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2026.09.29

【ウブロ×ジェフ・クーンズ】ニューヨークでのローンチイベント潜入、特別インタビューで話題のコラボモデルに迫ります!

ラグジュアリーウォッチブランドのなかでも、常に驚きと革新をもたらしてきた「ウブロ(HUBLOT)」が、ニューヨークを拠点に活動する世界的な現代美術家ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)との初のコラボレーションを実現し、新作モデル4型を発売しました。クーンズを象徴する遊び心あふれるアートが腕元を彩り、いつもの装いに新たな表情を添えてくれそうです。ニューヨークでクーンズ本人に、そのクリエイションに込めた思いを聞きました。

CREDIT :

取材・文/菅 礼子

アートを日常に身に付ける贅沢

「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ BY ジェフ・クーンズ」のレッドモデル。丸みを帯びたケースやインデックス、秒針のカウンターウェイトに潜むバルーン ドッグなど、クーンズらしい“膨らみ”と遊び心が細部まで落とし込まれています。

▲ 「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ レッド」。丸みを帯びたケースやインデックス、秒針のカウンターウェイトに潜むバルーンドッグなど、クーンズらしい“膨らみ”と遊び心が細部まで落とし込まれています。レッド、シルバー、ブルー世界限定各200本。336万6000円/ウブロ

革新的な素材への探求と遊び心のあるデザインで、常にラグジュアリーウォッチ好きを魅了してきた「ウブロ」。その新作は、今回も比類ない逸品として時計好きの皆さんを満足させてくれること請け合いです。


ジェフ・クーンズとの初コラボレーションから誕生したのは、彼の代表作を落とし込んだ「クラシック・フュージョンバルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」3色と、宇宙の始まりを壮大なスケールで表現した「MP-14 オリジン by ジェフ・クーンズ サファイア チタニウム」という、コンセプトの異なる2シリーズです。

世界限定30本の「MP-14 オリジン BY ジェフ・クーンズ サファイア チタニウム」。594個の部品から成る自動巻きセンタートゥールビヨン「HUB9014」を搭載し、ペリフェラルローターの採用によってムーブメント中央を開放。約60時間のパワーリザーブを確保しています。

▲ 世界限定30本の「MP-14 オリジン by ジェフ・クーンズ サファイア チタニウム」。594個の部品から成る自動巻きセンタートゥールビヨン「HUB9014」を搭載し、ペリフェラルローターの採用によってムーブメント中央を開放。約60時間のパワーリザーブを確保しています。6549万4000円/ウブロ

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「ウブロ」とジェフ・クーンズ。この両者を結びつけるのは、卓越したクラフツマンシップと素材への探求、そして細部にまで妥協しないモノ作りへの姿勢です。


クーンズは40年以上にわたり、「バルーン ドッグ」や「ラビット」「パピー」といった身近でシンプルなモチーフを、アイコニックな作品へと昇華してきました。素材そのものの可能性を追求し、鏡面仕上げのステンレススチールなどを用いながら、日常的なモチーフを非日常的な存在へと変えてきたのです。圧倒的なスケール、卓越した技術、そして細部への徹底したこだわりも、その作品を特徴づけています。


一方の「ウブロ」も、独自素材の開発や自社製ムーブメント、革新的な技術を駆使しながら、複雑な時計製造をひと目で心を動かすデザインへと落とし込んできたブランドです。


軽やかに見えるものほど、その裏側には高度な技術がある。そして、ひとつひとつの曲線や仕上げ、バランスにまで明確な意図を宿す。そんな両者の美学が、今回の2つのモデルにも色濃く表れています。


美術館やギャラリー、あるいは公共空間で目にすることの多いクーンズのアートを、自分の腕元に身に付け、日常をともに過ごせるのも今回のコラボレーションならでは。アートを“鑑賞する”だけでなく、“身に付ける”という贅沢を楽しめる至高のタイムピースなのです。

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異なる個性を宿した2つのタイムピース

42mmケースの細部まで、クーンズの“バルーン”の造形を反映。風船の空気バルブを思わせるリューズ、10時30分位置のフレキシブルな“しっぽ”、そして秒針のカウンターウェイトに配したバスレリーフの「バルーン ドッグ」など、遊び心のある意匠が随所に。見た目の軽やかさとは裏腹に、細部まで緻密に設計されています。

▲ 42㎜ ケースの細部まで、クーンズの“バルーン”の造形を反映。風船の空気バルブを思わせるリューズ、10時30分位置のフレキシブルな“しっぽ”、そして秒針のカウンターウェイトに配したバスレリーフの「バルーン ドッグ」など、遊び心のある意匠が随所に。見た目の軽やかさとは裏腹に、細部まで緻密に設計されています。

まず、「クラシック・フュージョンバルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」は、クーンズを象徴する「バルーン ドッグ」の造形を、42㎜ 径の「クラシック・フュージョン」へと落とし込んだモデルです。ケースやベゼル、針、インデックスに丸みを帯びた“膨らみ”をもたせ、時計そのものをまるでバルーンのような彫刻的フォルムへと変貌させました。

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遊び心はディテールにも満載。リュウズは風船の注気口を思わせる形に仕上げ、10時30分位置にはバルーン ドッグの“しっぽ”をイメージしたラバーパーツを配置。秒針のカウンターウェイトにも、小さなバルーン ドッグが潜んでいます。バリエーションは、鏡面仕上げのステンレススチールによるシルバーと、アルマイト加工を施したアルミニウム製のブルー、レッドの3色。まさにクーンズのアートを腕元に凝縮したような、装いを彩る一本に仕上がっています。各色世界限定200本です。

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一方、「MP-14 オリジン by ジェフ・クーンズ サファイア チタニウム」は、宇宙の誕生と膨張をテーマにした、より壮大かつ実験的な一本。44㎜ 径の八角形サファイアクリスタルケースの内部には、ダイヤモンドとブルーサファイアクリスタルをセットしたホワイトゴールド製のリングが軌道のように広がり、その中心にはクーンズの「ゲイジング・ボール」に着想を得たブルーのサファイアクリスタルドームが浮かびます。

さらに、その下で時を刻むのは、「ウブロ」初となる自動巻きセンタートゥールビヨン「HUB9014」。594個もの部品から成る複雑な機構を中央に配することで、まるで宇宙が鼓動を打ち、そこからすべてが広がっていくような世界観を描き出しています。こちらは世界限定30本という稀少なモデルです。

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バルーンの“膨らみ”は生命のエネルギー

「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ BY ジェフ・クーンズ」のシルバーモデル。インタビュー当日もクーンズ本人が腕元に選んでいた一本です。

▲ 「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」のシルバーモデル。インタビュー当日もクーンズ本人が腕元に選んでいた一本です。

── なぜ今回、「ウブロ」をコラボレーション相手に選んだのですか?


クーンズ 「ウブロ」の方から声をかけてくれました。以前から敬意を持っていたブランドでしたが、本社を訪ね、デザイナーや素材科学に携わる人々と話し、サファイアクリスタルの育成や金属表面の着色、ラバーの成形など、さまざまな技術に触れたことで完全に虜になりました。「MP-14 オリジン」も「クラシック・フュージョン」も、エンジニアリングの傑作だと思います。

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私自身、何かを作る時には、作品のあらゆるディテールに気を配ることを、見る人への敬意を伝える手段だと考えています。例えば私がこのボトルを作ったなら(飲料水のボトルを手に取り)、表面だけでなく底にも同じだけの注意を払うでしょう。誰かが手に取って底を見た時に、「ここは大切にされていない」と感じてほしくないからです。


「ウブロ」と私が今回のプロジェクトに取り組んだ姿勢も同じでした。できる限り最高のものを作ることが、人へのケアや敬意を伝える方法なのだと思っています。


── あなたの作品は普段、美術館やギャラリー、公共空間で目にするものです。それを実際に身に付け、日常をともに過ごせる時計にすることを、どう感じましたか?

クーンズ とても心地よく感じています。私たちはアートを、絵画や彫刻のように自分の外側にあるものだと考えがちですが、本当は自分の内側に携えているものだと思うのです。何かを見て心を動かされたり、刺激を受けたりしたとき、それが自分の人生をどう豊かにしてくれるか。そこにこそアートの価値があります。作品そのものは、その感覚を呼び起こすための“きっかけ”にすぎません。

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今回特に惹かれたのは、時計が「時間」と深く結びついた存在だからです。私は、過去に敬意を払い、今この瞬間を生き、未来へと向かっていくという時間の流れにとても興味があります。時計には、人類が世界や宇宙を理解し、時間を記録してきた歴史そのものが刻まれている。だからこそ、このコラボレーションにはとてもワクワクしました。

ニューヨーク・タイムズスクエアの大型ビジョンに映し出されたコラボレーションモデルの広告を背景に、笑顔を見せるジェフ・クーンズ。

▲ ニューヨーク・タイムズスクエアの大型ビジョンに映し出されたコラボレーションモデルの広告を背景に、笑顔を見せるジェフ・クーンズ。

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── 今回の時計には、スピリチュアルな意味も込められているのでしょうか?


クーンズ そうであってほしいと思っています。バルーンアニマルを、私たち人間に重なる存在として考えてみてください。私たちは深く息を吸うと、いわばバルーンのような存在になります。そこには遊びがあり、生命のエネルギーがあり、酸素があります。


同時に、バルーンは死を想起させる存在でもあります。だからこそ、私のバルーンアニマルは膨らんだ状態で表現されています。その“膨らみ”には、続いていく生命への楽観がある。それは人間への信頼であり、より良い未来を築けるという信念でもあるのです。


── これまでの作品では、鏡面に鑑賞者自身が映り込むことも、作品との対話のひとつでした。今回の時計では、その反射のあり方が少し異なります。その変化をどう捉えていますか?


クーンズ その要素は、今回の時計にも残っています。シルバーはとても反射しますし、ブルーにも素材の特性を生かした輝きがあります。「MP-14」にも強い反射性があります。

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私にとって、アートはずっと哲学的な対話でもあります。反射する表面を使うのは、「reflection」という言葉が“反射”であると同時に、“省みること”も意味するからです。そこには「汝自身を知れ」という考えがあります。自分自身を見つめ、考え、そして受け入れること。だから私は反射というメタファーを使ってきました。自分自身を見ることを恐れるのではなく、そのままの自分を受け入れる。そうした考えが、私が反射する表面を使い続けている理由です。


── AIのような新しいテクノロジーが広がる一方で、手仕事やクラフツマンシップの価値をどう考えていますか?


クーンズ 私はAIが大好きですし、新しいテクノロジーに対してとてもオープンです。もちろん、そこには責任も伴いますが、私たちは今、膨大な情報によって人生をより豊かにできる、とても興味深い時代を生きていると思います。


一方で、私は今の時代だからこそ、ラグジュアリーなプロダクトの価値を強く信じています。ラグジュアリーとは、できる限りの思慮を込めてものを作り、人へのケアを伝えること。ひとつひとつのディテールに心を配り、受け継がれてきた技術や伝統を守っていく。そうしたケアこそが人と人をつなぎ、コミュニケーションを生むものだと考えています。今回のコラボレーションは、「ウブロ」と私にとって、そうしたケアを形にする絶好の機会でもありました。

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初のコラボレーションモデルの発売を記念し、9月16日にニューヨークでお披露目パーティを開催。会場には女優のパメラ・アンダーソンの姿も。

▲ 初のコラボレーションモデルの発売を記念し、9月16日にニューヨークでお披露目パーティを開催。会場には女優のパメラ・アンダーソンの姿も。

左から、パーティを訪れたジュリアン・トルナーレ=ウブロCEO、パメラ・アンダーソン、ジェフ・クーンズ。

▲ 左から、パーティーを訪れたジュリアン・トルナーレ=ウブロCEO、パメラ・アンダーソン、ジェフ・クーンズ。

■ お問い合わせ

ウブロ 03-5635-7055

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