2022.12.22
高感度をアピールできる、「アートな時計」はコレ!
近年では腕時計にアート作品を掛け合わせた、まさに「アートな時計」が登場しています。一見して、他の時計との差別化が図れるのはもちろんのこと、高感度な女性の心も惹きつけるはず。身に付けることで、インスピレーションも湧き上がること請け合いです。
- CREDIT :
文/長谷川 剛(TRS)
アートと歴史への造詣の深さを伝える、知的な「アート時計」

現在では、そんな腕時計に本物のアート作品を掛け合わせるブランドが続々と登場中。腕時計のアートな側面の、新たな楽しみ方が広がってきています。
アート作品を取り入れたモデルは、一見して他の時計との差別化が図れますし、そのヒストリーを語るだけでもあなたの知性が伝わります。アートやカルチャー感度の高い女性の心も惹きつけ、「それってもしかして……」と自然な会話のきっかけにも。さらに、そのアートが手仕事で施されていると分かれば、彼女もアートな時計のプレシャスな価値に納得してくれるはず。
アートな時計にまつわるトークで盛り上がったら、ふたりで関する美術館巡りなんてのもとってもお洒落。単に、時計を所有することを超えた満足感が得られることを保証いたします。
◆ ヴァシュロン・コンスタンタン
勝利の女神が美と運をもたらします

今季は、ルーヴル美術館とのコラボにより、所蔵品を緻密に盤上に再現した4モデルが発表されました。本モデルはそのうちの一本。ヘレニズム期の大理石彫刻「サモトラケのニケ」を豊かな立体感で表現し、翼の克明さは息を飲む仕上りです。
針を持たず4枚のディスクにて時・分・曜日・日付を表示するスタイルも実にスマート。じっくり文字盤上のアートが楽しめる粋な仕上りです。
◆ タサキ
圧倒的なインパクトで魅せる“洒落”コウベ時計

ファインアートとプロダクトデザインという2つの分野で活躍するスイスのデザイナー、フィオナ・クルーガー氏とのコラボウォッチであり、マザーオブパールを文字盤全面に使用することでタサキらしさも溢れるルックスに。
ドクロの眼に時計機構のルビーがのぞく配置など、計算された遊び心もポイントです。
◆ ロジェ・デュブイ
日本人アーティストが仕掛ける妖艶な「モアレ」効果

空山氏はロジェ・デュブイの緻密な設計技術と触れ合い、ストッキングがもたらすモアレ効果を時計装飾にもち込むという大胆な発想を提案。
マイクロローターに刻んだ微細なエングレービングと固定されたフリンジサファイヤによって生まれるモアレ効果は、まさにメカニカルなセクシーさ。時計を超えた新たな美がみごとに表現されているのです。

空山 基氏とのコラボレーションにより誕生
空山 基氏は「セクシーロボット」をはじめとしたアート作品をはじめ、ソニーのエンターテイメントロボット「AIBO(アイボ)」のコンセプトデザインを手掛けるなど、多岐にわたって活躍する現代アーティスト。
モアレ効果を盛り込んだマイクロローターや、フルポリッシュのチタンケース&ブレスレットなど、「セクシーであること」を追求する氏のこだわりが詰め込まれたモデルとなりました。
◆ ジャガー・ルクルト
グラン・フー・エナメルで浮世絵をリアルに再現

通な見どころとなるのは、北斎作品の特徴であるブルーとイエローの鮮やかな色出しに加え、紙に刷ったオリジナル作品を思わせる微妙なニュアンスと独特なぼかし効果の巧みに再現した点。
800°での焼成を12~15回繰り返すなど、のべ70時間以上の作業にて堂々完成した職人渾身のアートピースなのです。

ウラもオモテも語りドコロ満載!
ケースを反転させた文字盤は、深いグリーンが渋い魅力を放ちます。地板の菱形パターンは、1世紀前の旋盤を使用して手作業で刻まれたもの。その加工は600回に及び、さらに上から半透明のグラン・フー・エナメルを6層重ねて仕上げられているのだとか。
ウラもオモテも卓越したクラフトマンシップが存分に発揮されたアートピースです。
■ お問い合わせ
ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
ジャガー・ルクルト 0120-79-1833
タサキ 0120-111-446
ロジェ・デュブイ 03-4461-8040