Richard Mille [リシャール・ミル]
秀でた独創性と革新性が他の追随を許さない
今年も最先端素材の使用や驚異的な超複雑機構などの革新性と独創性は健在。また、認定中古の販売を開始し、ブランドのステイタスをよりいっそう高く強固にした。
ワールドタイマーの第2弾モデル
RM 63-01 ワールドタイマー/1740万円
一昨年に発表された初のワールドタイマーからトゥールビヨンを省いた第2弾。回転ベゼルで時針とインナーリングを操作する新機構を搭載し、12時位置の都市の時刻を表示する。24時間表示リングも備えるなど実用性抜群だ。自動巻き、Tiケース(47㎜)、ラバーストラップ。発売中/リシャール・ミル(リシャールミルジャパン)
ジャパンブルーリュウズの日本限定モデル
RM 029 ジャパン・ブルー/1400万円(予価)
ほどよいサイズ感が人気の「RM 029」の日本限定モデルの第3弾。極薄のカーボンファイバーシートを45度ずらし重ねて焼き固めたNTPTカーボンは超軽量で超高硬度。独特の模様も魅力だ。自動巻き、NTPTカーボンケース(48×39.7㎜)、ラバーストラップ。日本限定50本。今夏発売予定/リシャール・ミル(リシャールミルジャパン)
ナショナルカラーのホワイト&レッド
RM 030 ジャパン・レッド/1650万円(予価)
大振りのケースと独特の機構が魅力の「RM 030」の日本限定第2弾。ATZセラミックスケースとベゼルは超高硬度で秀でた耐傷性。それをマット仕上げにした技術も素晴らしい。自動巻き、ATZホワイトセラミックスケース(50×42.7㎜)、ラバーストラップ。日本限定50本。今夏発売予定/リシャール・ミル(リシャールミルジャパン)
Audemars Piguet [オーデマ ピゲ]
時計好き待望のイエローゴールドケースが復活
ラグジュアリースポーツのパイオニアである「ロイヤル オーク」の魅力的な新作が多数登場。わけてもイエローゴールドの復活はファンにとって素晴らしい朗報となった。
イエローゴールドが久々復活
ロイヤル オーク・クロノグラフ/565万円
「ロイヤル オーク」は時計界で初めて高級時計にスチールケースを使用したラグジュアリースポーツの始祖。その後、イエローゴールドケースがさらに人気を高めた。そのイエローゴールドが復活。ブルーダイヤルとの色合わせも美しい。自動巻き、18KYGケース(41㎜)×ブレスレット。発売中/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン)
「ちょい小振り」として洒脱に付けこなせる
ロイヤル オーク・クォーツ/170万円(予価)
33㎜径ケースにクオーツ式ムーブメントを搭載したレディスコレクションにもイエローゴールドが復活。これはステンレススチールとピンクゴールドのバイカラーが洒脱。「ちょい小振り」として男性にも大オススメだ。クオーツ、SS×18KPGケース(33㎜)×ブレスレット。12月発売予定/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン)
ダイバーズ初のクロノグラフモデル
ロイヤル オーク オフショア・ダイバー・クロノグラフ/280万円
「ロイヤル オーク オフショア・ダイバー」の初のクロノグラフ。300mの高防水性能を備えたクロノグラフはブランド初。色合わせされたダイヤルとラバーストラップが特徴でイエローとオレンジとブルーの3色がある。自動巻き、SSケース(42㎜)、ラバーストラップ。300m防水。発売中/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン)
IWC [アイ・ダブリュー・シー]
今年のイヤーモデルは「パイロット・ウォッチ」
毎年、ひとつのコレクションをリニューアルするIWCは、「パイロット・ウォッチ」を一新。インデックスの「6」「9」の復活など、オリジナルに回帰した好作が揃った。
名作「マーク 11」を彷彿とさせる新作
パイロット・ウォッチ・オートマティック 36/49万円
英国空軍のために1948年に開発、30年以上も愛用されたパイロット・ウォッチの歴史的名作「マーク 11」とほぼ同じ小型ケースが魅力(オリジナルは35㎜径)。ダイヤルの「6」「9」や12時のバーの復活もオリジナルを彷彿とさせる“レトロな感じ”な一本だ。自動巻き、SSケース(36㎜)、アリゲーターストラップ。発売中/IWC
ブラック×カーキのカラーリングが格好いい
パイロット・ウォッチ・マーク 18 “トップガン・ミラマー”/65万5000円
「マーク 11」から始まった「マーク」シリーズが6代目の「マーク 18」に進化しました。これはその「トップガン・ミラマー」モデル。分を記した独特のダイヤルが精悍。マットブラックのケースにグレーのダイヤルとストラップの色合わせも格好いい。自動巻き、セラミックケース(41㎜)、カーフストラップ。発売中/IWC
精確な操作のできるワールドタイマー
パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー・クロノグラフ/144万円(予価)
都市名の記された回転ベゼルを回すことで時針と24時間針と、さらに日付を操作できるワールドタイマー。自社製のクロノグラフも併載している。回転ベゼルは押すとロックの外れるスプリング式の新機構で扱いやすく誤操作を起こしにくい設計に。自動巻き、SSケース(45㎜)、サントーニ製カーフストラップ。10月発売予定/IWC
文/福田 豊
2016年8月号より抜粋