2017.02.13
いまどきオヤジはハートも時計も傷つかない!?
元来、時計のケース素材といえば、ホワイトゴールドやイエローゴールドなどのゴールドケースが主流で、腕元からリッチさを醸すためにもそれらが良いとされてきました。が、軽快感が重視される昨今は、カーボンやセラミックなどの新素材が台頭中。むしろ、こういった新素材が新たなリッチの証となりつつあるんです。
Panerai [パネライ]
トゥットネロ ルミノール 1950 3デイズ GMT オートマティック チェラミカ/151万円
Breitling [ブライトリング]
アベンジャー ハリケーン 100万円
ですが、プラチナはゴールドより高価なうえに硬く、加工に手間がかかるため、ゴールドにパラジウムを加えたホワイトゴールドが台頭。
その後懐中時計から腕時計に移行するにあたり、耐久性が求められるようになり、ステンレススチールケースの時計が登場するのです。
Hublot [ウブロ]
ビッグ・バン ウニコ フルマジックゴールド/356万円
Richard Mille [リシャール・ミル]
RM 67-01 オートマチック・エクストラフラット/890万円
Harry Winston [ハリー・ウィンストン]
HW オーシャン スポーツ・クロノグラフ/315万円
セラミックやカーボンなどハイテク素材はさまざまありますが、それらの素材に一様にいえる特徴が、軽くて強いということ。プラチナの時計はずっしりと重く、それは高級時計の証でもあるのですが、今は“軽さ”にも同じように価値がある時代。
1000万円を超すEVに価値を見出すのと同じように、機械式時計の価値基準も変化しているのです。シャカシャカのナイロンスーツ×白スニーカーにカーボン素材の時計を付けて、テスラなんかからおりてくるのが、“今っぽくてお洒落なお金持ち感”なのです。