル・サンティエは、“複雑時計の揺りかご”と呼ばれたジュウ渓谷の一部。スイス高級時計の著名な生産地は他にもありますが、腕時計の発展とともに、他の地域が機械の小型化を目指したのに対し、ジュウ渓谷では複雑化に力を注いできました。長く忘れ去られていたグランソヌリを始めとする鳴り物は、1980年代末にル・サンティエで復活を遂げています。

そもそも「ブルガリ」の工房のルーツは、「ジェラルド・ジェンタ」と「ダニエル・ロート」の共同工房にあります。ジェンタは1994年から腕時計版のグランソヌリを作り続けてきた先駆者のひとりで、一方ロートはトゥールビヨンを得意としていました。もし彼らのアトリエがジュウ渓谷になかったならば、きっと「ブルガリ」のグランソヌリも生まれなかったことでしょう。
新しいオクト ローマ カリヨン トゥールビヨンもジュウ渓谷の伝統と、ジェンタ時代から続く技術遺産を受け継いでいます。しかも、外装をマットブラックで統一するという現代的なセンスも取り入れながら。

そして、もうひとつ注目すべきは、ムーブメントを裏返して搭載した点。これによりトゥールビヨンのキャリッジがダイヤル側に、ミニッツリピーターの複雑怪奇な読み取り機構がケースバック側に来るため、精緻なメカニズムを目で愉しむことが可能となりました。

美しいリピーターの機構をダイヤル下に隠してしまうのは実に惜しい。そんな時計好きの願いがついに現実となったモデルが、この「ブルガリ」の新作なのです。
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

ブルガリ ジャパン 03-6362-0100

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