2015.12.03
いま気になる時計は "ハイテク"な感じ〜Vol.1〜
素材や製法で軽やかさやスポーティ感を演出するハイテク系のファッションアイテムが人気の昨今、そんな気分が時計選びにも伝播しています。時計業界で"ハイテク"と言えば"素材"と"機構"。約2世紀前に完成したとされる時計機構ですがテクノロジーの力によって、新たな進化が始まります。
進化が止まらないハイテク素材
ハイテクな感じは素材か機構で醸しましょう
まずきっかけとなったのが“素材”。アクセサリーとしての見栄えを高めるために大型化しはじめた時計に対して、少しでも装着感を向上させるために、チタンやカーボン、セラミックなどの軽くて頑強な素材が続々と導入されるようになったのです。
次いで“機構”でも、ハイテク技術が取り入れられるようになります。
コンピューターを使って設計を行うCADシステムの導入や工作機械の進化によって、今までは実現不可能だった機構がどんどん実現化していきました。快適さを高めデザインを広げるハイテク素材と、技術の限界に挑むハイテク機構は、どちらも流れる時間を楽しもうという遊び心に満ちています。
Audemars Piguet[オーデマ ピゲ]
ロイヤル オーク コンセプト・ラップタイマーミハエル シューマッハ/2730万円
Richard Mille[リシャール・ミル]
RM 011/1740万円
Omega[オメガ]
スピードマスター "ダークサイド・オブ・ザ・ムーン"/116万円
Zenith[ゼニス]
エル・プリメロ ナイトヴィジョン/130万円
スタイリング/吉野 誠
ヘアメイク/北村 達彦 文/篠田 哲夫
2015年12月号より抜粋