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2023.02.13

ベル&ロスの人気ラグスポ時計がさらに進化! 「BR-X5」の魅力を語る

フランス・パリで生まれた時計ブランドとして、1994年の誕生以来、スイス時計とはまったく違うテイストのスポーティウォッチを展開してきたベル&ロス。その最新モデル「BR-X5」の魅力とは? 来日したツートップに語っていただきました。

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文/渋谷康人 編集/岸澤美希(LEON.JP)

“時代が求める腕時計”として生まれた「BR-X5」

ベル&ロスの人気ラグスポ時計がさらに進化! 「BR-X5」の魅力を語る「BR-X5」自動巻き、SSケース(41mm)×ブレスレット。100m防水。99万円/ベル&ロス(ベル&ロス 銀座ブティック)
ブランド初のラグスポ時計として2019年に発売され、即座に世界中で大人気となったBR 05コレクション。

それに続く新コレクションBR-X5のお披露目のため、ブランドの設立以来トップを務める、CEOのカルロス=アントニオ・ロシロさんとクリエイティブ・ディレクターのブルーノ・ベラミッシュさんが来日しました。

より洗練されたスタイル、テイストにはどんな思いが込められているのか? また、ブランドが目指すさらなる高みとは? ふたりは“腕時計の今”を考えたと語ります。
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「腕に付けるジュエリーとしての魅力も考えました」

▲ 左から、CEOのカルロス=アントニオ・ロシロさん、共同創業者・クリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュさん。
▲ 左から、共同創業者兼CEOのカルロス=アントニオ・ロシロさん、共同創業者兼クリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュさん。
── ベル&ロスといえば、航空計器にインスパイアされた機能美とプロフェッショナルも納得のスペックを併せ持つ時計として知られますが、2019年には都会的な要素を加えたBR 05をリリースしましたね。今回の新作BR-X5はどのような考えで企画・開発されたモデルでしょうか?

ブルーノ・ベラミッシュさん(以下、ブルーノ) インストゥルメントコレクションは、航空計器であるコックピットクロックのシンプルな機能美を腕時計にできないか、という発想で生まれた時計でした。BR 05はその機能美に、都市の生活で使うという前提で洗練を加えたものです。

新作のBR-X5はこのコンセプトをさらに一歩先に進めた、BR 05コレクションの最上級モデルとしてデザインしました。今、時計は時を知る道具だけではなく、ジュエリーのような「身に付けるアクセサリー」になっています。ですから、BR-X5はジュエリーのような華やかさ、上質さを大切にしています。

カルロス=アントニオ・ロシロさん(以下、カルロス) 前作のBR 05は時代が求める「ラグジュアリーでスポーティな時計」として、私たちが期待していた以上の高い評価を世界からいただきました。新作のBR-X5もそれと変わらぬ、いや、それ以上の高い評価をいただいています。さらに新しいファン、中でも女性の方にも目を向けてもらえるのではと期待しています。
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ムーブメントもケース構造も一新!

▲ マルチレイヤー構造のケース。細分化されたひとつひとつのパーツは磨きも上質。ビス止めで一体化する。注目はサイドまで贅肉を削ぎ落としたミドルケース。
▲ マルチレイヤー構造のケース。細分化されたひとつひとつのパーツは磨きも上質。ビス止めで一体化する。注目はサイドまで贅肉を削ぎ落としたミドルケース。
── BR-X5の具体的な魅力を聞かせてください。

ブルーノ 最大の特徴は、より高精度なムーブメントや、さらにラグジュアリーになったケースや文字盤のデザインとカラーです。自動巻きムーブメントは、スイス時計界が注目する専門メーカー「ケニッシ社」が専用に開発したCal.BR-CAL 323を搭載しました。つまり、洗練されたケースに洗練されたムーブメントを組み合わせたのです。

このムーブメントは、ブランドとしては初めてスイスクロノメーター検定協会(C.O.S.C)の厳しい精度テストをクリアしたもので、約70時間というロングパワーリザーブを備えています。このムーブメントの一新で、品質保証期間も従来の2年間から5年間と2倍以上に延長しました。
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「コロナ後の新たなビジネスの可能性が見えた」

── 新型コロナ禍で久々の来日となり、「やっと来日することができてうれしい」と語るふたりは、人と人が直接会うことがいかに贅沢で豊かなことかを再確認したそう。一方で、デジタル技術による人とのコミュニケーションの新たな可能性を感じているとも語ります。

カルロス パンデミック以前はすべてがフィジカルでしたが、現在ではフィジカルとデジタル体験が同時に起こりえるようになりました。例えば、海外滞在中でも家族とデジタルでやり取りをすることができます。いわば、一度にいろんなところにいるような体験も可能なわけです。

そんなデジタル技術の活用によって、顧客やこれから購入を考えている方々との直接的なコミュニケーションもできるようになりました。この進化には大きな可能性を感じています。

ブルーノ そうですね。まだ準備の段階ですが、デジタルツールを使って、新たなブランドイメージの発信やコミュニケーション、さらに、さまざまな人をつないでのクリエーションができるかもしれません。
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「ひと目でベル&ロスとわかる、世代を超えて愛される腕時計を」

▲ 左から、CEOのカルロス=アントニオ・ロシロさん、共同創業者・クリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュさん。
── BR-X5はベル&ロスのデザインコードをさらに進化させたものとして魅力的ですが、ふたりの話を伺うと、今後のブランドの進展もとても楽しみです。どのようにお考えでしょうか?

ブルーノ 今後、ジュエリーに通じるラグジュアリーな魅力を腕時計に求める人は、さらに増えていくと思います。その期待に応えならがも、私たちベル&ロスが何よりも大事にしてきたこと、つまりは、機能から生まれる美しさ、機能に裏打ちされた魅力をもつデザインの時計を作って行きたいと考えています。

カルロス 機能性と洗練さを融合させたベル&ロスの時計は、他のどの時計ブランドとも違う独自の世界を築いてきました。それは、「これはベル&ロスの時計だ」と一目でわかる個性です。

この独自性はこれからも変える気はありませんし、今後も追求していきます。そして、さらに魅力的な、何世代にも渡って愛される時計を作りたい。これが私たちふたりの今後の抱負です。
▲ 左から、CEOのカルロス=アントニオ・ロシロさん、共同創業者・クリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュさん。

カルロス=アントニオ・ロシロ(左)

1965年生。フランス・パリ出身。ベル&ロス 共同創業者兼CEO。パリのHEC(Ecole des Hautes Etudes Commerciales))を卒業後、アメリカのコンサルティング会社Strategic Planning Associates にて戦略アドバイバーとしてキャリアをスタート。学生時代からの友人のブルーノ・ベラミッシュと長年温めてきた夢を実現するため、1994年にベル&ロスの共同創業者兼CEOとなる。

ブルーノ・ベラミッシュさん(右)

1965年生。フランス・パリ出身。パリの国立デザイン工業大学(Ecole Nationale Supérieure de Création Industrielle)に1985年から1990年まで在籍。修了テーマは、自らの時計ブランドの設立。卒業後、論理から実践へと移行し、時計ブランドを設立しました。1994年、「形は機能がつくる」というモットーを掲げる Bell & Rossを創業。

※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ 

ベル&ロス 銀座ブティック 03-6264-3989

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