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2019.12.13

「割り勘計算」や「ウェブ閲覧」使ってますか?

アップルウォッチの「知らないと損する」新機能

スマートウォッチというと、どうしてもヘルスケア製品のイメージが強いが、Apple Watchは、それ以外の用途にも幅広く利用できる。iPhoneにはない機能を備えたアプリもあり、まさに「知らないと損する」ことにもなりかねない。ここではApple Watchをもっと便利に活用するための技を3つ紹介していきたい。

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文/石野 純也(ケータイジャーナリスト) 

記事提供/東洋経済ONLINE
Apple Watchをもっと便利に活用できる新機能を紹介(筆者撮影)
シリーズを重ねるごとに、Apple Watchは販売数を伸ばしてきた。スマートウォッチの分野では断トツのシェア1位を誇り、アップルのウェアラブル・アクセサリー部門の売り上げを牽引している。9月には時計の常時表示が可能なApple Watch Series 5が発売され、その人気をさらに高めている。

最新のwatchOS 6では、計算機やボイスレコーダーにも対応。App Storeにも直接アクセス可能になり、iPhoneがない場面での出番が、さらに増えている。

スマートウォッチというと、どうしてもヘルスケア製品のイメージが強いが、代を重ねるごとに機能が強化されてきたApple Watchは、それ以外の用途にも幅広く利用できる。iPhoneにはない機能を備えているアプリもあり、watchOS 6から搭載された「計算機」は、その1つだ。

また、Safariこそ搭載していないが、ブラウジングも可能なため、会議中などにサッと情報を確認することもできる。そこで今回は、Apple Watchをもっと便利に活用するための技を3つ紹介していきたい。
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1. 「計算機」はiPhoneアプリ以上の実力だ

9月に配信が始まったwatchOS 6には、多数の新機能が盛り込まれている。標準アプリの数も増え、iPhoneではおなじみの計算機やボイスレコーダーにも対応した。これまでも、サードパーティのアプリを追加すれば同様のことはできたが、試行錯誤してアプリを追加する必要がなくなったのはうれしいポイント。iPhoneアプリとユーザーインターフェースも近く、すぐに使いこなすことができる。

なかでも計算機は利用シーンを考え、iPhoneとは機能自体を変えているところが心にくい。iPhoneの場合、本体を横に倒すと簡易的な電卓から関数電卓に切り替わるが、ディスプレーサイズの小さなApple Watchでは、その機能は省かれている。代わりに搭載されているのが、チップ計算と割り勘計算だ。

チップの計算は日本ではあまり必要ないかもしれないが、海外、とくにアメリカでは必須の機能。出張や旅行の際に、この計算を手首にあるApple Watchだけで済ませてしまえるのは、非常にスマートだ。チップ込みの金額を、人数で均等に割ることもできる。

チップ計算の仕方は、次のとおり。計算機を立ち上げたら、まず画面を強く押し込んでみよう。すると、「チップ計算」と「パーセント」という選択肢が表示される。ここでは「チップ計算」をタップすればいい。

チップのパーセンテージと、割り勘する人数を変更できる(筆者撮影)

すると、計算機の「9」の上にあるキーが「TIP」に切り替わる。あとは総額を入力して、この「TIP」ボタンをタップすればよい。チップのパーセンテージは、側面のデジタルクラウンを回して変更できる。その下の人数も同様に、デジタルクラウンで変更可能だ。

例えば、2人で120ドル、18%のチップを割り勘するときは、120と入力したあと、「TIP」ボタンを押し、チップのパーセンテージを18%に指定、人数を2に増やせばよい。暗算ではなかなか難しいが、Apple Watchだと計算は一瞬。合計141.6ドル、チップ込みで1人当たり70.8ドルという数値を、すぐに算出してくれる。

残念ながら、チップのパーセンテージは0%にできないため、日本ではあまり出番がないかもしれないが、本体価格を入力した後、チップを消費税に見立てて10%に指定し、割り勘したい人数を指定するという使い方はできる。単純な割り算のため、あえてTIP機能を使わなくても計算は可能だが、人数の増減による金額の違いをサッと確認したいときには便利だ。
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2. Apple Watchでウェブを見る方法

Apple Watchはブラウジングをサポートしているものの、iPhoneやiPadのように、Safariがアプリとして存在しない。ブラウジングは、あくまでメールなどに記載されたリンクを確認するためのもの。会議中や会食中など、iPhoneを堂々と取り出しにくい場面でも、Apple Watchであれば、すきを見てサイトをチェックすることはできる。

サイトの中身を読み込むのは難しいが、ニュースサイトの見出しやランキングをチェックして、トレンドを把握するといった使い方は可能。

タイトルや見出し程度であれば、Apple Watchでも十分確認できる(筆者撮影)

Safariがないとはいえ、メールやiMessageのリンクを読み込むことは可能だ。ブックマークに登録してあるサイトをリスト化して、メールやiMessageで自分に送っておけば、必要なサイトだけはすぐに開くことができる。
実際、東洋経済オンラインを開いてみたが、iPhoneに近いレイアウトで表示され、腕を机に置いた状態でも、記事のタイトルは読むことができた。リンクもタップできるため、今、どんな記事が人気なのかも、手元で確認できる。

さすがにそこまでやる人はいないかもしれないが、音声入力を使えば文字入力も可能。東洋経済オンラインで筆者名を検索し、過去の連載を表示することができた。Apple WatchはeSIMを内蔵しており、契約していれば、単体で通話やデータ通信を行える。

そのため、あらかじめグーグルへのリンクをメールやメッセージとして送っておけば、Apple Watchだけ装着して外出したときにも、最低限検索だけは利用できる。メールやSNSと距離を置くため、休日にApple Watchだけで外出するようなときや、うっかりiPhoneを忘れてしまったときにも、グーグルへのリンクを張ったメールがあれば安心だ。

ただし、そのままにしていると、ブックマークリストを記載したメールやメッセージが埋もれてしまうため、一工夫が必要になる。フラグをつけて管理するのは、その1つ。届いたメールを開いた状態で画面を強く押し込み、フラグをつけておけば、後からそのメールだけを確認しやすくなる。

メールに専用のフォルダ(Gmailの場合ラベル)を作っておき、そこに移動させてすぐに表示できるようにする方法もある。いざというときに役立つため、最低限のサイトはまとめておきたい。
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3. 映画館でのほか会議中も使える「シアターモード」

Apple Watchは腕を上げるだけでディスプレーが点灯してしまうため、映画館では「シアターモード」を活用したい。iPhoneにはない機能のため見逃されているかもしれないが、シアターモードは、画面下をスワイプして現れるコントロールセンターにあるボタンから設定できる。人の顔が2つ重なったボタンをタップすると、このモードに切り替わる。

人の顔が2つ重なったオレンジ色のボタンをタップすると、シアターモードに切り替わる(筆者撮影)

シアターモード中は、腕を上げてもディスプレーが点灯しなくなる。ディスプレーをタップするか、デジタルクラウンを押すと点灯する仕様だ。意図せず腕を上げてしまって、ディスプレーがこうこうと周りを照らしてしまうのを防ぐことができる。とはいえ、時計が表示されていないと、時刻もわからない。

このような時は、デジタルクラウンを上に回すと、少しずつディスプレーを明るくしていくことが可能だ。1回転させると、周囲には気づかれない程度のわずかな明るさになる(Series 2以降の場合)。これだと遠目では時間もわからないほどだが、目に近づければ、文字盤に何が書かれているのかを見ることはできる。シアターモードをオフにしたいときは、同様にコントロールセンターのボタンをタップすればいい。

シアターモードという名称ではあるが、映画館以外でもこのモードは活用できる。会議中など、あまりディスプレーを点灯させるのがふさわしくないときも、シアターモードにしておくといいだろう。子どもを寝かしつける時なども、ディスプレーが意図せず点灯しないほうがいい。活躍するシーンは、シアターだけにとどまらないことは覚えておこう。
当記事は「東洋経済ONLINE」の提供記事です

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