Brand01
Bulgari[ブルガリ]
音色と造形美の両方を極める
数百というパーツを組み込むミニッツリピーターは当然ながらムーブメントも大きくなります。しかしブルガリは、エレガンスを忘れてはいません。
優れた設計思想と優れた美意識の融合
しかも音を美しく響かせるためには、反響させる空間も必要となる。そのため理想の音を追求するということは、どうしてもサイズ面で制約が生まれてしまうのです。しかしそこに一切の妥協を許さなかったのがブルガリでした。
なんとこの隙間を使って音をダイヤル側に逃がして反響させることで、薄型ケースでありながら音色にも妥協しない画期的なミニッツリピーターが完成したのです。美と技の融合にこだわるブルガリらしい一本です。
Brand02
Ulysse Nardin[ユリス・ナルダン]
目には見えない音を華やかに演出する
音は空気の振動なので、目で見ることはできない。しかしユリス・ナルダンは、古典技法を使って美しい音色を演出してしまいました。
驚くべき超複雑機構
つまり古式ゆかしい機構であり、“時計文化の奥深さ”を表現しているのです。その特色を強く意識しているのが、ユリス・ナルダンの『ジャズ ミニッツリピーター』。
ミニッツリピーター同様に時計業界における古典機構であるオートマタ(からくり時計)を利用しており、サイドのスライダーを操作すると、時刻を表す音に合わせて4名のジャズマンたちも動く仕組み。古典的な複雑機構を使って、目と耳の両方を楽しませてくれるのです。
Brand03
Breguet[ブレゲ]
ミニッツリピーターを次の時代へと進化させる
先に音色を決め、それに合わせて時計を開発するという先進的アプローチにより、限りなく透明感のある響きをもったリピーターが実現しました。
古典機構にハイテク技術を取り入れた
『ブレゲ トラディション ミニッツリピーター トゥールビヨン 7087』は、理想の音を奏でるためにゴングの形状を変更。さらにハンマーを下から上へと垂直移動させて、強く効果的にゴングを鳴らすことができるようにしました。光が溢れる現代社会においては、“音で時刻を知る”という機能は不要です。
しかし、その不要で余剰な行為を楽しむのが文化というもの。どんどんスピードを増していく現代社会において、ミニッツリピーター機構が奏でる音に耳を傾けるというひと時は、特別な価値をもつことでしょう。