• TOP
  • WATCHES
  • 通が悶絶する、“超絶”でヤバイ腕時計はこの3モデル

2020.07.01

通が悶絶する、“超絶”でヤバイ腕時計はこの3モデル

腕時計の最前線で活躍するジャーナリスト3人が、今年の新作からイチオシモデルを勝手にリコメンド。今回は、さまざまな超絶技巧を盛り込んだ超複雑系から3本を選びました。

CREDIT :

文/広田雅将(『クロノス日本版』編集長)、福田 豊(時計ライター)、鈴木裕之(フリーライター)

テーマ無きことが今年テーマと言われるほどに、多様化が一気に進んだ高級腕時計業界。

数多くの魅力的な時計に埋もれて時計迷子にならないように、時計専門誌、ファッション誌、ライフスタイル誌でそれぞれ活躍する時計ジャーナリスト3人がオススメモデルをチョイス。

今回は、超絶技巧の限りをつくした“超複雑系”を勝手にリコメンドします!

広田雅将が選んだオススメは……

ブレゲ「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」

「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」自動巻き、18Kローズゴールドケース(43.9mm)×ブラウンアリゲーターストラップ、100m防水。2328万円/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)
▲「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」自動巻き、18Kローズゴールドケース(43.9mm)×ブラウンアリゲーターストラップ、100m防水。2328万円/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)
昔の船乗りには欠かせない存在だったマリンクロノメーター。それをほぼ完全に再現したのが本作です。マリンクロノメーターの絶対条件だった正確さに加えて、船の位置を測るために必要な真太陽時も表示するだけでなく、真太陽時は永久カレンダーに連動しています。

そのため、この時計さえあれば、経度をかなり正確に測ることが可能です。もちろん、この時計をマリンクロノメーターとして使う人はいないでしょうが、きちんと使えるのはさすがブレゲ。

今年のモデルは18Kローズゴールドケースになって、いっそう豪奢になっています。クルマに例えるなら、メルセデスのゲレンデワーゲン。ステイタスシンボルでもありながら、実はかなり使える時計なのです。
PAGE 2

福田 豊が選んだオススメは……

ヴァシュロン・コンスタンタン「“ラ・ミュージック・デュ・タン” レ・キャビノティエ・
グランド・コンプリケーション・スプリットセコンド・クロノグラフ ― テンポ」

ヴァシュロン・コンスタンタンの特別工房であるレ・キャビノティエ部門による世界限定1本の特別モデルで、「La Musique du Temps(ラ・ミュージック・デュ・タン)」=「時の音楽」がテーマ。24の複雑機構搭載という、ヴァシュロン・コンスタンタンがこれまでに制作した中で最も複雑な腕時計で、裏面にもダイアルを備えたダブルフェイスであるのが大きな特徴。

表のダイアルにスプリットセコンドクロノグラフと永久カレンダーを装備。裏のダイアルに均時差、日の出・日の入り、ムーンフェイズなどの天文機能を装備。さらに、トゥールビヨンとミニッツリピーターも搭載と、本当に複雑で超絶技巧が満載の素晴らしい超大作です。
PAGE 3

鈴木裕之が選んだオススメは……

ピアジェ「アルティプラノ アルティメート コンセプト」

ピアジェ=薄型時計というイメージを定着させたCal.9P。それとまったく同じ厚さ2mmで、腕時計をまるごと構築してしまおうという試みが、2018年発表のコンセプトモデル。地板とケースに加えてベゼルまで一体化したコバルト合金製の完全一体型フレームが、まさか本当に市販されるとは! 

製品化に向けて内部構造の一部を改め、場所によっては(内側に向かって)厚みを増しているのもピアジェらしい配慮。極限までパーツの厚さを削り取るピアジェの薄型ムーブメントは、驚くほどの繊細さと精密さを持っている反面で、頑丈さにも十分な配慮が払われていることはあまり知られていないようです。

ただ薄いだけではなく、薄くても頑丈なところがピアジェの超絶技巧です。 
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
ピアジェ コンタクトセンター 0120-73-1874
ブレゲ ブティック銀座 03-6254-7211

● 広田雅将(ひろた・まさゆき) 
1974年生まれ、大阪出身。時計専門誌『クロノス日本版』編集長。サラリーマンを経て2004年からフリーのジャーナリストとして活躍し、2016年より現職。関連誌含め連載を多数抱える。また、一般・時計メーカー・販売店向けなど、幅広い層に対して講演も行う。
高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]

● 福田 豊(ふくだ・ゆたか)
ライター、編集者。『LEON』『MADURO』『ENGINE』『クロノス日本版』などの雑誌やwebで、ファッション、時計、クルマ、旅など、男のライフスタイル全般について執筆。webマガジン『FORZA STYLE』にて時計連載や動画出演多数。ロックTシャツの紹介をインスタグラムでやってます。
Instagram/@fukuda1959

● 鈴木裕之(すずき・ひろゆき)
1972年生まれ、東京都出身。フリーライター。時計専門誌『クロノス日本版』や『GQ』などで執筆。時計業界歴19年。共著に『ALL ABOUT RICHARD MILLE リシャール・ミルが凄すぎる理由62』(幻冬舎)がある。

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        通が悶絶する、“超絶”でヤバイ腕時計はこの3モデル | メンズウォッチ(腕時計) | LEON レオン オフィシャルWebサイト