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2016.01.07

これからマスターピースとなる一本って?〜Vol.1〜

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マスターピース。すなわち、傑作、名作、代表作は一朝一夕には生まれない。歴史、伝統、文化を集積し多くの人に愛され、ようやく到達できるのです。時代が変わってもゆるぎない価値がある時計はなんだかんだいっても、手に入れるべきなのです。

そもそも時計のマスターピースってなんだろう?

地味ではなくて滋味その佇まいに惚れ込む

ここ数年、先端素材を使った、インパクト強めの時計が誌面を賑わせていますが、一方でマスターピースと呼ばれる定番モデルも、好調な売れ行きだとか。

いまや時計は複数所有して、TPOに合わせて使い分けるモノ。豪華なフレンチのあとに正統な日本料理が食べたくなるように、どこかほっとする“見慣れた顔”も欲しくなるのです。

マスターピースと呼ばれるモデルは、まずは「時代の先駆者」であること。さらに、その存在が認められ、「多くのフォロワーを生み出している」こと、そして「スタイルを守り続けている」ことが重要。

どこかで見たことがあるという既視感は、高評価の裏返しであり、歴史と伝統という滋味深さをじっくりと楽しむモノなのです。

Patek Philippe [パテック フィリップ]

カラトラバ Ref.5196/247万円

腕時計とは、かくあるべし!/1932年に登場したカラトラバは、カラトラバ騎士団から名称を引用。立体感のある植字インデックスとシャープなドーフィン針が、シンプルさのなかに知的な雰囲気を醸します。手巻き、18KWGケース(37㎜)、アリゲーターストラップ/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
腕時計とは、かくあるべし!/1932年に登場したカラトラバは、カラトラバ騎士団から名称を引用。立体感のある植字インデックスとシャープなドーフィン針が、シンプルさのなかに知的な雰囲気を醸します。手巻き、18KWGケース(37㎜)、アリゲーターストラップ/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)

Jaeger-LeCoultre [ジャガー・ルクルト]

レベルソ・クラシック/59万円

モダンデザインの萌芽/1931年に完成した、反転ケースをもつ角型ウォッチ。その当時流行していた、贅沢で優美で機能的な“アール・デコ”というデザイン様式を取り入れており、先端にいくほど細くなるラグやレイルウェイ模様は、当時から守られるスタイルです。手巻き、SSケース(38.5×23.05㎜)、アリゲーターストラップ/ジャガー・ルクルト
モダンデザインの萌芽/1931年に完成した、反転ケースをもつ角型ウォッチ。その当時流行していた、贅沢で優美で機能的な“アール・デコ”というデザイン様式を取り入れており、先端にいくほど細くなるラグやレイルウェイ模様は、当時から守られるスタイルです。手巻き、SSケース(38.5×23.05㎜)、アリゲーターストラップ/ジャガー・ルクルト

Audemars Piguet [オーデマ ピゲ]

ロイヤル オーク・オートマティック/180万円

価値観をひっくり返した/1972年に初代モデルが登場。高級時計ながらあえてタフなステンレススチール素材を使用し、スポーティウォッチの世界にラグジュアリーという新しい指標を取り入れた。8角形ベゼルとビスは、英国艦船ロイヤルオークの舷窓をイメージ。自動巻き、SSケース(41㎜)×ブレスレット/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン)
価値観をひっくり返した/1972年に初代モデルが登場。高級時計ながらあえてタフなステンレススチール素材を使用し、スポーティウォッチの世界にラグジュアリーという新しい指標を取り入れた。8角形ベゼルとビスは、英国艦船ロイヤルオークの舷窓をイメージ。自動巻き、SSケース(41㎜)×ブレスレット/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン)

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ファッションから紐解くマスターピースとは

ファッションから紐解くマスターピースとは

圧倒的なクオリティと長き歴史が名作を育む

そもそも、ファッションのジャンルにおいて傑作や名品と呼ばれるものは数多くあります。上に紹介しているジョンロブの『ウィリアム』然り、リーバイスRの『501R』然り。

それらは圧倒的なクオリティをもとに長きにわたって普遍的な魅力を放ち続けた結果、マスターピースとなりえた存在。そう、マスターピースとなるためには、ただ品質が素晴らしいというだけではなく、長い時間をかけて人々に愛される、という条件も必要不可欠なのです。

これが鉄板のマスターピース

あるジャンルにおける代表、といっても過言ではないほどの存在感と、圧倒的なクオリティ。そして長い歴史のなかで人々に愛される普遍性を備えてこそ、鉄板のマスターピースと言えるのです。

John Lobb [ジョン ロブ]

ウィリアム/18万円

稀代の洒落者の足元を飾った/ダブルモンクの名作。洒落者として知られたウィンザー公からオーダーを受け、同ブランドの二代目当主であったウィリアム・ロブ氏が制作を手がけたという逸話をもつ一足です。/ジョン ロブ(ジョン ロブ ジャパン)
稀代の洒落者の足元を飾った/ダブルモンクの名作。洒落者として知られたウィンザー公からオーダーを受け、同ブランドの二代目当主であったウィリアム・ロブ氏が制作を手がけたという逸話をもつ一足です。/ジョン ロブ(ジョン ロブ ジャパン)

Levi’s® [リーバイス]

501®/2万8500円

  デニムの王道といえばこちら/ファッションだけでなく、様々なカルチャーシーンを賑わせてきた501®。なかでも古着市場で人気の高い、通称『66』モデルを忠実に再現したのがこちら。/リーバイス ヴィンテージ クロージング(ドレステリア神南本店)
デニムの王道といえばこちら/ファッションだけでなく、様々なカルチャーシーンを賑わせてきた501®。なかでも古着市場で人気の高い、通称『66』モデルを忠実に再現したのがこちら。/リーバイス ヴィンテージ クロージング(ドレステリア神南本店)

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で、新時代のマスターピースってこういうこと

では、最新のアイテムのなかにはマスターピースは存在しないのか?というと、それを全否定はできません。なぜなら、上質で、普遍的な魅力を備えていて、かつこれから人々に長く愛される可能性を秘めたアイテムは存在するから。

ゆえにここでは、鉄板のマスターピースと、次世代にマスターピースとなりえるアイテムとの違いを、ファッション目線で紐解きます。

で、新時代のマスターピースってこういうこと

ここでいう新時代のマスターピースとは、クオリティの高さや普遍性はもちろんのこと。これから時間をかけて人々に愛される可能性を秘めたアイテム、ということなのです。

Boglioli [ボリオリ]

ニュードーヴァー/8万8000円

アイコンJKがさらに進化しました/大ヒット作『ドーヴァー』が2014AWより『ニュードーヴァー』として進化。着心地を向上させるとともに、ラペル幅を広げクラシックかつエレガントな表情にしたことで、普遍性が増しました。/ボリオリ(ボリオリ 東京店)

John Smedley [ジョン スメドレー]

S3797/2万9000円

細部の変更によりより愛され上手に/ニットの殿堂も、ベーシックなクルーネックをアップデイト。従来に比べ着丈と袖丈を短くし、首周りの詰まりを解消することで、より着やすい作りに進化させたのです。/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)
細部の変更によりより愛され上手に/ニットの殿堂も、ベーシックなクルーネックをアップデイト。従来に比べ着丈と袖丈を短くし、首周りの詰まりを解消することで、より着やすい作りに進化させたのです。/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)
写真/鈴木泰之(鈴木泰之写真事務所)
スタイリング/四方章敬(CODE)
文/篠田哲生

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